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【ミニ連載】キスよりも早く 第三回 

2008/12/17
皆さんおはようございますー。

あっという間に水曜日ですね。
我が家の旦那は昨夜忘年会だったのですが
ちょっとしか飲まないくせにまた二日酔い!

ウーロンハイ3、4杯で翌日の夜まで酔えるなんて本当にお得だ!(笑)

そして、旦那が飲み会に行ってくれたおかげで私は
まったりのんびり『のだめ』を読めた★
思った以上に深いなこの漫画と感動しきりです。
まだ半分ですが、いろいろ考えさせられています。


本日は水曜日。
後二回でお休みですね!皆さん頑張りましょう~~~



堂郁 年齢フリー 恋人→夫婦 テーマ:キスよりも早く結婚した二人の物語

糖度:★☆☆☆☆ 原作脱線度:★★★★★ 笑度:★☆☆☆☆


原作から激しく脱線しているストーリーなのでご注意ください。



                        ◆◆◆


「転院おめでとう」

爽やかな笑顔で現れた友人に堂上はお陰様でなと簡単に答えた。

衝撃のプロポーズ劇から、3日。

予定通り、基地近くの病院へと転院した。
明日には郁が見舞いに来てくれる予定になっている。

あのプロポーズ後は初めてだ。

告白されたら受けるつもりでいたが、まさかプロポーズをされるなどとは
夢にも思わず、一瞬耳を疑った。

プロポーズを受けた今でも、あれは幻だったんじゃないかと思わずにはいられない。
何の証もない。まだ手を繋いだだけで、唇すら合わせていない。

そんな二人が結婚するなどと、誰が思うだろうか。

昔の日本では当たり前だったことも正化の時代にそんなカップルはそうはいまい。
そういえば先日交際数日でバージン結婚式をしたというお笑いタレントがニュースを賑わせていた。

たった数日の交際とはいえ、それまで交際らしいことをしていたのだろうと。
マスコミは大げさだと思っていたが、まさかそれが自分の身に降りかかってくるとは
想像だにしなかった。


「なに?元気ないね?笠原さんにふられた?」
「な、なんだ!!いきなり!」
「あ、反応過剰。なんかあったんだ」
「うるさい。お前には関係な 」いと言いかけて、関係なくもないかもしれないと思いなおす。

「あいつはどうしてる?」
「早速、あいつ扱い」ククっと笑った友人に堂上は不愉快そうに眉根を寄せた。
「茶化すな!」
「ごめんごめん。元気そうだけど時々ボゥっとしたり、顔真っ赤にしたりしてるよ」

ニヤリと笑われて堂上は視線を逸らした。
心当たりあるんでしょ?と問われれば黙っていても仕方ない。

「告白された」
「ああ、笠原さんからだったのか。男冥利につきるね?さすがは王子様」
「その、呼称を俺に使うなといわなかったか」
「まあまあ、興奮すると傷に触るよ」
「なら興奮させるようなことを言うな」

テキパキと紅茶でいい?とセットを始める小牧の背中に向かって小さく呟いた。
どうせいずれは言わなければならないことだ。

「婚約した」

カコンと音を立てて、空のプラスチックカップが床へ落ちた。
小牧は、ああごめんと拾い上げながら笑顔で振り返る。

「今、なんて?」
「婚約したといった」
「えーっと。それは二人は俺が知らなかっただけで実はずっと付き合ってたとか、そういう?」
「違う」

小牧は笑顔のまま、パチパチと瞬きをした。

「付き合うじゃなくて結婚、なの?」
「笠原・・・いや。郁が断るか結婚かどちらかしかないような勢いだったんでな」
「それでプロポーズ受けたの?」
「それで、という訳じゃないが。まあ元から前提で付き合うつもりだったから俺は構わん。いい年だしな」

自分でも潔すぎかと思わずにはいられないが、あの場で結婚を渋れば
確実に郁は堂上の腕の中に飛び込んでは来ないだろうと直感で分かった。


むしろ、焦がれた女を最初から永遠に自分のものに出来る。
それはとても魅惑的な申し入れではないかと後から思えた。

ものといっても人間同士、色々あるだろうが
それでも、今まで過ごしてきた郁との短くない時間の積み重ねは
この先、関係を変えても二人で幸せな生活を送れるだろうという自信が沸く程度には重ねてきたつもりだった。


清廉な風の様に自分の前に現れて、脳裏に焼きいた。
熱い太陽の様に再び自分の前に現れ、心をかき乱した。

こんな陳腐なセリフは永遠に口に出すことはないだろうが
出会った瞬間にこれは決まっていたのではないかとさえ思ったほどだ。


白いドレスを身に纏い、笑う彼女の横に立つのは悪くない。
むしろ、そこに立つのは自分でありたいと、心のどこかで願っていた。

思わず緩んだ頬を聡い友人に見咎められる。

「ご馳走様」と笑いながらも、プロポーズ受けたからには必ず幸せにしてあげてよねといらないクギを刺された。
「当たり前だ。幸せに出来ると思ってなきゃ受ける訳ない」
「そういうとこ堂上は、大胆だよね」

俺も見習いたいと、珍しく零れた友人の本音に堂上は目を見開いた。

「俺もお前に習わなきゃならんことが結構ある。ちょっと騒がしくなるかもしれんが頼む――」


何を頼む。

皆まで言わなくても、聡い友人はまあ大事な部下と友人の事だからね。
任せてと笑い返した。

温かいプラスチックカップに入れられた紅茶をサイドにある小さなテーブルに置いた。


いつだったか郁と初めて飲んだカモミールティ。

小牧に頼んで持ってきてもらったものだ。


「それじゃとりあえず、カミツレで乾杯しとこうか」

そういって差し出された、味気ないプラスチックカップをゆっくりとぶつけた。


「婚約おめでとう――堂上」
「ああ、ありがとう」



湯気を立てる、優しい香りを吸い込み、堂上は温かいお茶を一口飲んだ。





ポエマー堂上!

堂上さんのポエマップリを表現しようとしてどっか遠くに行ってしまった。
小牧さんも笑顔でカップとか落としそうな感じだと思って落としてもらった。

アニメチックに思い浮かべてほしい感じです。(笑)
意外と笑わずにふつうに驚いてもらいました。

本気で驚くときっと小牧さんも笑う余裕がないと思うんだ(余裕か!?)


明日はR15指定で読み切りを載せる・・・と思います。
もしご興味がある方がいらっしゃればぜひ★

07:00 図書館SS(堂郁)

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