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今年最後の =後編=

2009/01/09
皆様、おはようございます。

金曜日ですね!明日から三連休だ。
正月が明けてまだ一週間しか勤務していないのになんかもう
一ヶ月くらいは頑張った気がする!!

ラベルカットもついに今日で終わりだぁ。
そして来週からはまた新たなる業務に突入デス。

今日は雪って話でしたが降ってないですね!バンザイ★
帰りまで積りませんように。
明日降ったらいいなぁ。きっとロマンチックなSSができるはずだ。
今日降ったらギャグ的なSSだな(笑)


今朝は眠くてグーグー寝ていたら目覚ましがなっていたので
夫ヨ、目覚ましなってるって待っていましたがずーーーーーーっと鳴っていて
ああ、私のかと気付くのに結構かかりました。

ウチは別々の目覚ましで時差起きしている(旦那の方がちょっと早い)ので。

たぶん堂上さんちもそうじゃないかとか思った。
でも堂上さんちは堂上さんが時間に郁ちゃんを起こしてくれる
人間目覚ましに違いない。ウフフ。

これがのだめ風味だと、郁ちゃんの目覚ましは堂上ボイスで
結婚した後、頼むからそれはもうやめてくれって頼むけど
郁ちゃんは堂上さん留守の時も堂上さんの声で起きたいから
譲れませんっ☆て笑顔で言って可愛いはずだ。
これでまた一本SSかけそうだなー♪うふふん。



さて、本日やっとで後編です。


堂郁 恋人初期 年齢フリー テーマ:一年最後の日にも耐える堂上さん

糖度:★★★★☆ 過保護度:★★★☆☆ ほのぼの度:★★★★★





郁を連れて店の外に出ると、寒さで身体が震えた。
思ったよりも飲めなかったので、身体を温めるアルコールにも足りていない。
郁はというとしっかりとアルコールで温まっている様で、コートの前もきちんと閉めていない状態だ。


「郁、風邪ひくぞ」
「だーいじょーぶれーす。あっつい!あっつい!」
「お前は子供か、ったく。ホラ」

堂上が強引に前を閉めてやると、郁がぶーっと頬を膨らませつつ唇を尖らせた。
こういう酔い方を見るのは珍しく、二人きりならばこういうのも悪くないと堂上は頬を緩める。

ゆらゆらと足元の定まらない郁の肩を抱いて自分の方に引き寄せると郁がエヘヘーと嬉しそうな声で笑った。

「なんだ?」
「なんかー。ドラマみたいれすー」
「そんな、キザっぽいか?」
「キザっていうんじゃないんれすよー。なかよしカップルってかんじれす」

仲良しカップルという単語に痒さを覚えつつも郁が喜んでいるならばそれに水を差す必要もない。
堂上がそうだなと答えると、郁はニコニコと堂上の方に体重を預けてきた。


寒い12月の夜なのに、郁の体は暖かくカイロ代わりにしっかりと抱きよせると
アルコールの香りと共にシャンプーだかコロンだかの香りがフワリと堂上の鼻腔をくすぐった。

このまま、どこかに連れて行ければ――。

送り狼に気をつけろと笑っていた郁の先輩の顔を思い出して堂上は軽く頭を左右に振った。
まさか初めての夜をこんな酔った状態で迎えさせる訳にはいかない。

いや、それも世間ではある意味アリなのだろうが郁の場合はそうはいかない。
明日の朝、見知らぬ部屋のベッドに寝ていたら相当な衝撃だろう。
記憶があればまだしも、万が一なかったら最悪だ。


「きょーかん」
「なんだ?」
「アイスー、ふたつかってくらさい」
「一気に二個か?明日の分か?」

郁にしては珍しい。いつも買ってやると言っても遠慮しまくった挙句
最低限のもので終わらせようとする。

「ちがいますよー。いっしょにたべるんれす。アイス」
「一緒って、俺とか」
「そうれすよー。おいしいものは、ひとりよりふたりがおいしーんれすっ」

満面の笑みで自慢気に胸を張られて堂上は吹き出した。

酔っ払いと笑って返しながら、堂上はふと今まで疑問に思っていた事を思い出した。

いつも美味しいと郁が喜べば、もっと喜ばせてやりたくて自分の分も郁に全部渡す。
そうすると、郁はいつも、いらないと困った顔をする。

食べられない訳ではない事は普段の食事量を見ればわかる。
では、いったいなぜなのか。それが解らずにいたが、今解った

郁は美味しい物は美味しいと言いあいながら二人で食べたかったのだと。

「そういうのは早く言え」と堂上が呟くと今の郁には解らなかったらしく不思議そうに首を傾げた。

「どこで食べるんだ?真冬だぞ。屋外でアイス食えるほど俺はお前程体温高くないんだが」

気持は嬉しい、嬉しいがいかんせん寒い。
せめて屋内がいいが、アイス食べられるだけの間に滞在できる屋内といって堂上が思い当たるのは
宿泊施設ばかりだ。

まさか泊まってアイス食って帰るだけといわれて、それはいい案だと乗れるほどのマヌケではない。

「えへへーそれはまかせてくらさいー」



妙な自信を見せる郁に引きずられるようにして、コンビニ寄りお勧めだというアイスを二つ買った。
そしてこれまた、郁に引きずられるように連れてこられたのはどう見ても――――


「郁、基地についちまったんだが?」
「いーんれすよっー。さ、おくってくらさいー」

ニコニコと笑う郁は先ほどまでよりは少し足取りが戻ってきたがそれでも酔っぱらいだ。
女子寮で寮監に許可を取り、酔っぱらいの郁を部屋まで送る。

結局の所、郁はよっぱらっいて支離滅裂な状況に自分で気づいていないんだろうとそう思った。
通い慣れた郁の部屋まで連れてきたが、さすがにもう年末年始で帰省者が多いせいか
比較的寮内は静かだ。

郁があぶなかっしい手つきで部屋の鍵を開けたので、中まで入って電気をつけた。

「郁、アイスは冷凍庫に入れとくぞ」

アイスをしまって帰るつもりでいたら、郁がダメー!とコンビニ袋に縋った。
「なんだ?食うのか?」
「たべますよー。きょーかんもそっちすわってくらさい」

いまおちゃいれまーすとニコニコ笑う郁の様子で、符号が一致した。
郁のアイスが一緒に食べられる場所 イコール 寮の部屋だということに。

「おいっ。さすがにそれはまずいだろう」
「だーいじょーぶ。しばさきはるすですからー」
「そういう問題じゃないだろうっ」
「りょーかんもアイスのじかんくらいはおおめにみてくれますよー」

さすがに問題があるだろうと帰ろうとすると郁が慌てて駆け寄ってきて
足元に置いた自分のバックに躓いて飛んできた。

「おい!危ないっ」

抱きとめると、先ほどと同じ甘い香りがふわりと漂う。
思わずそのまま抱きしめていた。


「きょーかん?」
「郁――。お前な、いくら寮とはいえ男を簡単に部屋にあげるな」
「だって……きょうかん、かれしれすよー?」
「彼氏でも。何かされてもいいって訳じゃないのならやめておけ」


自分は危険だと自分で言うのもどうなのかとは思うが
手が出そうになるのを止めたのだから、やはり危険だろう。

もう少し酔っていればどうなったかわかったものではない。
好きで付き合っている女と二人きりの密室にいて何もしないと約束できるほどの紳士ではない事は
誰よりも自分が知っている。


「アイス……いっしょにたべたらおいしいーってそれだけで」
ごめんなさいと泣きだした郁の頭を堂上は慌てて撫でた。

郁に男の機微を解れというのがまだ難しいのだろうか。

「アイス食ったらすぐ帰るぞ?このままお前といたら何にもせんとは約束できない」
堂上が抱きとめた郁を離すと郁は、こくこくと頷いてポットで温かいお茶を淹れ始めた。
堂上はとりあえず空いている場所に座って、アイスとスプーンをテーブルに置いた。


「チョコとイチゴどっちにしますかー?」
「お前の好きな方食べたらいいどっちにする?」
「えっとー、うーん。どっちもたべたいー。どうしよーかなー」
なんでハーフはないんでしょね?と考え込む郁が可愛らしくて堂上は思わず頬を緩める。
昔、妹が三色アイスというのを食べるときにどこから食べるか悩んでいたのを思い出した。


「半分にすればいい。好きな方先に半分食え」
「えーっとじゃ、先にイチゴー!」

嬉々として、アイスを食べ始めた郁が、おいしいですかー?と笑顔で聞いてきたので
たまに食うと美味いと返すと、酷く嬉しそうに笑った。

ああ、こうすれば喜んだのかと、今更ながらに解った。
気づけば簡単な事なのに、気づけないと難しい。

「ほら、半分。そっちもよこせ」
「はーい!」

交換したアイスを食べきるのに10分もかからない。
空っぽになったケースを見ながら郁はさみしげな顔をした。

「やっぱり二個食った方がよかったんじゃないか?」
「もー。きょーかんはおとめごころがわかってません」

いつの間にか口調もだいぶしっかりしてきている。
ちょうど良く酔いが醒めてきたようだ。

「俺は乙女じゃないからな。じゃあどういう意味なんだ」
「――アイス、おわったらきょうかんかえるから」

ああ、そういうことかと分かるとこっちが後ろ髪引かれる。
しかしあまり長居しすぎると問題になる。

これからも郁を送ってこなければならない事を考えると
もめ事を起こす訳にはいかない。

そしてこのまま二人でいて、ベッドもあって誰も帰ってこない部屋となれば
郁の意に反した事をしないとも言い切れない。

郁の淹れてくれたお茶を飲み干して堂上が立ち上がると郁も慌てて立ち上がった。
「明後日、楽しみにしてる。そのまま寝て風邪ひくなよ」
「わかってますよー」
「じゃあ、もう戻る。あまり長居すると寮監の印象が悪くなる」
「……はい」


郁がすり寄ってきたので抱き寄せると、郁がキスを強請るように目を閉じた。
触れるだけの軽いキス。

それ以上はお預けだ。


チュッと触れ合うキスを何度も交わして、額と左右の頬にキスをして終りにする。
身体を離すと郁が潤んだ瞳でじっと堂上を見つめた。

「おやすみなさい。どうじょうきょうかん」
「ああ、お休み。あったかくして寝るんだぞ」
「はい。きょうかんもきをつけて」


じゃあと言って、郁の部屋を出た。
明後日にはまた会えるのだ。

それでもこんなにも後ろ髪引かれる程に郁と一緒にいたいと切望していることに
今更ながら気づかされる。




寮監に挨拶をして、男子寮に戻る。

自室の鍵を開けると、丁度堂上の携帯が震えた。
着信は郁からのメールだった。


堂上教官

今日、凄くうれしかったです。
またいつか一緒にアイス食べてくださいね。

明後日楽しみにしています。


笠原




明後日はデジカメがほしいという郁のために電機屋の初売りに行く予定だ。
その前に、実家での行事を終わらせないとな。



堂上は部屋に入ってジャケットイスにかけると、恐らくもう眠りそうになっているであろう郁に返信のメールを打った。







fin.






我慢、我慢、我慢の修行僧堂上さん。
これが、怪しい大人の世界ならば、柴崎不在の寮のお部屋でイヨッシャー!
というストーリーになるところですが、ここはまっすぐに(笑顔)

こんな苦行を勝手に乗り越えされる私は堂上さんを我慢させ隊?(笑)
郁ちゃんがもしかしたら帰っちゃった堂上さんにちょっぴり残念がっていたら
また素晴らしいと思ったが、郁ちゃんだもんニコニコしながら
きょーかんとか言いつつ枕を抱っこして寝ちゃいそうだな~。

その場にもし堂上さんが居合わせたらもっと生殺しだ☆

年越しは一緒にしませんでした。
なぜなら別冊で今年もヨロシコと言っていたのであれが新年はじめのご挨拶だから(笑)


まじめに行間を守ろうと頑張った一作ですが、キャラは総崩れだ☆


それでは、また来週どこかでお会いしましょう(笑顔)
07:00 図書館SS(堂郁)

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