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あこがれの・・・・  その1

2008/05/28
おはようございます。

段々と暑くなってまいりましたね~。

今日は、久々に読みきりじゃないパターンで。

明日続きがいけるかは、ちょっと不明ですが、とりあえず一話目です。


堂郁 恋人期間 年齢フリー あこがれの遊園地デートです。




もう少ししたら寝ようかな~と思っていたら
雑誌を広げていた郁に声をかけれられた。

「ねえ、柴崎」
「ん~?」
「来週のさ、木曜と金曜って特別休じゃない?」
「そういえば、あんたんとこもそうだったけ」
「そうなんだよね。丁度お休み重なってるしさー。行きたい所あるんだけど」

と郁がおねだりするように食べていたポッキーを差し出してきた。

ポッキーを受け取りながら、どこ?と尋ねた。

「山梨なんだけど・・・」
「はぁ?山梨?何しに?」

突拍子もない答えに柴崎が首を傾げる。

「あのねー。コレ!コレ乗りたいの!」そういって郁が見ていた雑誌を指差す。


【富士○ハイランドに新たなる絶叫マシン登場!】

「・・・・・・却下」
「えー!なんでー!?柴崎も好きでしょ!?」
「なんで、折角の休みにそんなトコにいい年した女二人で行かなきゃなんないのよ!
 堂上教官と行けばいいでしょ!」

そう言うと、郁はガックリとうな垂れた。

「だって・・教官行きたくないっていうんだもん」

柴崎は、話題を振られた時の堂上を思って苦笑した。
そりゃそうよね。30にもなった男が遊園地デート・・・。

「可愛い彼女のお願いなんだから、もう一回おねだりすれば連れて行ってくれるんじゃないの?」
「柴崎と行けばいいだろって言われたー」


さり気なく自分に話を持って行かそうとする辺り、さすが堂上だ。
が、しかしそう簡単にホイホイ乗せられてやる訳にはいかない。

「堂上教官て意外と冷たいのねー。まあ、そういう事ならいってもいいけど?」

そう言うと郁はとても嬉しそうに目を輝かせた。

「ほんと!?いいの!?」
「いいわよー。た・だ・し!条件があるわ」
「うっ・・何?あんまり高いのは・・・」
「値段じゃないわよー。どうせあんたの事だから一泊なんでしょ?」
「なんで分かるの!?」
「分かるわよ。朝イチに間に合うように行って、閉園まで遊び倒して
 泊まってからゆっくり帰りたいんでしょうが」
「あんた、恐ろしいわね・・」
「あんたが恐ろしいほどバレバレなの!」


そっかーと郁はため息をついた。
なんでバレバレなのかなーとか考えている顔だ。

「で、条件だけど。小牧教官と毬江ちゃん。あと手塚誘って」
「はぁ!?」
「あと、手塚にウザくなくて程ほどの同期一人連れて来いって言っといて」
「ちょ!ちょっと!なんでそうなんの?」
「いい年して女二人でいけるわけないでしょうが!毬江ちゃんなら多分そういうの好きだし。
 毬江ちゃんが行きたがれば小牧教官は来るわ。あとはアッシーが必要だから手塚!
 手塚を誘ったら人数バランス悪いから同期一人!わかった?」


畳み掛けるように言われて、思わず頷く。

どうしても、行きたいし・・。
付き合ってくれるなら別に手塚がいようが小牧教官がいようが・・・
関係ないといえば関係ない。

それに大勢の方がああいうところは楽しい。

本当は堂上と二人で行きたかったけれど、あの様子では絶対に付き合ってくれない。

「解った!誘う。でも、もし皆都合が悪くていけなくても付き合って!」
「手塚は大丈夫。貸しがあるから。小牧教官たちはいけなくても誘う事に意味があるから
 それでいいわ。手塚の同期はウザくないやつ頼んどいてよね。」
「小牧教官は誘うだけで意味があるの?どういうこと?」
「あんたは解らなくていーわ。まあ、あんたにとって悪い話じゃないから言う通りにしなさい~」


じゃ、今日はもう寝るわ。

人数決まり次第、宿とかレンタカーとか手配しましょ。
といって柴崎は自分のベッドへと潜り込んだ。


少々意味不明な点はあるが、どっちにしろ付き合ってもらえるのなら問題ない。

郁はいそいそと、自分のベッドへと入った。


***

翌日、郁は堂上が班長会議に出かけている隙に小牧に話かけた。

「小牧教官・・ちょっといいですか?」
「どうしたの?笠原さん。質問?」
「いえ。プライベートな事なんですが次の特別休って予定ありますか?」
「一応、毬江ちゃんとデートだけど行き先は決めてないよ?なんで?」
「もしよかったら、一緒に遊園地・・いきませんか?」

突然の申し出に小牧は驚いた様に目を見開く。
そして笑った。

「・・なんか突然だね。どうしたの?」

郁は手短に事情を説明したら、小牧はクククっと軽い上戸に入った。
そばで聞いていた手塚も、オイ!俺も入ってんのかよ!と突っ込む。

「柴崎が手塚には貸しあるから。誘えば来るって」
「・・・・・・。解った・・・でも貸しはこれでチャラだって言っとけ!」

一体どんな貸しがあるのか。恐るべし柴崎!
小牧教官は?と目線を移す。

「うーん。毬江ちゃんに聞いてみて、行きたいって言ったら行くよ。
 多分、前に行きたがってたから喜ぶと思うけど。泊まりなんでしょ?」
「はい。その予定です」
「じゃあ、念のため確認してみるからちょっと待って」と小牧はメールを打ち出した。


程なく返信が返ってくる。

「あ、いいって。行きたいって言ってる。じゃあ一緒に行こうか?」

郁は嬉しそうにいいんですか!?と笑った。

「えっと、それで後誰か一人男捕まえるんだよね?」
「あ、ハイ。手塚に誰か・・・」
「じゃあさ、それ俺が捕まえてきてもいい?」

突然の申し出に郁が首を傾げる。

「別にいいですけど・・?」
「軽く付き合ってくれる感じのヤツなら誰でもいいんでしょ?」
「ハイ。あ、でも気を遣っちゃうような感じじゃない方が・・」
「それはさすがに考慮するから大丈夫。じゃあ決まったら連絡するから」
「解りました。お願いします」
「あ、後、車と宿の手配どうしようか?」

「あ、じゃあそれはこっちでします。付き合ってもらうのに悪いし・・」
「OK。じゃあ、金額とかは決まったら教えて」



やったぁ。これで新しい絶叫マシン乗れる!

と心の中で喜んでいたら手塚が怪訝な顔でこちらを見ている。

「なに?手塚」
「いや・・・ていうかお前、いいのかよ」
「いいって何が?」
「堂上一正のいないところでこんな話して」
「・・だって。教官は行きたくないって言うし。断られたのに目の前で他の人を誘ったらあてつけみたいに見えちゃうじゃない・・・」

いや、黙って他の男連中誘って出かける方があてつけに見えるんじゃないのか?
と思ったがこれ以上言っても仕方ないので、お前がいいならいいけど。と話を折りたたんだ。


***

堂上は一人、部屋でビールを傾けていた。

そこに、コン!とノックの音がしていつもの顔が現れた。

「堂上いい?」
「ああ。いいぞ」

返事をする前に、小牧が部屋に上がりこんでくる。
当然、酒も持参だ。

今日は珍しくワインを持ってきている。

「珍しいな。お前がワインとは」
「うん。ちょっともらい物。グラスある?」
「ああ。こんなのしかないがな」

と手近にあったグラスを渡す。

ポンッ!といい音がしてワインの栓が開いた。

紅い液体がグラスに注がれる。
ワインを一口のんで、小牧がそうだ、と思い出したように顔を上げた。

「堂上、笠原さんの遊園地デート断ったんだってね?」
「なんで、お前が知ってる」
「今日、誘われたから」
「!?なんだ、それは」
「一緒に行きませんか?って」
「なんでお前と郁が二人で遊園地に行くんだ」

アホかあいつは!と
堂上は不機嫌そうにビールを呷る。
小牧は早速上戸に入り始めたようで、笑いながら否定した。

「誰が二人でって言ったの。俺と毬江ちゃん。柴崎さんと笠原さん あと、手塚と誰か」

その言葉にますます堂上が怪訝な顔になる。

「なんだ。その面子は。誰かって何だ」
「誰かは決まってない。これらから俺が決める。女の子3人で男2人じゃバランス悪いからね」

と嫌味っぽく堂上を見た。

堂上は眉間に皺を寄せたままビールを傾ける。

「堂上よりもいい男を連れて行って、笠原さんに他にもいい男はいるよって教えてあげようかと思って」

と屈託なく笑う、小牧に堂上が怒鳴った。

「余計な事するな!何の嫌がらせだ!それは!」
「嫌がらせ?そうかな。あこがれの遊園地デートにも付き合ってくれない岩石みたいにカタイ恋人より
 優しくリードして、彼女に合せてあげられる大人の男もいるって可哀想な部下に教えてあげるだけだよ」

「別に遊園地じゃなくてもデートは出来るだろうが!」
「そりゃそうだけど。笠原さん交際は初めてなんでしょ?そしたら遊園地デートに憧れたって仕方ないじゃない?
 年齢的には妙齢の女性だけど、結構乙女思想だしね。」

そんな事、小牧に指摘されなくてもわかっている。
ただ、どうしても遊園地で楽しむ自分がありえなさ過ぎて承諾できなかった。

だから、せめて柴崎といって来いと勧めたのだ・・・・
それがなんでこんな事になっている。と思って、柴崎のしたり顔が目に浮かんで
目の前が真っ暗になった。

「夜のレッスンばかりに励む彼氏より彼女のレベルに合せて楽しく過ごさせてくれる彼氏の方が幸せでしょ」

堂上は飲みかけていたビールを吹いた。
「夜のレッスンにばかり励むってなんだ!どういう意味だ!」
「そのまんまだよ、公休の度に外泊に付き合って体の関係ばっかり求められて。
 夢の遊園地デートは却下じゃ、初めての交際なのに夢も希望もないじゃない。」

と小牧が肩を竦めた。

堂上がふるふると肩を震わせる。

一見気の毒そうな顔をして見せている小牧がハラの中で何を考えているのかなど御見通しだ。

だまってビールを呷っていると、更に追い討ちをかけられた。

「早朝に車だして朝イチから閉園まで遊んで一泊するコースだって。笠原さんらしいよね。
 ホテルは3部屋頼んでくれるって言うから」

泊まり、ホテルと聞いて、堂上の視線がますます鋭くなる。

「3部屋ってどういうことだ」
「俺と毬江ちゃん。手塚と柴崎さん。笠原さんと誰か」
「アホか!手塚と誰か、郁と柴崎だろうが!」
「誰かは先輩だからね。手塚はさすがに居づらいだろうし、大丈夫ちゃんと優しくリードしてくれる
 男をセレクトしていく予定だから」

とニヤリと笑われ、堂上は、飲んでいた缶ビールを乱暴にテーブルに置いた。

「行けばいいんだろ!行けば!」

「別に俺は誘ってないよ。無理せずに2日間のんびり本でも読んでれば?土産くらい買ってくるし」


堂上は内心舌打ちした。

小牧が本気になると本当にタチが悪い。

是が非でも、行くと言わせる気だ。

しかし、こいつがやるといった以上は本当に適当な男をセレクトして郁に宛がうのは間違いない。

郁がそう簡単に他の男に心を許すとは思えないが、小牧に加え柴崎もついてくるとなれば話は別だ。

下手したら、酒で潰された挙句、朦朧とした状態でベッドに放り込まれる・・という事もありえる。

前回ディズニーラン○を却下した事も思い出した。
そこまで行きたいならいってやろうじゃないか!とハラを決めて、小牧を睨みつけた。

「おい。俺も行く。だから<誰か>を誘う必要はない!解ったか!」
「いいの?行きたくないんじゃないの?無理する事ないよ」
「気が変わったんだ!俺じゃ文句あるのか!?」
「別に、堂上が良ければいいよ。笠原さんも喜ぶだろうし。知らない男に抱かれるよりね」

とシラっと言い切った小牧に血管が切れそうな勢いで怒鳴った。

「勝手に人の女に男宛がうような真似するな!」

可愛い彼女のおねだりを却下しようとするからじゃないの?といいながら、それじゃ俺はそろそろ戻るから。

あんまり飲みすぎるなよ!と笑いながら出て行った。

ワイン忘れてるぞ!と声をかけると、それはお前宛だから。と言い置いて。


そして、小牧が置いていったワインのビンに貼られているメモを見つけ
読み終わるなり。乱暴にはがしてゴミ箱に投げ捨てた。


-------------
堂上教官へ

可愛い彼女の操が惜しければ参加される事をお勧めします。

結局二人で行ったほうが良かったんじゃないですか?


S
-------------







というわけで、遊園地デートに行きたい!!の始まりです。

この後、ゆーえんちにいってデートしてもらいましょう!
そしてお・と・ま・り☆

さて、堂上教官て絶叫系どうなんでしょうね~(笑)
07:22 図書館SS(堂郁)

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