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願いの★ピノ2 =中編=

2009/06/10
皆様、おはようございます水曜日ですね。

月のモノが襲来していて痛いハラを抱えております。
こんな時心行くまで寝れたらと思わずにはいられません。
金曜日辺りにきてくれるとかっていう気がきいたらいいのに
いきなり月曜日からとか、どんな修行だソレと思います(苦笑)

新婚さんの堂上家だったら、手を伸ばしてきた堂上さんに郁ちゃんが赤くなりながら
【ごめんなさい。今日からしばらくダメなんです】

なんて。
恥じらう奥さんも可愛くて堂上さんはそうかと言いながらも具合悪くないかと労わってくれるといい。

ちなみに、一週間の間で浮気されちゃったらいやと思った郁ちゃんが大人の階段を
上ろうとするストーリーまで考えてしまいました(笑)

あたし頑張りますからっ。と宣言する郁ちゃんに堂上さんはどうするのかなーウヒヒと(笑)


私の脳も月に一回、妄想のドロドロを排出しないとこのままだと
妄想人間 タネに変身してしまふかもしれません(遠い目)

闇に紛れて 生きる 私は妄想人間~ タネ!

なんて超古いネタを引っ張り出しても解る人って何人くらいいるのだろうか(笑)


さて本日はピノの続きですね!!


堂郁 恋人前 年齢フリー テーマ:願いの★ピノ、その後







堂上が時計を確認しながら何かを探しているが、繋がれた手はそのままだ。

「教官?」
「思ったよりも時間がかかったから、上映時間に間に合わない。次の回は14時だからそれまでメシにするかと思ってな」
「上映?」
映画?と思いながら問い返すと堂上は意味ありげに笑っただけでここでも行き先は答えてくれなかった。


昼食は、手軽に済ませたいという堂上の希望もあってファーストフードで済ませる事になった。
ここでも各自ランチを買いましょうという郁の提案は却下され、席を取っておくようにと命令を受けた。

食べたい物を言わなければ勝手にセレクトだと言われれば、食べたいものを述べない訳にはいかない。
かといって混雑しかけている店内だ。

席を取っておかなければ、注文を終えた後には座る所がないなんていう惨事も起こりえる。
郁はしぶしぶ空いている二人掛けの席を陣取って堂上を待った。

その間に、堂上に支払う予定の代金を多めに用意する。
さすがにそう何度もごちそうになる訳にはいかない。

一瞬のスキが勝負だ。

丁度堂上が座ったらその瞬間に、堂上のトレイにお金を置けばいい。
タイミングは一瞬――。


来たっ!


心の中で掛け声と共に準備を整える。
「待たせたな」
「いえ、全然」

堂上が郁の方に先にトレイを置き、その後自分の分を机に置いて座った。
その瞬間を逃さず郁は右手に握りしめたお金を堂上のトレイに素早くおいて手をひっこめた。

ここまでは予定通り。

が、なんでも予定通りにいかないのが現実である。
思い切り手を引いた拍子に自分のトレイに置かれていたお茶をひっくり返した。
「ギャァ!」

幸い中身はアイスティでヤケドの心配はない。
ないけれど、見事に膝付近に机から零れ落ちたアイスティが染みを作る。
「何やってんだ。アホウ」
「だって!!」
「いいから、立て。これで軽く叩け」

堂上にハンカチを渡されて慌ててそれでシミになった場所を叩いていると
騒ぎを聞きつけた店員が、雑巾を持って来てくれた。

「大丈夫ですか?お客様」
「あ、はい。大丈夫。全然大丈夫ですっ」

恥ずかしさで穴があったら入りたい。
どうしてこうなんだろうと泣きそうになっていると綺麗に床やテーブルを綺麗に拭った堂上が
雑巾を店員に返しに行く背中を眺めながら郁は俯いた。

「ったくお前は。ちょっと落ち着け」
「――すみません」
「金の事なんて気にしなくていい。今日は」
「でもっ。本当にピノ1個くらいでこんなにごちそうされたら……」

冷たいアイスティで濡れたスカートに薄茶の染み。
頑張って折角お洒落したのに。
まだ二回くらいしか袖を通していないとって置きだったのに。

それよりも何よりも、堂上の前でこんな格好は恥ずかしい。
きっと一緒に歩けば堂上だって恥ずかしいはずだ。

郁がぎゅっとスカートを握りしめたまま立っていると堂上に座る様に促された。
立っていると人目を引いてしまう事もあって黙って席に着くと堂上が空になってしまった
郁のドリンクカップを自分の手元に引き寄せる。
そして、自分のドリンクカップから半分を郁のカップに入れて蓋を閉め直した。

「教官?」
「飲み物なけりゃ食べづらいだろ。量が少ないのは我慢しろ」

もうひとつ買ってくれば済む事なのに、あえて自分のを分けてくれた堂上の真意はなんだろう。
一口飲み込んだのは郁がこぼしてしまったのと同じアイスティだった。

「折角お前が、何とかして渡そうとしたんだ。この金は受け取っておく。ありがとうな」
「だって、それあたしの分だけですよ?」
「今日は全部俺が出すつもりで連れて来たんだ。だからそれも付き合いだと思って大人しく付き合ってくれ」
「じゃあ、後で。アイスごちそうします」

どの程度なら堂上が受け取ってくれるのかを測りかねて、またアイス。

あたしなんでこんなに脳細胞ちっさいの?!

でも他に思い浮かばなかったのだから仕方ない。
堂上はといえば、じゃあ上映が終わったらごちそうになるかと笑いながらハンバーガーにかぶりついた。





ハンバーガーでの昼食を終えて、堂上が向かった先はサンシャインだった。
郁でも知っている有名なビルである。

ここで映画でも観るのかな?

そう思いながら色とりどりの洋服が飾られたウィンドウの前をいくつか通りすぎる。
アイスティでついてしまったシミは少しは薄くなったとはいえ明らかにシミと解る程度に
スカートに残ってしまった。


恥ずかしくて思わずそこをバッグで隠すようにして歩いていると、ほんの少し前を歩いていた堂上が
溜息と共に振り返る。
「笠原、どうした?」
「い、いえ――なんでも」
「シミが気になるのか」
「……う。はい」

誤魔化しても仕方がない。
雑踏の中ではさほど気にならなかったけれど、お洒落な人がたくさんいて
綺麗な服がたくさん並んでいる中を歩いていれば嫌でも気になってしまう。

「教官。こんな女の子と一緒じゃ恥ずかしいですよね――」
「別に気にせん」
「さっきからチラチラ見られてるし。今日はやっぱりもう、」

帰りますという言葉を出す前に突然、手首を掴まれて堂上の側に引き寄せられた。
「帰りますとか言うなよ。どこがいいか調べ回ったんだからんな」
「でも――」
「こうやってくっついて歩いてればシミが目立たんだろう」

確かに堂上の言う通り、これだけ堂上にくっついていれば丁度右側にあるシミは
堂上の身体に隠れてしまい、ぱっと見は解らない。

でも、これって別の意味で恥ずかしいような?!

「ほら、行くぞ。次の回にも間に合わなくなる」

そう言って堂上は全く構わずに歩き出す。
しっかりと引き寄せられているので、郁も足を進めるしかない。
ほぼ引っ張られる状態で辿りついたのはプラネタリウムだった。






狙った通りに行かず失敗する郁ちゃんでした!

堂上さんはそんな郁ちゃんに服でも買ってやるかと言いたいところだけど
そこはグッと押さえる訳ですよ。
郁ちゃんは絶対恐縮しちゃうから(笑)

ファーストフードであれだけなら服なんて買ってやったら、どなるかと思っているかも★
いつかは堂々と買ってやれる立場になりたいもんだなんてストレートに思っているかどうかは
解りませんが、少なくともまたくっつくチャンスだけは手に入れた堂上さん。

これこそ。けがの功名だなと思っているといい。
でも郁ちゃんにとっては、どうなのかな(苦笑)

とっておきがシミになったらさぞかしショックだろうし。
シミが抜けるとよいですなーというわけで行き先はプラネタリウム、でした!!

もう十何年も行ってない――。

彼氏と行きたいものです(オイ)
07:00 図書館SS(堂郁)

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