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奥多摩チン事

2008/05/13
おはようございます~。

たくさんの拍手有難うございます!m(__)m
とても嬉しいです。恥ずかしいくらいです。

本日は、ちょっと趣向を変えてSSSといった所です。
ちょっとオイッって思う方は思うぷちシモネタ傾向なんで苦手な方はスルーでお願いします。



堂郁 恋人期間 年齢フリー

奥多摩でこんなことあったりしないのかな的な話。被害者 堂上です。






段々と暑さが厳しくなってきた7月末
堂上班は他班と合同の2週間の奥多摩訓練に参加していた。


「笠原、いきま~す」

本日の最終科目リペリング訓練だ。
スルスルと華麗にリペリングを終えた郁を手塚が何とも言えない表情で見ている。

「何よ、手塚」
「いや、お前ほんとリペリングだけは一流だよな・・」
「だけって何よ!だけって!」
「他になにかあるのか?得意なもの」
「うっ・・・・それは・・・」

二人の様子を見ていた小牧が笑いながら堂上に話しかける。

「しかし面白いもんだよね。手塚の苦手な事が笠原さんは得意なんて」
「逆もだがな。手塚の得意科目はほぼ笠原の不得意科目だ」

「あっ!ひどい!!教官たちまで!!」
「いや・・。本当のことだろう。それは」

と手塚は冷静に突っ込みをいれ、それを聞いてまた小牧が噴出した。


「煩い。笠原。現実、そんなモンだろうが。せめて射撃はもう少し精進しろ」
「うーーーー。ハイ・・・。」

郁は悔しそうに堂上を睨み、膨れたがそれは以前の様に険のあるものではない。


「よしっ。今日はここまでだ!宿舎に戻って夕食・風呂・自由時間だ」

と玄田の声が響き、訓練終了となった。

お疲れ様でした!と挨拶が響き、各々宿舎に向かって歩き出す。

郁はトトトと嬉しそうに堂上に近寄り話しかけた。

「堂上教官」
「なんだ?」
「夕飯一緒してもいいですか?」
「お前は小学生か。飯ぐらい一人で食えんのか」
「別に一人で食べれますけど!どうせ一緒の食堂なんだからいーじゃないですか」
「一緒の食堂なんだから、別に待ち合わせて食わなくても一緒だろうが」
「そーなんですけどー。食堂に行くタインミングとかあるじゃないですか」

その会話を後ろを歩きながら聞いていた小牧がククっと笑いながらフォローを入れた。

「笠原さん。二人付き合ってることが隊内公認の今、一緒にゴハンなんてからかわれる種って思わない?」

そういわれて、郁はハッっと今更気づいたかの様にそうかーとうなだれた。

その様子に小牧の笑いがますます大きくなる。
「ほんといつも思うけど、笠原さんて時々抱きしめたくなるくらい可愛いよね」
「えっ!?えっ!?」

何いってるんですか?!と赤くなる郁に堂上が不機嫌な顔で社交辞令に決まってるだろ!と突っ込みを入れた。


「さて、班長。提案なんだけど、どうしたら笠原さんの射撃的中立が上がるか夕飯食べながら
 ディスカッションしようかと思うんだけど。どうかな?」
「・・・・・・。好きにしろ」
「じゃあ、まあそういうコトだから、堂上班は一九○○(ヒトキュウマルマル)食堂集合」


ディスカッションしても当たらないと思いますが・・とは言えず、手塚は神妙に頷いた。


***

夕食は堂上班で済ませたが、結局、郁の射撃的中率については
腕立てして筋力でも増やせという身も蓋もないような結論で終わった。


それでも、郁としては堂上と一緒に夕食がとれたので大満足であった。
あー小牧教官、有難うございますと心の中で礼を述べた。

夕食の後は自由時間とお風呂の時間。
奥多摩宿舎には風呂は1つしかないので、郁の為に男女の時間が定められている。

女子は郁一人なので大きな風呂に一人でゆったり入れるので
奥多摩訓練の楽しみの一つになってる。


今日も、一人風呂を堪能し、自販機でジュースを飲んでから部屋へと戻った。
郁に割り当てられている部屋は、廊下の一番角の部屋だ。
使用する部屋が少ない時は男子部屋から最も遠い所が郁の部屋に設定される。
壁が薄いので隣に聞こえる音を気にしなくてもいいのが嬉しい。

「今日、あっついなぁ。お風呂長く入りすぎたかなぁ」

郁は風呂場から移動中に来ていたジャージを脱いで椅子にかけた。
いつも寮で着ているタンクトップとショートパンツだ。

「はぁ~涼しい。やっぱりこの季節に長いジャージはきついよねぇ」

本当は堂上と少し話しをしたりしたいが、男子部屋は密集しているので部屋には行きにくい。
しかし、共有のスペースでも結局は同じ事だ。

ベットに転がり、ぼんやりと天井を見つめた。



***

風呂上り、堂上が缶ビールを買いに自販機スペースに行くと
見慣れたタオルがイスに置き忘れてあった。

それはクマだかタヌキだか解らないキャラクターが刺繍されている。
男でこんなタオルを使う隊員はいない。
そして、これを風呂上りに首からぶら下げている郁を何度か見かけた事がある。

どうやら、郁が風呂上りにここに立ち寄って忘れていったらしい。

「仕方ない奴だな」

堂上は忘れてあるタオルを手に取ると、郁に割り当てられている部屋に向かった。



郁の部屋のドアをノックするとはーいと中から返事があった。

「俺だ」
「え?教官?」

ドアが勢いよく開き、郁が飛び出してきた。

その勢いと郁の格好に堂上が目を剥いた。

「ゆっくり開けろ!危ないだろうが!あと、何だその格好は!!!」
「あ、すみません。って格好?」
「アホか!貴様は!!男しかいない宿舎でなんていう格好してるんだ!」
「?別に普通のタンクトップとショートパンツじゃないですか」

いつ他の隊員が通るか解らない状況で押し問答は頂けないと、堂上は郁を部屋に押し込みドアを閉めた。

「教官?」
「あのなぁ。ここは女子寮じゃないんだ。男だらけの場所で手やら足やら不必要に出すな」
「えっと。でも部屋には誰も来ないし」
「まさか、風呂場からここまでその格好できたんじゃないだろうな?!」
「それは、一応ジャージはいてましたけど」
「上は?」
「このままです」

堂上は額に手を当て大仰にため息をつくと、郁の頭を叱る強さで小突いた。

「タンクトップじゃなく半そでを着ろ。部屋でもジャージを穿け!」
「別にいいじゃないですか・・」
「よくない!」
「上官命令ですか?」
と不機嫌そうに聞き返した郁に、堂上は横を向いて応えた。

「彼氏としてのお願いだ。解ったか!」

当然上官命令だ!と来ると思っていたので、その回答は予想外であった。
上官命令と言われたら、横暴だと噛み付こうと思っていた気持ちが一気に削がれ
郁は顔を赤くしてコクンと素直に頷いた。

その様子に、堂上は満足そうに郁の頭をクシャクシャと撫でると
本来の目的であったタオルを渡した。

「アレ?これどうしたんですか?」
「自販機コーナーに忘れてたぞ」
「あー。ジュース買った時かな。有難うございます。でもよく私って解りましたね?」
「そんなタオル使う男がいるか」
「あっそっかー。なるほど。流石堂上教官」
「それじゃあな。着替えろよ!」と言い残して堂上が部屋を出ようとしたので

郁は慌てて堂上のシャツを掴んだ。

「どうした?」
「えっと。折角きたんだし。もう少しお話しませんか?」
「アホ」
「なんで、アホなんですかぁ?!」
「俺たちは付き合ってるんだ。いくら自由時間とはいえ、密室に長時間二人でいるわけにはいかん。 一応訓練中だしな」

ともっともらしい事を言われ、郁はがっかりしたように堂上から手を離した。

「俺だってもっと一緒にいたいし、話したいけどな。他の隊員は皆我慢している期間だ。
 俺たちだけ、同じ班だからといって公私混同はできないだろ。解かれ。」

ハイと郁はしおらしく頷いた。
堂上はもう一度郁の頭をクシャクシャと撫でると、じゃあなと言って部屋を後にした。



***

堂上は郁の部屋を出て、ビールを買い忘れた事を思い出し、再度自販機コーナーへと向かった。

丁度、風呂上りが多い時間帯なので何人かの隊員とすれ違ったが
皆が皆、何故か堂上をチラリとみて、やるなとか流石堂上などと訳の解らない声をかけていく。
首を傾げながら、自販機コーナーにたどり着くと小牧がビールを買っている所だった。

小牧は堂上の顔を見るなり噴出した。

「なんなんだ?!ヒトの顔見るなり。失礼な奴だな」
「いや・・・ブククク・・・・・・」
小牧は何故か最大級の上戸に入っている。
何を笑っているのかと聞こうとした丁度その時、玄田が通りかかった。

「おう!堂上」
「隊長。お疲れ様です」
「もう済んだのか?」
「?何がですか?」
「あんまり早いと笠原に逃げられるぞ!」と豪快に笑った。


その言葉に小牧は最大級の上戸が炸裂した。
通りすがる隊員も笑いをかみ殺して通り過ぎる。

「意味が解りません。何のことですか?」

堂上は眉間に皺を寄せ不機嫌に玄田に切り替えした。
そこで、何とか上戸を抑えた小牧が笑いながら堂上に問いかけた。

「堂上・・・笠原さんの部屋・・行った?」
「?行ってきたが?」
「何しに行ったの?」
「アイツが、そこのイスにタオルを忘れてたから届けた」
「クク・・そうなんだ?でも、部屋の中に入ったんでしょ?」
「・・・・・。それが何だ?」
「タオル渡すだけなら入らなくてもいいじゃない」
「それは!アイツがアホな格好しているから、人目を気にしただけだ」

玄田はガハハハハと笑うと
「別に隠さなくてもいいんだぞ!一応自由時間だ」

別に隠し事なんてありませんと言おうとした瞬間

「ヤルのは構わんが、訓練に支障を出すなよ。あと壁薄いからあんまり鳴かせるな!耳に毒だ!」



玄田の一言で皆の視線と笑いの意味が理解できた。


堂上は真っ赤になり大声で怒鳴った。

「ヤッってません!!!!!!」

「あーもうだめだ。おかしい!堂上。お前が笠原さん部屋に押し込んだの見てたヤツがいるんだよ。
 そいつが・・・・お前が笠原さん夜這いしてるって・・・・あ、ダメだ。ハライテーーー!」

ククククククと腹を抱えてしゃがみこんだ。

「するか!アホ!!!!!」

堂上の怒声が宿舎内に響き渡った。



***


堂上の必死の怒声も空しく

その夜中にその偽武勇伝は奥多摩宿舎の隅々に行き渡り
翌日には武蔵野に残るタスクフォース全隊員に広がった。


当然、奥多摩堂上夜這い事件という前例のない珍事は
タスクフォースの語り草となり
堂上には郁の前では呼ばれる事のない二つ名がついた。


「ヤリ珍堂上」







すみません、シモネタです。
下品ですか?すみません。
でも、思いついたら書かずにはいられなかったので。
かるぅーく流してってください(笑)


こういうのもOKヨという方は、拍手してってやってくださいね~。
拍手みながら、傾向を検討しますので(苦笑)







07:26 図書館SS(堂郁)

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