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寄贈品:イルカたちのホワイトデー

2009/03/12
おはようございます!
木曜日ですね★

本日はちょこっとだけフライングで素敵なホワイトデーネタをお届けします。
しっぽ様の素敵なイルカたちが大活躍!!!

しっぽ様ありがとうございます!!


一言置いて行って下さればしっぽ様にお伝えさせていただきますので是非に♪

可愛い可愛いイルカちゃんたちと素晴らしいホワイトデーギフト!
御覧下さいませ♪





バレンタインデーに郁に貰ったイルカ型のチョコレート。
そして、お前はいくつだと突っ込まずにはいられない様な写真に
思わず頬が緩んだのは先月の事だ。

バレンタインの後にはホワイトデーと言うお返しの機会がある訳で
通常恋人へのお返しというのはそれなりに高価な品だったりする事が多い。

しかし――

「ちょっと、堂上」
「なんだ」
「なんだって、愛想ないな」
「お前と飲むのに愛想がいるとは知らなかったな」

うっかり甘い想像などしていたのを悟られぬよう、平静を装って堂上はビールを傾けた。
今はすっかり一般的になったインターネットでお返しに人気の品を調べていた所に
突然押し掛けてきたのは友人兼同僚の小牧で、それもいつもの事である。

「ねえ、堂上。ホワイトデー何にするか決めた?」

内心を読まれたのかという絶妙なタイミングでの言葉に思わず咽そうになると
小牧が「何をそんなに動揺してるんだか」と含みある笑みを浮かべる。

どうせ察しがついているだろうに、こうやって知らぬふりをするのはこの友人の嫌な所だ。

「まだ決めてない」
「あ、そうなんだ。笠原さんだったらなんでも喜んでくれそうだよね」
「そっちこそだろ。お前からならあの子は何でもうれしいんじゃないか?」

嫌味返しのつもりだったのに臆面もなく「まあ、そうなんだけど喜ばせたいじゃない」などと
シレッと返してくる小牧にこの手の攻撃の効果がないのは知れた事なのについやってしまう自分は
どれだけだと堂上は眉間に皺を寄せた。

「やっぱりアクセサリ類が嬉しいのかな」
「人それぞれだろう」

そう人それぞれだ。
あまりに高価なものを返せば郁は受け取るのを嫌がる可能性もある。
だからこそ悩む。
奮発すればいいというものではないのは、郁と付き合ってきて良く分かった。

一度さほど値段がするわけでもないネックレスを贈ったら酷く困惑していた。
『貰う』という行為に慣れないのは、郁の美点でもあり好ましい部分でもある。
けれど『年上の彼氏』という立場になるといささか困る事でもあるのだ。

「指輪はあげちゃたしね。やっぱり可愛い小物とかネックレスとかかな」
「お前ならその辺りはしっかり押さえてるんじゃないのか?」
「そりゃ多少は。それでもやっぱり可愛い彼女に贈るものだから情報収集は最大限に」

マメな小牧と違って堂上の持つ情報は少ない。
散々悩んだ末に見つけたのはとあるオーダーメイドの店だ。

「俺の持ってる情報なんて大したもんじゃない事くらいはお見通しだろうが。嫌味な奴だな」
「うわっ。余裕ないね。堂上結構手堅いくせに」
「単に奇をてらったもんを選ぶセンスがないだけの話だろうが」
「という事は手堅いもの見つけてるんだ?」

上手く確信をついてくる小牧に、小さなため息を落としてしまったが
大した話ではない。

堂上は小牧に先ほど見つけたばかりの店について説明すると小牧も興味をひかれたらしく
店のアドレスを聞いてやっと退散していった。




◆◆◆



ホワイトデー当日の業後、無事にそれは郁の手に渡った。

箱を開けもしないうちから、最高のプレゼントを貰った様な顔で笑われては
そのままどこかに連れ込みたい衝動に駆られるの仕方ないと思いたい。

「教官、すごく嬉しいです。帰ったらすぐ開けますね!」と頬を紅潮させた郁は
一目散という表現がぴったりなほど早々に帰寮してしまった。

ここで開ければいいだろうと言ってみたが、まずは誰にも見られない所で
一人で開けたいんですとはにかむ様子がまた郁らしくて、こちらの頬も緩みっぱなしだ。


今頃は中を確認しているだろう。

気に入っただろうか――。

少々少女趣味過ぎるかと思ったが郁ならばこういうのも喜んでくれると思い切った。
対面販売ではなく通信販売をしてくれる所も大きかったのだ。
直接それらしい店に乗りこんで行って可愛らしいものを買うのは正直恥ずかしさがある。


気にしていると、堂上の携帯が震えた。
それは、内心待ちわびていた郁からのメールだった。



とても可愛くて気に入りました。
すごく嬉しいですという言葉と共に一枚の写真画像。

もう恒例といっても過言ではない、郁の手製のイルカたちと一緒にそれは映っていた。



ホワイトデーKiss



唇を合わせるイルカ達を羨ましいと思いながら。
郁の署名を見て笑った。

××× 郁


お前はいつの時代の人間だと思いながらも、おそらく柴崎辺りに入れ知恵されたか
上手い具合に意味をねつ造されてふきこまれたかどちらかだろう。


気づけば、指は郁を外に誘い出す文章を打ち出していた。


×××ってなんだ。
意味が知りたいからすぐに降りてこい。


そんな内容を送信した数分後に、すぐ行きますと一言だけの返信。



キス、キス、キス。



郁がどんなつもりでソレを書いてきたのかと思うと頬が最大限に緩んでしまうのは仕方ないというものだろう。
慌てて降りてくるだろう郁の真っ赤な顔を想像しながら堂上はゆっくりと部屋を後にした。



fin.






しっぽ様に頂いた写真のクッキーが可愛くて可愛くて可愛くて!

イルカクッキーアンドカミツレクッキーです。
なんとカミツレがちゃんと練り込まれたクッキーだそうですよ。

これから郁ちゃんに×××に意味を聞きながら、カミツレクッキーとイルカクッキーについて
説明するに違いないよと思いますがそこは皆さんの妄想の中で。

ちゃんと三正と一正のカミツレ数になっている所がこっています~~。


しっぽ様素敵なものをありがとうございます!!!!!
07:00 寄贈品

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