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寄贈品:花見風呂

2009/05/11
皆様おはようございます~~~~。

もう月曜日が!!眠って目覚めるともう朝だった――。
恐怖の月曜日が!!今週は五回もあるよ?!
ドウシヨウーと涙がチョロリ。

でも頑張らなければなりませんね。
エイエイオーと自分で気合。

ちなみに先日かった一口名作を食べていたら口の中に刺さって血豆二個できた。
口の中に血豆ができたのは初めてです!!!!!

土曜日にできて日曜日に消えた。
つまり、たべちゃった???(ドキドキ)


さて、本日は寄贈品。
hiromama様から頂きましたよー。
先日のしっぽ様のイルカちゃんの花見風呂から、今度は堂郁の花見風呂です。
教官余裕すぎでしょう!!!と突っ込みたくなる一品です。


一言頂けたらhiromama様にお伝えさせていただきますので
よろしければお願いいたします~~~~~~。


ではではどうぞ!




突然の温泉旅行。
驚きつつも、こんなチャンスは滅多にない。

出がけの柴崎の意味ありげな笑みが多少心に引っ掛かりつつも
無事に到着した温泉旅館は話に聞いていたよりもずっと立派で、いつもならはしゃいでしまう郁も
思わず静かにしたくなるくらいの趣があった。

いらっしゃいませと出迎えてくれた和装の女性に堂上が慣れた仕草で「お世話になります」と挨拶を返すのを見て
郁も慌てて頭を下げた。

家族で何度か、こういった温泉旅館に宿泊したこともあるが大人になってからはあまりそういう機会がなかった。
案内された部屋は、確かに古くはあるが掃除が行きとどいていて窓から、桜の木がたくさん見える。
部屋係の女性が退室してから、郁は思い切り窓を開けた。


「凄い、川沿いが桜並木なんですね」
「あとで散歩してみるか」
「いいんですか?!」
「別にいいぞ。散歩くらい」

可笑しそうに笑う堂上もいつもより楽しげなのはこの突然の旅行を楽しんでいるからだろうか。
荷物を部屋の隅に寄せて、部屋係の女性が淹れてくれたお茶と置いてあったお菓子で一息ついた所で
旅館の案内パンフレットが郁の目にとまった。

「教官!桜の見える貸切露天風呂があるみたいです」
「安心しろ、宿の予約する時にそっちも予約してある」

シレっとそんな事言う堂上は何やら出がけに見た柴崎と同じような笑みを浮かべていた。
「教官。温泉好きなですね?」
「なんだ、藪から棒に」
「凄く嬉しそうだから」
「そりゃあ、嬉しいが、別に温泉だけじゃないぞ。お前と露天風呂に一緒に入れるなんて滅多にないからな」

そうかーと郁が納得しかけた所で堂上の一言が頭の隅にひっかっかった。

『お前と露天風呂に一緒』

一緒に……

「ええ?!」
「なんだ!でかい声を出すんじゃない」
「だ、だ、だって!お風呂。一緒にって!!」
「ここの風呂は人気だから、予約時間は各部屋1時間なんだよ。交代じゃ時間が足りないだろうが」

確かに堂上30分、郁30分ではあまりに味気ない。
それにしても……。

「別に嫌なら俺が一人で入ってくるからお前は大浴場に行ってきたらいい。大浴場もいい風呂みたいだぞ」
「ううう。ズルイですっ」
「俺と一緒か、大浴場か検討しておけ」

可笑しそうに肩を揺らす堂上を見て、柴崎の笑みの意味が解った。
恐らく柴崎はここの温泉の事を知っていたのだ。


                         ***


桜並木を散歩して、食事を終えればついに風呂タイムだ。

堂上はさっさと露天風呂に行く支度を整えて座り込んでいる郁を見下ろしている。
「さて、俺は露天風呂で花見風呂するが、お前はどうする?」
「教官――意地が悪い」
「そうか?無理やり連れて行かない所に優しがあるだろうが」
「うううううう」
「ちなみに湯船にタオルは禁止だからな」

ザックリとクギを差されて郁は真っ赤に顔を染めた。
貸し切りの露天風呂など滅多に入れるものではない。

郁も真っ赤になりつつ入浴の支度を整えると、満足気な堂上に続いて露天風呂へと急いだ。


「先に入ってるからな。鍵は内鍵しかないんだから、勝手に出ていくなよ」
「う――解ってますっ」

郁が視線を逸らしている内にさっさと風呂の方に消えていった堂上を見送った後
思い切って郁も衣服を脱ぎ捨てた。
いくら湯船がタオル厳禁でも素っ裸で湯船まで歩いていく度胸はない。

タオルで身体を隠しながらそっと覗くと、既に堂上が気持ち良さそうに露天風呂を堪能しているのが見えた。

花見風呂★
※クリックで原寸大!




「いつまでもそんな所にいると時間がなくなるぞ」
「い、今行きます!!」

もうこうなればヤケだ。

郁は転ばないように気をつけながら湯船に急いだ。
「教官、ちょっとだけ目をつぶっていて下さい」
「なんだ。別にどうせ開けるなら同じだろう」
「お、女心です!!!」
「ったく。仕方ないな――」


笑いながらも目を閉じてくれた隙に郁はタオルを濡れない様岩場に置いて掛け湯をしてから
堂上の横に滑り込んだ。

散った桜の浮かぶ湯

目の前で枝垂れる桜

桜の向こうに見える山

紺碧の空に浮かんだ半月


その完成された風景のに見惚れていると、郁の肩を抱き寄せる腕があった。

それは言わずと知れた堂上の腕で、少しだけ躊躇った後郁は身体の力を抜いて堂上に身体を預けた。

「綺麗だな」
「はい。絵葉書みたいですよね」
「これで酒があればな」
「もうー。教官それじゃあっという間におじさんの宴会じゃないですか」
「いい年だから。それは仕方ない」
おじさんは嫌かと笑う堂上に郁は小さく頭を左右に振った。

「教官おじさんにはまだ早いですよ」
「そうか?ならいいがな」


二人でただ、静かに桜と月を見上げる穏やかな時間。



「いつか、また来たいな」
「そうですね。また教官と二人で来たい」
「いつかは人数が増えるかもしれんが」
「五人家族じゃ、この湯船だと狭すぎますね」

郁の言葉に堂上が目を丸くしてから笑った。
「お前、なんでまた五人」
「あたし、三人兄がいるから子供は三人くらいは欲しいです」

軽い冗談のつもりだった。
堂上が絶句する所をみて冗談ですと言うつもりだった。

けれど郁の予想に反して堂上は小さな笑みを浮かべる。
「そりゃしっかり励まないと駄目だな」
「へ?」
「今夜はまず予行演習するか」
「は、はいいぃ?」

ちょっと待ってと郁が言う前に、待ったなしと言われてしまえば
もうエサを貰う鯉のごとく口をパクパクするしかない。

そんな郁をそっちのけで堂上は視線を空に浮かぶ月へと戻す。

「お前と二人もいいが、家族なら楽しいだろうな」


月を見上げる堂上の横顔は酷く穏やかで、この人はこんな顔もするのだと改めて知る。

自然と堂上との未来を思い描く事ができる。

それが嬉しくて、幸せで、郁は思い切り堂上に抱きついた。

「郁っ!危ないだろうが」
「嬉しいです。教官、幸せです」
「お前の気持ちは解ったが、今は一度離れろ。場所が悪い」

バツの悪そうな堂上の顔。

郁は太ももに当たった固い感触に気づいて慌てて堂上から離れた。

「そういうのは、時と場所を選べと自分で言ったんだろうがお前は」
「ぜ、全然そういうつもりじゃなくてっ。ごめんなさいっ!」
「謝る事じゃないが、もう少し男の機微ってのを理解してもらいたいもんだ」


可笑しそうに笑う堂上の脇で、岩の上に置かれた防水の腕時計が時間を知らせた。

「もう時間か。早いもんだ」
「もうですか?」
「この後着替えなけりゃならないからな」


あと1分だけと郁はもう一度だけ視線を桜と月に移した。




fin.








と言う訳で、元々はしっぽ様のイルカちゃんたちの花見風呂からの作品と言う事で
お話もなんちゃってその後風に仕上げてあります。


恥ずかしがる郁ちゃんが可愛くて、ひょうひょうとしている堂上さんに笑ってしまいました。
絶対、嫌なら入らなくてもいいんだぞと堂上さんは言ったに違いない!!!と
何やら最後しんみりまったりしておりますが、メインイラストで!!!

本当に可愛らしい二人すぎです。hiromama様ありがとうございます!
07:00 寄贈品

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