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寄贈品:節分

2009/02/03
おはようございます~~~~。


火曜日ですね。私は今日から始動です。
今週いっぱい司令塔が社内教育で不在なのでまったりと
楽しい一日を過ごせるといいと思う私は不真面目者です。

これが郁ちゃんと堂上さんなら、教官一週間も研修なんですね。
って事あるごとにカラの堂上さんの席を見てため息をつくところかな(笑)

そんで小牧さん、気持ちはわかるけど。って言われるんだ。
アレ?こんなネタ前に書いたな~~~~~~。


今日はしっぽ様からの素敵な頂きものを更新させて頂きます!!

しっぽ様いつもありがとうございます!

可愛い節分に可愛くない駄文をプラスしてお届けします。

一言置いてくださればしっぽ様にお伝えさせて頂きますので
よろしければポチっとしてパチパチパチリっと置いて行ってくださいませ☆


ではでは、どうぞーーー。





2/3の勤務もそろそろ終わろうかと言う時刻。
郁が日報の仕上げに取りかかっていると、突然勢いよく隊長室のドアが開いた。

事務室に残っていた隊員達が一斉に音のした方向に注目すると
一見して鬼の面と解る代物を持った玄田がニヤリと笑みを浮かべた。

「お前ら、今から節分やるぞ!残ってる者は全員集合!」

ザワザワと一気に騒がしくなった事務室内は瞬間沸騰よろしくお祭りムードに包まれていく。
こういう時、ノリがいいのが特殊部隊の特徴でもある。

「隊長、まだ勤務時間中です」

真面目なひと言で玄田に意見をしたのは堂上班の班長でもある堂上で
一応こういう時に意見をするのは堂上か副隊長の緒形である。
ただ、緒形は公休日で不在だ。

そうなれば隊長である玄田の出した『お遊び』を却下できる人間などいない。
いや、緒形がいたとしても恐らく不可能であろうとここにいる誰もが知っている。

「固い事を言うな堂上。何もお前に鬼をやれって言ってる訳じゃない」

堂上の渋い顔から以前にも鬼役をやらされていたであろうことがうかがえた。
鬼の面をつけて逃げ回る堂上を想像すると、面白くて思わず郁は笑いを漏らした。
「笠原、いい度胸だ」
「え!いや!!教官が鬼になって逃げるなんて、はまり役、じゃなかった、面白い光景だなぁと」
「人ごとみたいにいってるけどこういうのは一番下っ端の役目と決まってるんだぞ」

ニヤリと笑った堂上の一言で郁と手塚に視線が集中した。

特殊部隊の一番の下っ端。
それは、どうひっくり返しても郁と手塚しかいない。

「えええええ?!」
「笠原、手塚しっかり逃げろよ」
「なーにどうせあたっても大豆だ。痛くも痒くもない。銃弾に比べりゃ屁でもねぇ」
「銃弾なんかの的にされたら即死にますっ。隊長じゃあるまいしっ」

郁が噛みつくと、玄田はガハハハっと豪快な笑いで返した。

あんたがそのままで十分鬼になれるだろっ!と突っ込みそうになったが寸前で飲み込んだ。
無理やり鬼の面を押しつけられて、同じ被害に遭おうとしている手塚に視線を動かしてみたが
手塚は小さくため息をつきつつもあきらめたらしい。

手塚がやるのであれば郁がやらないという訳には行かない。
がっくりと肩を落としつつ、せめて鬼役は片付け免除とかないのーとぼやいた。

流石に全員分のマスはないのでそれぞれ持てるだけ大豆を手に持つ。
郁と手塚の準備ができれば即スタートという雰囲気だ。

「笠原、適当に暴れまわったらさっさと逃げろ。奴等しつこいぞ」

ボソリと呟かれた声は堂上である。
郁が振り返ると何とも言えない顔で堂上も少しだけ大豆を持っていた。
その少なさが直属の部下に対する思いやりと言えなくもない。

郁がはーいと呟くと小牧が愛だねぇと笑った。


「準備はいいか!」

玄田の威勢のいい掛け声に、オオオオオーーー!と雄たけびが重なる。
何の打ち合わせもないのになんでこんなに息がぴったりなのかと思わずにはいられないが
そんな事を考えられたのは最初の一瞬だけだ。

鬼はー外ー!!!

第一声と共に郁と手塚に向かって豆が飛散する。
バチバチという大豆らしからぬ音と共に痛みが走った。

「ギャーーーーーー!ちょっと痛い痛い痛いっ」
「鬼はー外!!!!!」

バチバチバチバチ!!

「いったいー。手加減しろー!!!」

思わず出た絶叫に、周りはますます盛り上がる。
手塚も相当微妙な様子で事務室内を逃げまわっている。

すこし事務室内を逃げ惑って外に出れば終わりだ。
まさか廊下までは追ってこないだろう。

痛い大豆嵐のなか郁と手塚は必至で逃げ回り、よしそろそろ!
と外へ退散しようとしたときだった。


つるりと郁の足が滑る。

それはばらまかれた大豆で、あれだけ巻き散らかせば当然床にも大量の大豆が転がっている。

「ギャッ」

悲鳴と共に派手に尻もちをついた。
流石に驚いたのか一瞬シンとした後に事務室に笑いの渦が巻き起こる。

「鬼が転んだぞ」
「だるまさんが転んだと違うぞー」

などと飛んでくるのはからかいばかりで郁の身を心配してくれたのは
恋人兼上官の堂上と、恋人の友人兼上官の小牧だけだ。

玄田など転んだ郁に目もくれず廊下に飛び出した手塚の後を追って出て行った。
他の先輩方もそれに続く。

一気に静まり返った室内に残されたのは郁と堂上と小牧の三人だけだ。

「大丈夫か、笠原」
「うー。痛いー」
「立てる?」と小牧に問われて郁は頷いた。

派手に打ったが、アザが出来たくらいで骨には異常なさそうだ。

「手塚、どこまでやられるかな」
「流石に庁舎の外には追っていかんから、大丈夫だろう」
「あたし転んでラッキーだったのかなぁ」

あーいったいと尻をさすりながら立ち上がると堂上が郁の鬼の面を取ってくれた。

「じゃあ俺はちょっと手塚の様子みてくるよ。一人じゃ気の毒だし誰か止めないとね」
笑いながら小牧が事務室を出て行ったのを見送れば、もう事務室には堂上と郁しか残らない。

「すまんな。代わってやりたかったが」
「えー。下っ端の役目だって楽しそうにしてたのにー」
「あの場で俺が代わるなんて言ったらいいからかいの的だろうが。それに部下という点ではお前も手塚も同じなのにお前だけ特別扱いできんだろ」

憮然と呟いた堂上の様子に、本当は代わりたいと思っていてくれた事が解って郁の頬が自然と緩む。
特別扱いなんてしてくれなくていい。

ただ、気にかけてくれることが嬉しい。

痛かったかとポンポンと頭を叩かれて郁は小さく頭を左右に振った。

「掃除大変ですね」
「今からやっとくか――。手塚の方は小牧がうまくやってくるだろうからな」

掃除用具を取りに行こうとした堂上の袖を郁がクイっと引っ張る。
振り返った堂上の唇に一瞬だけ自分の唇を重ねた。

「福は内、です」


こんなところで怒られるかと思ったが、堂上はもう一度ドアを確認した後に郁を抱き寄せた。

「夜、時間空くか?」

堂上の問いに郁は頬を赤く染めながら頷いた。

「ご褒美くれるんですか?」
「アイスでも欲しいのか?」と笑われて郁は唇を尖らせた。




                        ***


「で?今度は何やってるわけ?」

もう柴崎に突っ込まれるのもお約束。
けど、何やら習慣になってしまったお楽しみだけは例に漏れずやってしまった。

堂上と一緒にいったコンビニで見つけた可愛らしい小さな豆まきセット。
それを見た瞬間に使い道が決まった。

部屋でもやるのかと呆れられながら、嬉々として購入してしまった。


自作のイルカたちで節分ごっこ。
特殊部隊では鬼は郁だったが、ここでは青イルカが鬼の役だ。



記念の写真を撮り終えた所で、郁の携帯がタイミングよく震えた。
着信は堂上からである。



――――――――――――――――――――――――――――

どうせ、さっきの豆まきセットで何かやってるんだろう。
写真よこせ。


堂上
――――――――――――――――――――――――――――


「えええ?!なんで解るの?!」
「あんたそれ教官と買ったんでしょ?バレないと思う方がどうかしてるわ」
「うそー。何に使うなんて言ってないのに」
「言わなくても可愛い彼女の事ならお見通しってことね」

あー、節分の豆は甘くないのにこっちは甘甘ね。
誰か強いお酒ちょうだーいと叫ぶ柴崎は、郁の節分セットから

大豆を二粒だけ取って口に頬り込んだ。
ポリポリと大豆の砕かれる音を聞きながら、郁は迷った末撮ったばかりの写真を
堂上へと送った。



――――――――――――――――――――――――――――
To.堂上教官
件名:写真
添付:節分.jpg

内容:

怒らないでくださいね?

節分
※クリック出原寸大



笠原

――――――――――――――――――――――――――――







fin.







しっぽ様からの頂き物でした~~。

可愛い節分イルカちゃん。
なんて可愛いミニ面!!!!!!

でも特殊部隊事務室では郁ちゃんが鬼役だったという
完全捏造のストーリーでした。

最後にしっぽ様のイルカちゃんを見てなごんで下されば本望です。
バレンタインにも可愛い可愛いイルカちゃんたちをお届致します☆

しっぽ様有難うございます~~~~~~~~♪
07:00 寄贈品

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