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寄贈品:ツバメ

2009/06/07
皆様おはようございます。

旦那は出勤してしまったので今日は一日フリーダム。
肉の日までキャンセルして家籠りです(オイ)

昨日久しぶりに結構大波系な頭痛が来まして。
飲みましたよ、病院で処方してもらった『レルパックス』なんかだんだん血の気が引いていく感じが
すごくこわかったー。
貧血になる時ってこうやって血が引いてく感じがするんだろうなーと思いました。
といってもしばらく放置しておけばスウっと直りましたが。

今朝起きてもまだ少し頭イタイ?
追加で飲むのがもったいなくて我慢したから??
それとも実は片頭痛じゃない?ハテハテ――。



さて、そんなイロイロを吹き飛ばす可愛くてほのぼのイラスト届きました。

hiromama様ありがとうございます~。

一言置いて言って頂けたら、hiromama様にお伝えいたしますので
お時間ありましたらよろしくお願いします★


堂郁 年齢フリー 恋人前 テーマ:ツバメ★







中庭の巡回中、突然郁が小走りで走り出した。

「おい! 笠原!!」
「教官!! なんか鳴き声が」

郁がしゃがみこんだのは、掃除道具などがしまわれている小さな小屋の茂み。
近づくとピーピーと甲高い鳴き声が聞こえていた。
その声からツバメだろうと言う事がすぐに解る。

見上げれば案の定軒下にツバメの巣。
その中では大きな口を開けて親を呼ぶ雛たちの姿。

「あ、やっぱり」
「どした」
「雛が一匹落ちちゃってます」

立ちあがった郁の掌なのかではピーピーと元気よく鳴くツバメの雛。
恐らく巣から落下したのだろうが下に茂った雑草達がクッションの役目を果たしたのか
見た所、傷もなく元気そうだ。

「無事みたいだな」
「ですね?」
「早く戻してやらんと食いっぱぐれちまうか」
「確か、中に梯子があるんでちょっと取ってきます」

早速と駆け出そうとした肩を軽く叩いて止めると、郁が驚いたように振り返った。

「ちょっと待て、お前雛を抱えてたら梯子が出せないだろ」

サラリとそう突っ込むと郁が、ああと驚いた顔の後、何かをねだる様に堂上を見つめてきた。
そういう目をするなと言った所で郁に男の機微を説明するのは難しい。

堂上は待ってろといい置いて小屋の扉へ手をかけた。
せいぜい掃除道具くらいしか入っていない小屋はそう頻繁に使われる場所ではないのでほこりっぽい。

堂上は梯子が梯子を持って外に出ると、郁が今か今かと待ち構えていた。
丁度ツバメの巣の左横辺りにかけてやる。

「ありがとうございます。教官。じゃあ親が戻ってくる前にちゃちゃっと戻しますね!」

そう言うなり梯子に足をかけた郁に、「そうだな」と頷ける訳がない。
今日は警備の担当で、つまりいつものパンツスーツではなく制服のキュロットを郁は見につけているのだ。
梯子は下で押さえていなければ、下手すればずれて倒れてしまう様な代物で、必然的にどちらが支えなければならない。

「待て!俺が戻すからお前は下で支えてろ」
「え?!なんでですか?」
「お前に女らしくしろなどという、無理難題を吹っ掛けるつもりは毛頭ないが、状況的に問題があるだろう」

そこまで言えば解るかと思ったが、郁は不思議そうな顔のまま堂上を見つめ返してきた。
堂上は小さなため息をついて、何がマズイかという事を補足しなければならない状態だ。

「つまり、お前は今日は制服でキュロットだろうが」
「スカートじゃないし。下にスパッツ履いてるから万一見えても大丈夫ですけど」

さも、全く問題ない様な事を言い出す郁に堂上は思わずゴツンとげんこつを落とした。
いくらスパッツは下着ではないとはいえ、それが衣服の中に隠れてしまっているのであれば
見えているのがパンツだろうがスパッツだろうが男には関係ないというものだ。

「アホウ!!スパッツだったら見えてもいいとか軽々しく口にするな」
「え?だってスパッツですよ?運動の時だったらスパッツとかでするときもあるんだし」

ケロっと答えている郁のさも、大した事がない様な言い方にしつこくダメだと言い続ければ
何故か不思議な事にこちらがいやらしい目で見ている気がしてくるから堪らない。

こうなれば見なければいいだけの事。

「解った、さっさと戻せ。そろそろ戻ってくるぞ」
「はーい。じゃあ教官済みませんが押さえてて下さい」

右手に雛を、左手で梯子を掴むと郁はひょいひょいと身軽に梯子を上って行くのを横目で確認し
堂上は視線を右側に向け、あえて上を見たりしないよう努めた。


ツバメ
※クリックで原寸大



途端、堂上を非難するかのごとくツバメの雛達の鳴き声が大きくなった。
何事かと思った所で、上を見れば当然今頃、巣の近くまで登っている郁のキュロットの中身が丸見えになる。

グッっと視線を固定していると、コツンと頭に何かの衝撃が来た。

「なんだ?!」
「あちゃー、雛泥棒と思われたかも?」
「何事だ笠原」

そう尋ねる間にも再びコツンとした衝撃が堂上の頭をかすめた。
思わず反射で視線を動かして

後悔した。

衝撃の正体はツバメの親。
どうやら堂上たちが雛泥棒だと思ったのだろう。
堂上に向けて再び突進してきている。

そして、当然のことながら雛を巣に返し終えた郁が慌てて降りてきている所である。
目の前には制服のキュロットとそこからチラリと見える黒色のスパッツが大画面だ。


思わず声を上げそうになって、堪えた。

ここで声を上げたら男として最悪だ。
慌てて視線を反らそうとした瞬間、ツバメの親が今度は郁を攻撃し出した。


「ギャ。まってまってー違うから!!」
「おい、暴れるな笠原。落ち着いて降りろ」
「わっわわわわわわ!!!」


目の前まであと数段という所まで来ていた郁の身体が目の前で揺れた。

それは信じられない勢いで堂上の顔面めがけて降ってきた。
そう、落ちてきたと言うよりも降ってきた。

「バカッ!!」


受け止めようとして堂上は両手を広げた、が

角度的に無理があった。


「わわーーーーーっ」
「っ!!!」



結果的には、受け止めた。

腕ではなくて、顔で――



受け身は取った。だから、恐らく身体に異常はないが堂上の顔にどっさりと乗った重みは間違いなく郁のキュロットとスパッツが包み込んでいるものだ……。


「教官っ!大丈夫ですか?!」
「っ……。んん」

どけ、と言ったつもりだったが口がふさがれていて上手く声が出せない。
唇から洩れた空気がくすぐったかったのか郁がとんでもない悲鳴と共に立ち上がった。

「ひゃあ!!!やだっ」
「助けてやったのに変態行為をされた様な声を出すなっ!」

「す、すみません」
「暴れるなと言っただろうが!!!」
「だって、ツバメのお母さんがすごく怒ってたから慌てちゃって」


堂上が立ち上がろうとすると、郁が顔を真っ赤にして手を差しだしてきた。
その目尻にうっすらと涙が滲んでいるのは気のせいだろうか。

「ったく、何のサービスするつもりかと思ったわ!」
「サ、サービスって!!!そんなつもりじゃ全然ないですからっ」
「当たり前だ、アホウ」

郁の顔が益々赤く染まる。

別にスパッツなんて見えてもいいと言った所で、流石に男の顔に尻を押し付けたとなれば
普通は恥ずかしいだろう。

堂上として多少痛くはあったが役得と言えば役得だ。

「まあ、いい。ツバメも無事みたいだしな」


見上げれば、親が持ってきた虫を雛達に与えている所だった。


ピーピーと甲高く鳴いて、エサにありついていたのは先ほど郁が救出したばかりの雛だ。
あの様子であれば恐らく大丈夫だろう。

郁も安心した様子でツバメを眺めている。

「ほら、とっとと業務に戻るぞ。梯子戻してこい」
「ハイ!!」

堂上の一言で郁は軽い敬礼の後、梯子を持って小屋の中へ走って行った。





fin.






というわけでツバメの雛を戻す郁ちゃんをなんて目にあわせたのか私のSSと怒られそうですが
いやー攻撃された思わず落ちるかなー。
落ちたら堂上さんのお顔にダーーーーイブ。

堂上さんは夢にまでみちゃうかもしれませんね(微笑)

おっとこれは堂上さんの修行シリーズではなくほのぼのシリーズなのでお間違いなく。
二人でそんなことをしているのを建物から皆一部始終見ているといい(笑)

hiromama様可愛らしいイラストありがとうございました~~~。
07:00 寄贈品

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