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【不定期】朝のミニ連載小説 白い闇のなか 9話

2008/11/17
皆さん おはようございます!

今日からまた一週間長いですね。
なにやら遊びまくっていた土日のように思いますが今日からまた
まったりと会社勤めです。

昨日日曜出勤した旦那は見事に私の風邪がうつったようで
頭イタッ頭イタッ、ネムッ、ネムッと言いながら会社に行きました・・・。

不思議な事に寝ても寝てもこの旦那の【元気だ】という瞬間を殆ど
見た事がないんですよね。いつも振り絞って生きてる感じだ。

ヤッパあれか!?意味違うけど漢10を飲ませるといいかな★
(こりゃ聖さん所のSSネタですが。ちょっとどこで売ってる?と思った(笑))


さてー、憂鬱ですが、元気だしてお仕事に勉強に!頑張りましょう!

提出課題たくさんありがとうございます!!
随時、夜にでも張り出ししようかなと思っています♪


という事で、今日も置き土産。
誰も待ってないだろうお待ちかね!


堂郁 恋人設定(プロポーズ直後くらい) 年齢フリー テーマ:郁ちゃん記憶喪失

シリアス度:★☆☆☆☆ 切なさ:★★☆☆☆ 糖度:★★★★☆




堂上に手を引かれるようにして歩く。
先ほどまでの、空虚な気持ちが何かに満たされる。


 ああ、あたしはやっぱりこの人が好きなんだ。


自然にそう思えた。

会えないと寂しい、会えたら嬉しい。

 これは記憶がないあたしも堂上教官がすきって。そういう事・・・だよね?

答えのない心の中の問いかけ。
けれど、郁の中に既に答えはある。

ほんの少し先を歩くこの背中が、そっと握ってくれている大きな掌が
もたらしてくれる温かさと幸福感は紛れもなく、恋心だと。



人気のなくなりかけている公園を堂上と二人で歩く。
チラホラ見えるのはやはりカップルばかりだ。

自分達もそう思われているのだろうか。

なんだか気恥ずかしくて俯いていると、堂上の脚がピタリと止まった。
腕を引っ張られて郁も慌てて立ち止まる。

堂上は何も言わずにベンチに座った。
郁もそれに習って腰掛ける。

僅かな沈黙の後、堂上が前を向いたままおもむろに口を開いた。

「それ、似合ってるな」
「え?えと」
「服だ。似合ってる」
「これ、教官初めて見ますか?」
「ああ。初めてだ」


この服はまだ堂上には見せていなかったのだと解り、思わず郁の頬が緩む。
こんなかわいらしい服が似合っているとまさか堂上から言ってもらえるとは思わず
ありがとうございますと小さく呟いた。

「今日はどうしたんだ。一人で。そんな格好で」
「部屋にいると色々不安になるから出かけようと思って。で、思い切ってお洒落して出かけたら気持ちも晴れるかなって」
でも逆効果で変なナンパされちゃいましたね。と頭を掻くと堂上が郁の顔をじっと見つめた。
突然視線を合わされて郁が硬直すると、躊躇いがちに伸ばされた堂上の手が郁の頬に触れる。


「教官?」
「ああ、すまん。なんでもない」

すぐに堂上の手は元の位置に戻った。
何か言いたげな堂上の顔が目に焼きつく。

「教官はなんであそこにいたんですか?」
「買い物の途中で立ち寄ったんだ」
「もしかして、あたし、教官をあのお店に連れて行ってました?」
「たまにな。特別な時にいいやつを飲むと格別なんだろ?」

不思議な感覚だった。自分は言っていないのに堂上は知っている。
まるでエスパーみたいに、郁の好みや思考を読んでいる。

もちろんそれは郁自信が教えた事なのだろうが、記憶がなければ
堂上が何も言わなくても知っていてくれるようで嬉しい。

ほんの少しの沈黙の後、堂上が膝においていた郁の手を握った。
それだけで心臓が跳ね上がる。

「一人で出かける時はあんまり綺麗な格好するな。何があるか解らん」
「あ、はいっ。でも、今度からナンパにはちゃんと気をつけます」
「さっきも言ったがお前は女なんだ。多少戦闘慣れしていても、複数に囲まれれば勝算は低い」
「それは、解ってます。今日は本当に助かりました。すみません手間かけちゃって」
「いつも都合よく、という訳にはいかんから服装や外出時間に気をつけろと言ってるだけだ」

ぶっきらぼうな口調なのに優しく感じるのは何故なのだろうか。
そこに心配しているのが手に取るように解るからこんなに嬉しいのだろうか。

「じゃ、じゃあ。次に出かけるときはついて来てくれますか?」

零れ出た本音に、堂上が郁をじっと見詰める。
俺でいいのかと小さく訊ねられて、郁は頷いた。

 好きだと、記憶はないけど、あたしは教官が好きだって言おうか。

勇気を出そうと握った拳を堂上にきつく握られる。
視線と視線が交差して、一瞬、時が止まった。

「好きだ」


聞き違いかと耳を疑いたくなるほどのストレートなセリフに郁が硬直する。
堂上は、真摯な眼差しのままもう一度その言葉を口にした。

「お前が、好きだ」

理解すると一気に恥ずかしくなり頬が熱くなる。
堂上の視線が痛いほどに突き刺さり郁はゴクリと息を飲んだ。

「あ、あたしも・・・好き、です」
「記憶が、戻ったのか?」
「戻ってないです。でも、好きなんです。それは間違いなくて。でも、言うのは躊躇いがあって」
「俺と付き合っていたから、と気にかけた結果じゃないのか」
「絶対にそうじゃないとはいえないけど、そうじゃなくてもあたしは教官が好きみたいなんです。
 そっけなくされると凄く寂しくて、特別な顔を見せてもらえると嬉しくて。記憶なんてなくても
 あたしは、ちゃんと教官が好きって解ったから――」
「躊躇ったのは?」
「教官があたしと付き合ってたって事は教官は少なくとも記憶をなくす前のあたしを好きだって知ってるから
 それを知っていて、好きっていうのはずるいと思ったんです」

ずるいのは俺だと小さく呟く声が聞こえたと思ったら、抱きしめられていた。
温かくて力強い腕は酷く懐かしくて、何故か涙がこみ上げた。

「記憶がなくたっていい。また、俺とはじめてくれるか?」
「教官が、嫌じゃなかったら――」
「嫌な訳あるか・・・。お前がいつか他の男のところへ行くと思ったら、正直キツかった」

記憶を失って初めて聞いた堂上の弱音に郁の心が震える。

『上官』の仮面に隠された堂上の本音を初めて掴まえられた――

「あたし、ちょっと頭打ったくらいで忘れちゃったんですよ?」
「失くした分の記憶は全部俺がお前にやる。だから、俺の所に居てくれ」

堂上から与えられる温もりと言葉は郁の心の中にある白い闇を僅かに照らす。
小さくしゃくりをあげながら、郁は堂上の背に腕を回した。

記憶が無くても、香りも温もりも『この人』だと告げている。


堂上の胸に顔を埋めるように郁は心の中の不安を吐き出すように嗚咽を零した。

記憶をなくして初めて、思い切り声を上げて泣いた。
堂上は戸惑うことも、慰める事もなく、ただ静かに郁の嗚咽が止まるまで
そっと郁の背中を撫でていてくれた。





という訳で、あららこの人達記憶がなくてももう一度付き合うんだね!

どうでしょう。少しは皆さんの心のモヤは晴れそうですか?(笑)
この後はね、甘酸っぱい展開になるといいね!と

この先【不定期】が目の前をチラつきまくりですが、なんとか皆さんを終着点に
つれていきますので、もう少しお付き合いくださいね!!


これは堂上さんバージョンで妄想するとこんなイメージか!

郁ちゃんなら突然キスを迫るに違いない!
それで堂上さんが慌てる訳です。

当麻事件バリに一気に唇を奪われて呆然とするのです。

「お前、今自分が何したかわかってるか?」
「分かってます!キスしました」
「落ち着け。普通キスっていうのはもっとこう、ムードを持たせてだな」
「今のキスで何か思い出しませんか?」
「ん?このやり方に何かあるのか?」

となってガックリ郁ちゃん。
でもめげないでもっとたくさんしたら思い出すかもしれないと堂上さんを公園の茂みに連れ込むとヨイ!!


そんで茂みから、郁落ち着け頼むから!!

と堂上さんの悲鳴が聞こえると楽しいな♪
いっぱいチュウなんてされたらその先が大変だもんな☆


という訳で、また明日★
貴方の前をラブ救急が通ります~
07:00 図書館SS(堂郁)

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