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【不定期】朝のミニ連載小説 白い闇のなか 2話

2008/11/05
おはようございます~。

水曜日ですね。1日仕事に行っただけでなんだか疲れますね(オイ!
それでもテンションあげて乗り切りましょうかね!

昨日は業務中に指を負傷しまして。
血がねーでたんですよー。労災だねー。労災だねーって主任に詰め寄ったら。
バンソーコで許しておくれと言われた(笑)

でも結局自前のバンソーコでした。

こゆとき堂上教官ならすぐにバンソーコつけてくれるのになーとかおもった(笑)
んでコップ洗おうとした時とか、今日は指ぬらすなとか言って洗ってくれたりして。
ウフフフフフって妄想笑みを浮かべながら、しみる指でコップ洗った。

あ、イイネ。これはステキなアホネタになりそうだねぇ。
と頭に花が咲いている水曜日の朝。


それなのに、皆様にシリアスお届けします(笑顔

堂郁 恋人設定(プロポーズ直後くらい) 年齢フリー テーマ:郁ちゃん記憶喪失

シリアス度:★★★☆☆ 切なさ:★★★☆☆ 糖度:★☆☆☆☆(☆1個の半分くらいだ)




                     ◆◆◆

医者の診断では、脳波やその他の機能には異常がなかったが
ここ1・2年くらいの記憶がすっぽり欠如している状態であることが判明した。

ふとした拍子に思い出すかもしれないし。思い出さないかもしれない。
それは、現時点ではなんともいえないという、お決まりの診断だった。


業務部に連絡をいれ、柴崎に郁を預けた。

記憶喪失といっても一部期間の記憶だけなので大まかな仕事や寮生活には
影響はないが、堂上にとってはとても大切で重要な時間が郁の中から消えてしまった事に
酷く動揺していた。


部屋に戻ってから、部屋着に着替えて、夕食も取らずビールを開けた。

ほんの数時間前まで恋人の笑顔で笑っていた郁のあの怪訝な表情。
部下と上官という関係意外にプライベートな関係なんてないと言い切った、戸惑った顔。


「くそっ!」

やり場のない怒りに、堂上は飲み干したビールの缶を握りつぶした。

コンコンとノックの音が響き、小牧が顔を出す。
いつもの様なからかいの笑顔ではなく、真摯な顔つきが話題を聞かずとも想像できて堂上は視線を逸らした。

「入るよ」
「何か用か」
「気持ちは解るけど、そう頑なにならないでよ。これからのこととかあるでしょ」
「仕事は多少影響があると思うが、記憶が抜けたのはせいぜい2年程度だ。忘れている事もあるだろうが一応一通りこなしてきた事だから覚えなおすのは早いだろ」

投げやりなその言葉に小牧が溜息をつく。
持参したビールのプルを開けて堂上の前に置いた。

「気持ちは解るよ。でもちょっと冷静になりなよ」
「解ってる」
「大丈夫、笠原さんはきっと思い出す。思い出さなくても、お前の事を思ってる気持ちは自然と沸いてくる」
「あいつには、とりあえずお前らからは何も言わないでやってくれ」

俺と付き合ってたなんて気づいたらショックだろうからなと、苦笑する堂上に
小牧は痛ましげな視線を送った。

「まあ、多分すぐに気づいちゃうよ。写真もメールも指輪も全部残ってるんだから」



                     ◇◇◇


記憶喪失。

そう告げられても、実はピンと来ない事が多すぎる。
自分にとっては何も変わっていないのに、周りは知らないうちに時間が進んでいるという。

正確には自分の時間だけが戻ってしまったらしいのだが。


「ちょっと。笠原。何ボーっとしてんの。頭痛いの?」
「ううん。大丈夫。なんか変な感じだからさー」

そういいながら郁は着ていた服を脱ぎ捨てて、自分の胸元に揺れるネックレスに目を見開く。
プライベートでもほとんどしないアクセサリを自分がしているという事実に。

そしてそのネックレスのトップはよく見ると指輪だ――

それも一見して高価と解る。ダイヤのような石が埋め込まれた指輪。

食い入るように見詰めていると、柴崎が真剣な顔でこちらを見ていた。

「これ。なに?柴崎、知ってる?」
「知ってるわよ、そりゃ」

ドキンドキンと郁の鼓動が早まる。
自分の机の上に飾られている見たことのない品々。
そして、写真立てに飾られている写真で言葉を失った。


はにかんだ笑顔で笑う自分と証明写真の様な顔をした堂上が寄り添うように写っている。
これではまるで――

そう思った瞬間、後ろからスッっと細い腕が伸ばされ写真立てが持ち上げられた。
「まあ、そういう事よ。あんた、忘れちゃってるみたいだけど。みたまんま」
「あ、あたし堂上教官と?」
「そうよぉ。それはそれは相思相愛で?こっちがあてられて黒こげになるくらいはアツアツだったわよぉ」
「嘘でしょう~~~?!」


想像もつかない状況だ。
入隊当初程に思う事はなくなり、いいところもあるんだと思う事もたくさんあった。
もちろん、余計な一言がいつもついてきたり、郁を女扱いしなかったり。

ドキドキ、することもあったし。どっちかっていうと好ましい上官て思ってはいたけど――
どうひっくり返って付き合うという話になったのか皆目見当もつかない。

「これ、ドッキリとかじゃ・・・」
「ないに決まってるでしょうが」
「・・・だよね」

堂上が『郁』と呼んだ理由が今になって解る。
自分は堂上とプライベートな関係などない。

そう告げた時、堂上の見開かれた瞳。
あれは、そういう意味だったのだ――。

「でも!堂上教官は何も!」
「そりゃあ、いえないでしょうよ。お前俺と付き合ってる事忘れたのか?なんて」
「――っ。じゃあ、あたし教官にひどい事言った?」
「記憶がないんだから仕方ないわよ。向こうはちゃんとわかってくれてるわ」

言葉を失った郁の肩を柴崎が抱き寄せる。

「焦る事ないわよ。普通にしてたら思い出すこともあるかもしれないし。 思い出さなくても、あんた達は多分」

柴崎はそれ以上は何も言わなかった。

「調子悪かったらすぐに言うのよ。頭打ってるんだからね」
「うん・・・解ってる」
「夕飯は?」
「今日は・・・いい。なんか凄く疲れたしもう寝る」
「そう、一応大事を取って風呂もやめといたほうがいいと思うから、そのまま寝ちゃいなさい」

郁はのろのろと部屋着に着替えると、ベッドに潜り込んだ。

必死に思い出そうとすると、真っ白な霧の様な光景ばかりが浮かび
こめかみがズキズキと痛む。

明日、教官に会ったらどんな顔すればいいの?

胸元に下げられたままの指輪を握り締める。

これは恋人の指輪?
それとも、もっと深い関係の指輪?


郁は固く目を瞑った。
これは夢かもしれない。明日起きたら全部知っている世界に戻っているかも。


もう寝ちゃおう。
そう思ってから『忘れてた』と携帯を手に取る。

携帯を手にとったまま固まった。

 あたしは今『何』をしようとした?
 あたしは今『何』を忘れていたと思った?



その答えがわからない。

携帯で何かをしなければならなかったはずなのにそれが思い出せない。

ドクン、ドクンとやけに大きな心音を静めるために深呼吸を繰り返した。
不安を紛らわす為に、ぎゅっと携帯を握り締める。


そのまま郁は深い眠りに落ちた。






見事に忘れられてしまいました。堂上さん。
ヤケにもなりますよね・・・。

そして色々な驚きに見舞われる郁ちゃん。
身体で覚えるタイプの郁ちゃんなだけに、身体記憶している事が多いはず!


徐々に上げてこうぜ!ってことでまだしっとり目・・・。

そういえばまた耐える堂上さん系だ。
なぜか堂上さんを耐えさせてしまう(苦笑)

耐えの似合う男!堂上 篤。なんてね(笑)

待てば海路の日和アリ!!という事で、また明日~~~♪
07:00 図書館SS(堂郁)

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