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罰ゲーム =前編=

2009/01/19
おはようございます。

今週もどんより月曜日ですねー。
また五日、長いですが頑張りましょう~~。

昨夜どうぶつ奇想天外見たんですが、いやー拝むネコかわいかった!
冷蔵庫にむかって頂戴頂戴って立って拝む姿がたまらなくキュートだった。

うちの王子もやってくれないかと思った。

世の中にはスゴ技のネコがたくさんいますねー。
ウチのはとりえがないからまず技を磨いてもらわなければ!!
ちなみにうちの王子は背中を軽く押すとフセができます。
これは王子しかできません(笑)

病院でも背中を軽く押すだけで伏せをしてくれて大助かり。
でもすぐにたっちゃうのがワンちゃんと違うところです。(苦笑)



さて本日は、なんじゃそりゃ的なSSを一本
なんと前、中、後編で三部作☆

堂郁 恋人初期 年齢フリー テーマ:ばばばばば罰ゲーム★





特殊部隊の不定期親睦会。またの名をただの飲み会。
すっかり酔いの回った隊員達はほぼ貸切をいい事にどんちゃん騒ぎ。
その盛り上がりが最高潮を迎えていた。

「よっしゃー!」
「えー、またあたしの負けですかっ?!」
「笠原、よえーなー!」
トランプの残りカードをテーブルの上にぶちまけて郁はその上に両手を広げて突っ伏した。
「お前……それだけ弱くてどうして勝てると思うんだ」
「だってー、ババヌキなんてただの運じゃないですか?あたし、運は悪くないはずなのにー」
「阿呆、いくら運が良くたってあれだけ顔に出たら負けるに決まっているだろうがっ」
「はーい。堂上、そこまで。一応、負けたら罰ゲームっていう決まりは決まりだから」

小牧が苦笑しながら、即席の中の見えない紙袋を郁の方に差し出した。
郁が縋るように堂上を見上げたが、遊びの罰ゲームにまで口を出してくれる訳もない。
諦めろと視線で返されて郁はしぶしぶ罰ゲームのカードを引いた。

特殊部隊特製の罰ゲームに男女の区別なんてあるわけもなく
時には裸で腹踊りなんてとんでもないものまで出てくる始末だ。
ドキドキしながら、とりだした用紙を開くと、周りがやけに静かに郁の一挙一動を見つめていた。

二つ折りの白いコピー用紙を開くとそこに書かれた罰ゲームに郁は硬直した。
最も出てほしくないと思っていた内容だった。

「笠原。内容はなんだ?」
「どーじょーきょーかんー」とガックリと肩を落としつつ郁が用紙を堂上に渡すと堂上までも硬直した。堂上の背後から、隊長の玄田が用紙を取り上げて豪快に笑った。

「おうっ。これか! よし笠原、一応特別に女扱いして裸だけは勘弁してやる」
「えーー?! それでも腹踊りですよっ?!」
「隊長、いくら罰ゲームとはいえ、セクハラで訴えられますよ」
「解ってて参加しておいてセクハラはないだろう。まあ、堂上の意見も一理ある。そうだな、じゃああれだ。迎賓館に行って証拠写真撮ってくるのと好きな方選べ」

玄田の言葉に爆笑の渦が巻き起こったが、堂上班だけは笑えていなかった。
郁に至っては『迎賓館』が何なのかさえ分からないのだから笑い様がない。
ただ、腹踊りよりは写真撮ってくる方が明らかにましだ。

「臨む所です!」とガッツポーズをした郁にギョッとした堂上が口を挟む間もなく。

罰ゲームは、【迎賓館で写真撮影】と決定した。

                             ◆◆◆

二次会、二次会と流れて行った集団を見送って郁が一足先に帰ろうとしていると、なぜか当たり前の様に堂上が一緒に帰ろうとしている。

今日はトランプゲームばかりしていてそんなには酔っていない。
「堂上教官? 今日は酔ってないですよ?」
「あー。まあなんだ。もう習慣だ」
でも、と郁が云い募ろうとした所で近くにいた小牧がククッと笑いをかみ殺した。
「堂上、素直に夜道は女の子一人じゃ危ないから送ってくって言えばいいんだよ」
「――まあ、こんなでも一応種別上は女だからな」
「なんか、さりげなく失礼なんですけど」
「帰り道に何かあるといけないしね。こういう時は彼氏の出番って決まってるから笠原さんは気にせず送って貰ったら?」
そこまで言われて余計なお世話ですと突っぱねるのもおかしな話なので、郁はチロリと堂上に視線を移動して軽く頭を下げた。
それじゃあと、二次会に向かう手塚と小牧を見送ってから郁と堂上も別方向に歩きだす。

そういえば、結構飲み会の帰りに堂上教官に送ってもらってるのにこうやって殆ど素面で普通に並んで帰るっていうのは初めてかも?
そりゃそうか……飲み会で寝オチしない事って少ないもんなぁ――。
飲んでたら酒なんてどんどん強くなるって言ってたのに大兄ちゃん。全然強くならない。

郁がそんな事を考えていると、堂上が口を開いた。
「お前――」
「はい?」
「さっきの罰ゲームどうする気だ」
「ああ、迎賓館で写真撮影ですよね。期限は次の公休明けだっていうから、公休にでもちょっと行って撮影してきます」

別に精度にこだわらない写真ならタイマ―撮影で十分だよね。
でも迎賓館ってどこにあるんだろう?
偉い人とかしか入れないような気がするが、一般公開されている所もあるんだろうか。
そういえば入場料とかかかるのかな?

「教官、迎賓館てどこにあるんですか? 遠いんでしょうか? 教官行った事ありますか?」
「……。行った事はない、が場所は知っている」
「あ、そうなんですか。よかったー。入場料とかかかるんですかね? 迎賓館て一般の人も入れるんですか? みんなすごい笑ってたし。図書隊で有名な場所なんですか?」
突然足を止めた堂上を不審に思って郁が振り返ると、盛大に眉間の皺を深めて大きなため息をついている姿が郁の視界に飛び込んできた。

「教官?」
「あー。隠しだてしてもしょうがないから言うが、図書隊で言う迎賓館ていうのは一般的に言う、外国の要人の為のホテルの事じゃないからな」
「ああ、そうですよね? 変だなーと思ったんです。それで、図書隊で言う『迎賓館』て何ですか?まさか外国には図書隊ありませんよね?」
「あるわけないだろうが。迎賓館てのは、隣街にある……ブティックホテルって奴だ」
「は? ブティックホテル……ですか?」
「平たく言うと、ラブホテルだ。解ったか?」
一瞬聞き間違いかと耳を疑ったが、何度反芻しても【ラブホテル】と聞こえた。堂上の表情を見れば冗談でもなさそうだとすぐに解る。

「ラ、ラブホテル?」
「ラブホテルだ」
「ラブホテルの部屋で写真撮影?」
「まあ、そういうことになるな」
「えええええええええええええええ?!」
思いっきり絶叫した郁の頭にゴツンと固い衝撃が落ちた。
親しみたくもないが慣れ親しんだ感触に堂上の拳骨だとすぐに解る。

「いったー!」
「往来で馬鹿でかい声を出すなっ。近所迷惑を考えろ」
「だって!」
「だってもクソもないわっ。自分で腹踊りよりましだって選んだ罰ゲームだろうが」
盛大に溜息をついている堂上の後に、笑い転げているだろう特殊部隊の先輩達の笑いが幻の様に浮かんで郁は嵌められた!と臍(ほぞ)を噛んだ。






郁ちゃんの腹おどりー。
そりゃ教官も困った困った。

えーっと、実はコレ例の『鹿鳴館』用に作ったプロットなのですが
基本設定が『笑系』なのでエロになりませんでね。
アレンジして自宅用としたわけです。

あ、鹿鳴館には別のものを用意しましたが(微笑)

修行僧堂上さんの修行はどこでも続く~。
せーんろはつづくーよーどーこまでーもーーー♪

ってね。野を越えても山を越えても先の見えない禅寺『幸福の花』へヨウコソってな具合です。
堂上さんの修行を愛する皆様へ、エンドレスで捧げます☆


よろしければ中編もドウゾ~。
07:00 図書館SS(堂郁)

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