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【不定期】朝のミニ連載小説 白い闇のなか 12話

2008/11/20
おはようございます~

木曜日。明日頑張れば三連休ですね!

とはいえ連休もスケジュールビッチリだ~。ってほぼ図書館戦争活動ですが。
髪も切りに行くぞーとウハウハしている。

皆さんは三連休は秋の行楽でしょうか?
たまには自然の中で紅葉饅頭狩りでもしたいですよね☆

昨夜更新のあみみ様の寄贈品

「としょせん DE 森のくまさん」朝から癒しと笑いを与えてくれると思います~。
まだの方はぜひそちらも、ご覧下さいね!!

ではでは私の置き土産 今日も頑張っていってらしゃーい!

堂郁 恋人設定(プロポーズ直後くらい) 年齢フリー テーマ:郁ちゃん記憶喪失

シリアス度:★☆☆☆☆ ジレ度:★★★☆☆ 糖度:★★★★☆ ほのぼの度:★★☆☆☆




「あの二人どうかしら?」

手塚は突然の呼びかけに足を止めた。
振り返らずとも声の主は分かる。

ゆっくりと振り返れば、予想通り華奢な人物が何冊か本を抱えて立っていた。

「なんとなく。元のままって感じだな」
「そう?気まずそうにしてるとかないの?」
「ないな。なんか、見てると痒い」
「そう。良かったわー。痒くいくらいがあの二人のデフォルトでしょー?」
「そうれはそうなんだろうけど。こっちは居た堪れない」

ガックリ肩を落とした手塚を柴崎が覗き込む。

「ま、見てて痛いくらいなら痒い方マシってもんでしょ。傷も治りかけは痒いもんよ」

柴崎は、じゃまたねと笑いながら歩き出す。
手塚は無言で柴崎から持っていた本の2/3を取り上げた。

「あら、手塚にしちゃ気が利くじゃないー?」
「一言余計だ。どこに持って行くんだ」
「第三資料室。助かるわー。色女、金と力はなかりけりってね」
「それを言うなら、色男だろ」
「さすが、手塚。笠原ならすかさずナニソレー?自慢かっ?!って来る所よ」

クスクスと笑う柴崎に手塚が憮然とする。

あいつと比べるなと溜息交じりに零すと、柴崎は少しだけ歩調を速めて手塚の斜め前を歩いた。

「あんたは、この言葉当てはまんないわねー。レアだわー」

言葉の意味を図りかねる前に柴崎はするりと第三資料室に入っていってしまった。
手塚も慌てて、その後を追った。


                          ◇◇◇

「堂上教官、日報お願いします」
「ああ」

堂上は日報を受け取るとパラリと捲る。
一通り目を通して押印した。

「よし。上がっていいぞ」
「はい!お疲れ様でした」


明日は公休日だ。
でも、まだ明日の約束をしていない事を堂上は気づいているだろうか。
言おうか言うまいか迷ってから郁は言葉を飲み込んだ。


「・・・お先です」手荷物を持って立ち上がろうとした所で堂上が振り返った。

「お前今日これから空いてるか?」
「へ?これから・・・ですか?」
「俺ももう終わるから、空いてるな晩飯でも食いにいくか?」
「い、いいんですか?!」
「別に構わないだろ。なんでそう驚くんだ」

堂上が郁の勢いに押されて笑う。
郁は真っ赤になりながらもブンブンと首を縦に振った。


やり直しデートは何度かしたが、全て公休日の昼間だけで夕食に誘われるのは初めてだ。
まだ、堂上とは手しか繋いでいない。

キスもその先も、まだそれを予感させる事が無かった。

郁にしてみれば初めて男性と付き合っている感覚で、手を繋いで歩くだけでも気恥ずかしく。
抱きしめられるだけでもドキドキと心臓が煩い。

けれど堂上にしてみれば、そういう関係にもなっていた相手と過ごしていて
そういう事をしないというのがどういう感覚なのか、掴みかねていた。


も、もしかして今日、が・・・外泊とか?!
でもでもでも、まだキスもしてないし。

あ、でも教官はもうあたしとは全部しちゃってるから・・・
そろそろって思ってるとか?

今日はまだ身体の都合は大丈夫だけど、心の都合が!!


「郁、どうした?終わったから準備できたら行くぞ」
「い、行くってどこへっ!!」
「何を言ってるんだお前は、メシくいに行くんだろ?」
「あ、そか。そうですよね。夕飯」

なんでもないと郁が右手を左右に振る。
堂上は怪訝な顔した後に、ニヤリと笑った。

「外泊、出してくか?」

その言葉に郁は思わず座っていた椅子を後ろに引き、机に思い切りぶつかった。

「いたっ!」
「阿呆、なにやってるんだ」
「きょ、教官・・・」
「なんだ?」
「外泊・・・するんですか?今日・・・」

郁は真っ赤になった顔で俯くと、小さな声で呟く。

堂上がしたいというのなら、承諾するつもりだった。
怖くてたまらないけど、堂上が喜ぶことは何でもしたい。

行為に進まないことで万が一にも繋いだ手を離されるのは怖い。

ギュッっと目を瞑って言葉を待っていたら、堂上の掌が郁の頬をそっと撫でた。
そしてクシャリと髪を掻き混ぜられる。

「まだ、いい。お前の心の準備が出来てからでいいから萎縮すんな」
「でも、教官は――」
「俺ももう一度やり直してるつもりだ。だから、ゆっくりでいい」
「呆れてませんか?」
「呆れるくらいなら、もう一度一緒にはじめてくれなんて頼むか」

思い切って顔を上げると、堂上の視線とぶつかる。
堂上のまっすぐな瞳に吸い込まれそう――。そう思っていたらゆっくりと顔が近づいてきた。
反射的に目を瞑ると額に柔らかいものが触れてすぐに離れた。

何かが触れていった場所を郁は右手でそっと押さえる。
ぼんやりと堂上を見上げていると、堂上が蕩けそうな笑顔を作った。

「今はこれだけだ。ほら。さっさと行くぞ」
「あ、は――はい!!」

慌てて立ち上がる。

もう心臓は爆発しそうなくらいにドキドキと高鳴っていて。
おでこにキスをされたくらいでこんなに動揺しているという事を堂上に知られるのは恥ずかしかった。






デコチュ!

デコチュデコチュデコチュ!! 四回言った!!
このシュチュがすきだー。

デコにチュってされて赤くなりながらデコ押さえるの☆

でもジレジレはミミミっとゲージが上がりますね。
堂上さんは迷っている、そりゃ迷うさー。
早速キスだ!といかない所がな。クスッ。

コラーという声が聞こえそうだけど、いんだココ事務室だし。
他に人いないのか?という疑問は放置だぞ(笑)


そんでもって堂上さん版だとさー、こうなんだ!

『教官。今日の夜あいてますか?』
『ん?これが終われば終わりだぞ』
『じゃあ、晩ご飯どうですか?』
『ああ、いいぞ。じゃあ少し待ってくれな』

せっせと書類を仕上げる堂上さんにもじもじ赤い郁ちゃん。

『終わったぞってお前顔真っ赤だ。どうした』
『えと、遅くなった時の為に一応外泊出しときませんか?』
『いいが・・・そんなに遅くなると明日きついだろう』
『念のためです!念のため!!』
『何企んでる?』
『い、いえ!!なにも!!』

うろたえる郁ちゃん。
溜息をつく堂上。ジロッと睨んではくじょーしろーと。

『う・・・・・。ほ』
『ほ?』
『ホテルに連れ込むつもりでしたっ!!』
『――っ!アホか!貴様!』
『だって、したらきっと思い出すと思うんですよー』

アホか!誰に吹き込まれた。柴崎か小牧か!隊長か!!
クソッ、本気でヤるぞ!!!

『そういうのは、もっと落ち着いてからの方がいいだろう』
『いえ!!すぐにでも思い出して欲しいし!あたしっ教官の為ならすっごく恥ずかしいけど
おねだりされてたピーもピーもピーも!!!全部やりますからっ』
『バカ!ここをどこだと思ってるんだ!!』

ってなんだピーもピーもピーもって全部放送禁止用語だろう!
そして俺はコイツになにを強請ってるんだっ。

一体記憶なくす前は一体どれだけだったんだーーーーーーーーーー!!!



と、知らない自分の一面に激しく動揺するといい!
多分、おねだりして恥ずかしいからダメって断っていたこともこんな状況になったら
郁ちゃんは果敢にチャレンジしようとするだろうと思った!

ヒトリゴト、だ!


またあした~~~
07:00 図書館SS(堂郁)

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