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時と場所 =前編=

2009/02/23
皆さん、おはようございます~。

月曜日ですね。また長い一週間の始まりですね(泣笑)
でも今週で二月も終わりなんて早いなぁ。

昨日はお休み中の旦那に暇なら手伝ってと通販作業を手伝わせました。
封筒にシール貼ったり、袋詰めしてもらったりやっぱり人手があると楽ですね!

旦那の手伝ってくれた品に当たる方もいるかと思います★
って見た目じゃわかりませんが(笑)

三月になったらアレですよアレ!!
ララ版のコミックに、デラックス??だっけ例の番外編!!
10日ですよねー。そしてオンリがあってララの本編があって図書館祭りですよね。
まだ先ではありますが、楽しみにしつつ今週も頑張りましょうね~~。




堂郁 年齢フリー 恋人設定 テーマ:なぜかの洞窟で恋人編(笑)




突然降り出した雨にタスクフォース一同は悲痛なつぶやきを漏らした。

「くそっ降って来やがった」

ぱらぱらと降り出した雨は、その数分後には視界を遮る二十分な程の豪雨へと変わった。

「後、半分だ。足下気をつけろ」

どこからともなく聞こえてくる声に郁は小さなため息を漏らした。
一昨日の訓練で痛めた右足がズキズキと痛む。
軽くひねっただけだからと甘くみていたが、時間を追うごとに痛みが増し、下山開始の時点で自然に歩くのが難しい程度の痛みに達していた。


とはいえ、下山すれば後は一晩宿泊して帰還するだけだ。
帰ってからも痛むようならば病院に行けば済む。
そう思っていたが予想外の雨に足場が悪くなると足首にかかる負担は予想以上だ。

視界も悪く、徐々に遅れがちになってしまう。
郁はほぼ隊列の最後尾に位置していたので気づく隊員はほとんどいないのが幸いといえば幸いだ。

「笠原、どうした足が遅れてるぞ」
「す、すみません!!」

しんがりを務める堂上からの言葉に郁はビクリと肩を揺らした。
「ちょっと靴ひもがゆるんだみたいで――。先に行って下さいすぐ追いつきます」

とっさの言い訳だったが、郁に併せて堂上もぴたりと足を止めた。
「俺が最後尾と決まっている。待っていてやるから直せ」
「でも――」
「こんな視界の悪い中で離れたら、迷うだろうが」

すでに郁の前を歩いていたはずの隊列は視界から消えてこの場にいるのは堂上と郁の二人きりとしか思えない状況だ。
方向感覚の鋭い堂上であればこの雨の中、一人で下山するのはそう難しくないだろうが郁はあまり方向感覚が鋭い方でもない。
おいて行かれれば迷う確率が高いのは教育隊時代から面倒を見ている堂上にはお見通しである。

心遣いがうれしい反面、今は見事に目論見が失敗した訳で手放しで喜べない。
しかし堂上の声色から、引く気配がないのは一目瞭然で、郁はしぶしぶ靴ひもを直すフリをしてみせた。

その間も滝のような豪雨で視覚だけでなく聴覚までもが怪しい状況だ。
直りましたと宣言して再び歩き始めたが、やはり痛みは増すばかりでどうしても歩調が怪しくなる。

それを堂上が見過ごすはずもなく、おいと低い声で問いかけられた。
「笠原お前、歩き方おかしくないか?」
「――気のせいじゃないですか?」

とぼけてみせるが堂上に右腕をきつく捕まれた。
こんなにも遅れていなければ、遅れちゃいますからといって振り払える腕もこの状況ではうまい言葉が浮かばない。
「痛めてるのか」
「――」
「笠原。調子が悪いなら今言え。後で実はなんてことになったら拳骨じゃすまんぞ」

それって脅しじゃないんですか?!

とはいえ、拳骨以上の何かは遠慮したい。
郁はあきらめて足を痛めている事を堂上に告げた。
雨で視界が効かずどんな顔なのかすら判断ができないが堂上はもう少しだけ歩けるかと聞いてきたので
大丈夫だと返事を返すなり荷物を取り上げられた。

「荷物持ってやる。少し下った所に雨宿りできそうな岩場がある。そこまで我慢して歩け」
「でも、そんなところに寄ったら遅れちゃう」
「岩場についてから無線で連絡すればいい。この雨の中そんな足であと半分降りられる訳がないだろう阿呆」

阿呆って!人の努力を口をついてでそうになった言葉を郁は寸前で飲み込む。
少なくとも今は口論している場合ではないことくらいはわかる。
そして堂上がなによりも郁を心配していることも。

堂上について岩場とやらを目指して再び歩き始める。
荷物がない分先ほどよりも随分楽だ。

堂上がゆっくり歩いてくれているのも大きいだろう。


ゆっくり歩いているうちに少しは雨も小降りになったが
それでも大雨には違いない。
いつも通っている道から少しそれたあたりにある岩場に入るとやっと一息ついた。

雨も当たらない上に意外と過ごしやすそうな空間だ。

「堂上教官よくこんなところ知ってましたね」
「長いことこの山で野営訓練やってりゃ、けが人やら病人やらが出ることもあるんだ。
ポイントポイントで休める地点くらいは把握しておくのは常識だ」
「そういうもんですか」
「お前も覚えておけ、今後のためにな」

郁がずるずると座り込むと堂上が郁の前に座り込んだ。
当然の事ながら堂上もずぶぬれだ。
前髪からポタポタと水が滴っている。
「足見せろ」
「あ、とりあえず湿布貼れば歩けると思うんで」
「それは俺がみて判断する。脱がせるぞ」

そういうなり堂上が郁の右足に手を伸ばす。
痛みで思わず体を震わせると堂上が眉根を寄せた。

「っ――」
「少し我慢しろ」
「はい・・・・・・」
気遣いながらも堂上はテキパキと郁のブーツと靴下をぬがせていく。

「酷いな。よくこれで歩いてたもんだ」
「少し捻っただけだったんですけど」
堂上ジロリと郁を睨みつけた後、説教は後だと呟いて応急セットから湿布やら包帯やらテーピングやらを取り出し手早く処置をしていく。
あまりの手際の良さに郁は呆気にとられつつぼんやりとその様子を眺めた。


こんな状態でこんな時なのに、目の前にかがみこむ堂上の姿が格好いいなどと思ってしまう。

あたしの、彼氏――なんだよね。実感はあんまり沸かないけど。


「笠原?」
「あ、はい」
「ぼーっとしてどうした。痛むのか」
「今は大丈夫です。湿布してもらったら急に楽になりました」

まだ多少ズクズクと痛みはするが、それは無理して歩いていた時よりも全然辛くない。
手当につかった道具を手際よくしまいこむ堂上を郁は座り込んだまま目で追った。

「この足じゃ一人で下山は無理だな。雨が止んだら応援頼むか」
「え?!大丈夫です。少し休めば」
「阿呆!無理して酷くしたらどうするんだ」
「でも――」
「上官命令だ。荷物がなきゃ俺がおぶって降りられるが荷物二人分とお前じゃな」


確かに、いくら郁が女子とはいえそれなりに鍛えている図書隊員で荷物だって野営で使う必要物を
ギッチリ詰め込んだ重量何キロ?という様な代物だ。
しかもこの雨で足場が相当悪くなった状態とくれば、いくら体力に自信のある堂上でも微妙だろう。

「あ、じゃあ荷物もって先に降りて下さい。あたしは雨が止んだらゆっくり戻ります。荷物なければなんとでもなるし」
「だめだ」
「どうしてですか」
「けが人を置いていけるか。それも小牧や手塚ならともかく、お前を」
「どういう意味ですか!」
「方向音痴のお前だぞ。無事に戻るより遭難する可能性のがよっぽど高い」

そう吐き捨てるなり、無線で連絡を取り始める堂上を郁はむくれつつ眺める。

どうせ、一人で宿所まで戻れないくらい役立たずですよっ!

そんな意味じゃないとはわかっていても、むくれてしまうのは間違いなく堂上の足を引っ張っている自分が情けないからだ。

「連絡取れた。あっちはもう宿舎近くに戻ったらしい」
「お荷物がなかったら堂上教官も戻れてたはずですよね」
「――阿呆。拗ねるな。けがなんて誰にでもある。俺だって同じ立場になることはあるんだ」
「そりゃそうですけど」
「怪我した時点で白状してりゃ、最初からおぶって降りたものを。余計な手間かけさせやがって」

そう言いながらも堂上の目は怒っているものではなくて、仕方ないなという優しさに満ちて見えるのは
郁の願望のせいなのだろうか。

「すみません」
「まあいい。捻挫なら緊急搬送が必要という程でもなさそうだからな」
雨が上がったらゆっくり下りるとしたもんだろうと、隣に座り込んだ堂上のぬくもりで
郁はずいぶんと体が冷えている事を改めて自覚した。







というわけで足を痛めた郁ちゃん、下山中に豪雨に見舞われるという話でした。
洞窟は前に二人で一回行ってますよねー。
まさかの奥多摩訓練編で!
今回は恋人同士なのでネ。さてどうなるか(笑)

堂上さん修行の夜を過ごす?なんて。
冬の山小屋ならアレですね。裸になって抱き合って暖を取ると。
もしそうなって手が出せなかったら堂上さんとしては最大級の修行っぷりだけど
緊急事態ならそんな気持ちにならないのかな。

さて二人はこの後どうなりますか。
HENTAIの皆さんが考えちゃう事は私の脳内では激しく暴走しておりますが
後半もフリーですからと笑顔で宣言♪

07:00 図書館SS(堂郁)

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