09月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫11月

スポンサーサイト

--/--/--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:-- スポンサー広告

【ミニ連載】キスよりも早く 第四回 

2008/12/19
皆さんおはようございます。

金曜日ですね。やっと金曜日。
なんとか仕事のスケジュールを消化して気持ちいい休日を迎えたい!!

そういえば、以前から我が家では『髪は毎日洗うものか』についての議論が絶えない。
旦那は1年の365日毎日洗い続けています。

整髪料使うってのもあるので、本人の髪型セットにもよるのでしょうが
私は整髪料はほとんど使わない自然ヘア(ただの寝癖だ!)なので
夏は毎日だけど冬は二日に一回くらいしか洗わないといったら
ものすごく驚かれた!!

そしてみんなは毎日洗ってるでしょ?と聞かれる。

だってさー、髪乾きにくいし。
ちゃんと乾かさないとハカセみたいな暴発ヘアに(頭の方のヘアですよ!)なっちゃうじゃないですか。
せっかくきれいにまとまってるときは翌日までとっておきたい貧乏性(コラ!)

というわけですごい聞きたい!
皆さん、毎日髪を洗いますか?!

いや特殊な事情があるとかは別としてなんですけど。
よかったらこっそり教えてください(笑)




それはさておき、本日の置き土産は連載モノの続きを。



堂郁 年齢フリー 恋人→夫婦 テーマ:キスよりも早く結婚した二人の物語

糖度:★★★☆☆ 原作脱線度:★★★★★ 笑度:★★☆☆☆


原作から激しく脱線しているストーリーなのでご注意ください。



                       ◇◆◇

コンコンとノックの音がして、堂上は読みかけの本から視線をドアに移した。

失礼しますと聞こえてきた声が待ち人のもので思わず頬が緩む。

「来たか」
「はい――。来ました」
「こっち来て座れ」
「これお土産です。甘いのは飽きたっていうからおせんべいなんですけど」
「毎回毎回いいんだぞ?」

でも手ぶらでお見舞いって言うのはちょっとと苦笑いを浮かべる郁の手を堂上は握った。

「土産ならお前より階級が上の奴が腐るほど持って来るんだ。処分しに来るくらいの気持ちで来ればいい」
「でも、それって何様って感じですし」
「婚約者様、だろ?」

そうからかうと郁の頬が見る間に赤く染まった。
その反応が可愛らしくも面白くついついからかってしまう。

「そ、それよりも、教官。小牧教官に婚約の事、話したり・・・」
「ああ。まずかったか?」
「い、いえ!いきなりおめでとうって言われてビックリしたんで」
「そうか。それはすまなかったな。二人で居る時に言った方が良かったか?」
「いえっ!ソレはソレで恥ずかしいっていうか・・・」

難しいなと堂上が笑うと郁は赤くなりながら俯いた。

「えっと、自分で言っておいてなんですが・・・本当にいいんですか?」
自分で言い出しながら、何度となく堂上に訊いている言葉を郁はまたしても口にする。

そんなに迷うならやめるか?
と言ったらどんな顔をするのだろうか。
それでも、じゃあやめます。と言われたらたまらない。
堂上もまた何度も繰り返し答えている言葉を郁に返した。

「婚約か?」
「はい」
「俺は構わない。お前がそれでいいと言ってくれるなら嬉しいくらいだ」

堂上は郁の手を引いてベットの端に座る様に促す。
そしてその肩を抱き寄せた。


「足がこんな調子なんでな。早々に親御さんに挨拶に行きたいが、そういう訳にもいかん。退院次第挨拶に行くから、親御さんに話だけでもしておけよ」
「は、はい!あ。でも教官のご実家に先に行かないと」
「家は後でもいい。こういう時は花嫁側の実家に先に挨拶するとしたもんだろうが」

花嫁、という言葉が恥ずかしかったのか
郁の顔が再び赤く染まる。

言葉ひとつだけでこんなに赤くなっていて本当に結婚できるのかと思わないでもなかったが
折角飛び込んできてくれると言ってくれるのだ。こんな素晴らしい提案を却下する理由もない。
『結婚』に付随する諸々の懸案事項については胸の中にしまう。


「とりあえず、勢いで結婚と見られるのもなんだな。表向きは隠れて交際していたことにした方がいいか?」
「あ、それは全然。どちらでも。でも柴崎には話しちゃいました」
「それは構わないだろ。柴崎がベラベラ喋って回るとも思えん」
「手塚には言ってないんですけど・・・」
「小牧から話がいってるだろうから心配いらん」

郁が遠慮がちに堂上の方に体重を預けてくる。
ふわりと香る、シャンプーだか石鹸だかの香りが堂上の鼻孔をくすぐった。
思わず抱き寄せた手に力がこもる。

郁の紅い唇は何か塗ってあるらしく、光を浴びる度にキラっと艶めく。

キスしたい・・・そう思って、止めた。

近々結婚するならば、『誓いのキス』まで取っておくのもいいだろう。
そのほうが何となく郁らしい様な気もする。

もし、郁の方からしてくる機会があればそれはそれでもいい。
堂上は郁の柔らかい髪にそっと指を絡ませた。




「どうしましょうか・・・あれ」
「うーん。困ったね。入っていきづらいというかなんというか」

見舞い品をぶら下げて長身の男二人と道往く人も振り返る美女が病室を覗き込んでいれば
人目を引かぬ訳がなく、程なく中で過ごす二人に気づかれたのも当然の結果だった。


「お前らは覗き魔か!!来たら普通に入って来い!」


堂上の怒声が病室に響き渡った。



                             ◇◇◇


堂上の退院が数日後に迫った、公休日。

郁は思い切って実家に電話を入れた。
電話をしなければと思いながらも気が重くて先延ばしにしていたのだ。

堂上と結婚する事になったので、もう少ししたら二人で挨拶に行く。
そう告げると、電話口の向こうで父は「そうか」と言葉少なに答えた。

「お母さんにも言っておいて。お休みのシフトが出たら連絡するから」
『分かった。母さんには言っておく』
「うん、それじゃあ」

手短に電話を切ろうとした所に、父の小さな呟きが聞こえた。

『良かったな』と。
郁は胸にグッっとくるものを堪えて、ありがとうと消え入りそうな声を返した。


丁度、電話を終えたところに公休が重なっていた柴崎が戻ってきた。

「ただいまー」
「おかえり」
「電話?」
「うん」
「あっついわねー」
「ち、違う!家!!実家!!」

郁が真っ赤な顔で両手を振ると柴崎がああと頷きながら定位置に座った。

「親御さんなんだって?」
「良かったなって・・・」
「あらぁ。公認!良かったわね」
「うーでも。お母さんは反対しそう」
「まああんたの戦闘職種に反対してるんだからまさか相手も戦闘職種じゃあ渋りそうだわね」

買ってきたばかりのペットボトルの中身を、柴崎はグラス二つ分に分けて注いだ。
片方を郁の方に差し出してきたので、郁も溜息をつきつつ腰を降ろす。

「それで?式の方の話は進んでるの?」
「うん――一応。まだパンフレット集めてるだけ。教官が退院したら、絞り込んだ所見に行く事になってる」
「いよいよ、本格的に進む訳ね。いやー、世の中驚くことはまだまだありそうだわ」
「まだまだって」
「まさか、処女のままこのご時世に結婚する女がいるとは。さすがは茨城県産純粋培養乙女」
「ちょ!!なんだその呼び名は!」

処女という言葉に過剰に反応するのは、その通り、郁が男性経験を持たないからに他ならない。

そりゃ、ないけど!したことないけど!!!

「も、もしかしたら、退院したらするかもしれないじゃない」
「そりゃそうだわ。退院して怪我が良くなれば、まずは婚約者の体を隅々まで確認するのは基本よね」

楽しみねーとからかわれて郁は全身を真っ赤に染めた。
結婚するのだ。

結婚するという事は一緒に住んで、堂上の求めに応じてそういう行為をするようになる。
堂上の求めにというのは、受身すぎるかと思いつつも自分から求めるような展開を想像できないのは
やはり経験がない故なのだろう。

「あー。どうしようっ。緊張する。痛いよね?」
「あんたってほんと面白いわよね。普通は、結婚する方を躊躇うと思うのに、躊躇うのはそっちか」
「えーだって。結婚はさー。絶対幸せになれるって分かってるんだもん。痛いほうがちょっと気になるよ」
「うわっ、また惚気?誰か強いお酒ちょうだーい」
「ちょ!やめてよー」

郁はグラスの中身を一気に飲み干した。
ダンと空のグラスを置いてから、ふと名案が頭に浮かんだ。

「あたし!結婚するまではしない!」
「はぁ?」
「教官がしたいっていっても結婚まで待ってもらう!」
「なんなのその飛躍は」
「だってあたしの体なんてみたら、教官絶対婚約解消すると思うし」

一度言い出したら聞かない郁を説得する言葉も、説得する必要も柴崎にはない。
あーもう。勝手にしたらいいわよと柴崎は呆れたように溜息をつく。
そのあとに、これを聞かされた堂上がどんな顔をするのかと柴崎は心の中で小さく笑った。






郁ちゃんは堂上さんとは結婚するまでしない宣言。
いやー堂上さんが聞いたら、目を剥くに違いない。

まあ、いいが・・・。
しかしお前――と言葉に詰まってもらいたい(笑)

そして最速で式が挙げられる所を探し回るといい。

そして郁ちゃん的には結構アッサリと結婚を電話とかで報告するかなーと。
お父さんもそうかって納得してくれそう。
アニメ父さんのイメージだ☆

原作だとお母さんはやっぱりあんまりいい顔をしなかったみたいだけど
たぶん結婚はすごく喜ぶんだろうなとかいろいろ妄想を。
まさか交際ゼロ日で結婚するなんて思ってもいないに違いない(笑)




07:00 図書館SS(堂郁)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。