09月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫11月

スポンサーサイト

--/--/--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:-- スポンサー広告

今年最後の =中編=

2009/01/07
おはようございます!

水曜日ですね、真ん中です。
やっとここらあたりから皆さんエンジンでしょうか?

私は最近ラベルカットばかりやっているので他のチームの方に
いったい何を作っているのかと聞かれてばかりです。
面白い方にはうどん食ってんの?と言われました。
シャーシャーとカッターを滑らせる音が麺をすする音に聞こえるらしいです(笑)

まだまだうどん生活もといラベルカット生活が続きそうです。。。

そうそう、あとですねー1/5~1/30限定でげんこ文庫/わんこ文庫メンバで発行した
合同誌の通販受付開始しておりまするー。

18歳以上で会場に行けないけど買いたい~~~~~~
という方、ぜひぜひよろしくお願いします。

詳しくは、げんこ文庫/わんこ文庫 でご確認ください☆



さて本日は例の忘年会の続きです。

堂郁 恋人初期 年齢フリー テーマ:一年最後の日にも耐える堂上さん

糖度:★★★☆☆ 過保護度:★★★☆☆ ほのぼの度:★★★★☆







                         ◆◆◆

堂上と郁が店に到着すると既に、乾杯は済んでいた様で店はかなり賑やかだった。

「お、笠原!来たね!こっちおいで!」

どうやら郁を誘ったらしい女子が郁を手招きした。
堂上の見知った顔もちらほらと出席したのでとりあえず安堵した。
若い奴らばっかりの飲み会に全く面識がないのに参加するというのは意外と気が引ける。

それも郁が誘われてそれについてきているとなれば尚更だ。

「先輩。お疲れ様です。えっと、堂上教官も誘っちゃったんですけど」
「オッケイオッケイ!今日は無礼講なんで、若い子も多いんですけど、二正もそのあたりは無礼講でお願いします」

豪快な笑い方をする、郁の先輩という女子隊員は何度も見かけたことのある顔だ。
確か三正だったか……?堂上が記憶を辿っていると笑いながら堂上にビールと郁の隣の席を進めてきた。
どうやら今回の幹事らしい。

「すまんな。こいつはすぐ潰れて毎回回収が大変なんでな」
「いえいえ。笠原から聞いてますよ。笠原を釣るとは堂上二正はなかなか目が高いと女子寮では評判です」
まあ、とりあえず一杯と注がれたビールを堂上は複雑な顔で飲み干した。

「あ、あたしはビールはちょっと。サワーとか、いいですか?」
「ああそういえば、そうだっけね。はい、メニュー」
「ありがとうございます、何にしようかな~」

郁が嬉々としてメニューをめくっていると、向かいに座っていた顔見知りの男子防衛員が声をかけてきた。
「よう、堂上も来たのか」
「ああ、ちょっとな」
「あれだろ、彼女の付添。お前笠原の番犬っていうのは噂通りかぁ?」
「別にそういう訳じゃない。こいつは酒癖が悪いってだけだ」
「ちょ!!酒癖ってちょっと眠くなっちゃうくらいじゃないですかっ」

郁が話を聞いていたみたいでギャンギャンと堂上にかみつくと向いの男子防衛員が声をあげて笑った。
「聞きしに勝るいいコンビだな」
「漫才じゃないですよー」
「漫才みたいなもんだろうが――」
堂上があきれた溜息をつくと郁が頬を膨らませてから、到着したばかりのサワーを一気に半分飲んだ。
慌てて止めようとすると、郁はそれに抵抗するようにグラスを一気に開けてしまった。

「おい!!郁。酒は控えるんじゃなかったのか?!」
「どーじょーきょーかんがいっしょだからいいじゃないですかぁ」
「お前、まだ一杯飲んだだけなのになんでいきなりろれつがあやしいんだ」
「おかわりっ!」

ドンとグラスを置くと、隣にいた先輩がゲラゲラと笑った。
「よーっし笠原。今日はどんどんいっときな。保護者も来てるから潰れても安心でしょう」
「焚きつけるな!」
「いいじゃないですか。明日から堂上二正の班お休みですよね?なら二日酔いも問題なーし!」
「そういう問題じゃない」と堂上が憮然と呟くと先輩はああ、と何やら納得したような顔で頷いた。
「あんまり飲ませちゃうと、夜寝オチされちゃいますもんね。笠原。あんたヤル気あるならほどほどにしときな」

明け透けな物言いに堂上がビールを噴き出すと、郁が不思議そうな顔で首をかしげた。
「ヤル気ってなんですか?」
「あははは!あんた本当にオトコできても変わらんねー。これからホテルにシケこむんだったら寝オチじゃ二正に悪いって言ってるの」

まったく予想していなかったのか、颯爽と運ばれてきたおかわりのサワーに郁が思いきりむせる。
ゴホゴホと咳きこむ郁の背中をさすると郁は羞恥のせいかアルコールのせいか顔を真っ赤にして俯いた。

「そゆ、つもりじゃ――」と呟きながら郁がチラリと堂上のようを見た。

郁とはまだキス以上の関係を結んでいない。
追々にと思いながらも思った以上に初心な郁に手だしをするチャンスはなかなかなく
怯えて逃げられるくらいならばと、郁の様子を見ていたところにとんだ地雷だ。

郁がいいのであればこのまま本当にシケ込みたい気持ちがやまやまではあるが
困った様子を見れば郁がそんなつもり全くなかったことなど聞く必要もない。
堂上は内心でため息をつきつつ郁におしぼりを渡した。

「ほら、口拭け。まあ今日は潰れても連れ帰ってやるから安心して飲め」
「えっと。でも――」
「いいから」

頼むからここで、何かとんでもない発言はしないでくれと
堂上はまだ半分もサワーが残っている状況で郁の分の追加をオーダーした。


別につきあってすぐにしていなくても、それぞれのペースがあるのが男女のつきあいだ。
外野からとやかく言われる筋合いではないし堂上としては気にもならないが
郁には違う。

恐らく外野から『まだなのか』とか『相手が気の毒』的な事を言われたら一気に変な方向へ走りそうだ。
その気になってくれるのは嬉しいが、外野につつかれて気持ちがそこまで行っていないのに関係を持つ事だけは絶対に避けたかった。

郁に恐らくそれを説明してもうまく飲み込めないだろう。
人の心の変化には時折、驚くほど敏い面を見せることもあるのに
自分の気持ちにはからきしの様子で、自分で自分の事が解らなくて戸惑っているらしい様子を見た事が何度もある。


「きょーかんーのんれますか?なにのみますか?ビール?にほんしゅ?」

やけにまったりとした口調に恐る恐る隣を見ると郁が真っ赤な顔で堂上を見ていた。
目の前にはカラのグラスが3つ。

「お前、いくらなんでもピッチが早すぎるっ。つぶれる気が満々だろう」
「そーんなことないですよー。今日は、すっごくおさけおいしーんれす。なんれすかねー?」

教官と一緒だからかなぁなどと、普段聞かないような甘い声を出されてギョッとしたのは堂上だけではなかった。
隣に座っていた郁の先輩隊員も目を丸くした後、豪快に笑った。

「アハハハ。笠原ぁ!あんた本当に堂上二正にベタ惚れなんだねぇ。いやー良かったわ。こりゃ持って帰るの大変だ」
「郁っ。お前はもう水飲んでおけっ。阿呆」
「あほ?あほっていったー。きょうかんがあほっていったーー」

完璧に酔いのまわった郁の目がみるみる潤む。
さすがにこんなところで泣かれてはかなわないと、アホは悪かった。撤回するから泣くな!と
必至であやしていると、前で飲んでいた顔見知りの男子隊員も豪快に笑いだした。


「堂上も笠原士長にかかったら形無しだな」
「こんな所で泣かれた、どんな醜態さらすと思ってんだ」
「まあ、そりゃそうだ。ほら、笠原さん、泣きやまないと堂上が泣きそうだって」
「あほか!泣くわけあるかっ」

そんな訳がないと普段なら分かるだろうが、今の郁はそんな簡単な思考すら成り立たないらしく。
教官が悲しくなりますか?と言ってピタリと泣くのをやめた。

おい、お前それはどうなんだと思ったがそれでも涙が止まったのは僥倖だった。
ホッとして時計を見ると8時半だ。

まだ開始1時間半しか経ってない。
これ以上飲ませたらどうなるんだこいつは……。

「郁、今日はもう帰るぞ」
「えええええええええ?!まだきたばっかりれすよー」
「飲みすぎだ。帰りにアイス買ってやるから」

郁にあきらめさせるつもりで出す理由には弱いかと思ったが
郁はしばらく、じっと考えたあとにこくりと頷いた。

「ハーゲンダッツがいい」
「ハーゲンダッツな。解った。好きなやつ買ってやる」
「ヤッター!じゃあかえります」

ニコニコとコートとカバンを手に取った郁は上機嫌で、笑いをかみ殺している隣の先輩に元気いっぱい頭を下げた。

「アイスかってもらうから、きょうはもーかえりますっ」
「はいよー。せいぜい送り狼に気をつけて」

この言葉は郁ではなく明らかに堂上に向けられており
郁の先輩は、明らかに堂上が郁をそういう場所に連れ込む為に早めに連れ帰るのだと思っているのが見え見えで
堂上は違うと呟きたい気持ちを抑えつつ、ふらつく郁の腕をとった。

郁はニコニコ笑いながら、先輩に向かって「とうきょうだからオオカミいませんよー」などと
とんちんかんな答えを返して場を沸かせた。







この先輩は記憶喪失に郁ちゃんを風呂で励ました先輩?(笑)

郁ちゃん酔うの早すぎっ。
でもリトマス試験紙風な人は本当にすごい勢いで真っ赤になるんだ。
ここまでは酔わないかもしれないけど顔にはすぐ出るぞー。

アイスで良い子にできる酔っ払い郁ちゃんでした。たぶん郁ちゃん的には飲み会も楽しいのだろうが
堂上さんと過ごす時間がうれしくて楽しいに違いない。
何せ、付き合い始め出しな☆

真っ赤なお顔でニコニコする郁ちゃんを想像してくださいませ♪

東京の狼堂上さん、がんばって赤頭巾郁ちゃんをお家まで送るという
可愛い童話だ。最後までフリー設定ですからね!(微笑)
07:00 図書館SS(堂郁)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。