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朝のぷち☆連続ドラマ小説 『新しい日々への扉』 18

2008/09/12
おはようございます!

金曜日の朝が来た!希望~の~あさ~~~~~
ってコレはラジオ体操か(笑)

決戦の金曜日です。まあテキトーに受験してきます。
今日は午前中試験受けて午後から出勤なので、朝は少しだけゆっくりだ。
朝イチの試験開始が10時45分からだったから♪

ラッキーチャチャチャ☆

試験の後のんびり来ていいよっていわれたけど
のんびりってどうやって?と思った。ご飯とかゆっくり食べて来いって意味なのかな。
マッサージ屋で1時間とか?(オイッ!


さて、今日のぷち連載。

なんの盛り上がりもないですが、これぞ!日常!というコトで。

堂郁 年齢フリー 夫婦設定 テーマ:郁ちゃんの妊娠~出産をワンシーン方式?で

こういうテーマは苦手だって言う方はスルーしてくださいね。

これはあくまでもイメージ小説でありリアリティは追及していません。
そして基本苦情は受け付けません。
また、この作品は別冊2の前に書かれた作品である為、時系列が
原作と違っている点がありますが、今回は修正しません。ご了承下さい。



朝のぷち☆連続ドラマ小説 『新しい日々への扉』 第十八話




翌日から郁の生活は一変した。
しばらくは出勤をしない生活になるのだ。

身体は元気なのに仕事に行かないというのに酷く違和感を感じる。

眠っている堂上を起こさないように郁はそっと寝室を出た。
カーテンを開けると朝日が差し込んでくる。

「あー、今日もいい天気になりそう」

窓を開けると清々しい秋の空気が室内に入り込んできた。
郁は思い切り伸びをして、清らな空気を胸いっぱい吸い込んだ。


すっかり目が覚めた所で準備に取り掛かる。
郁はは産休に入る前から決めていた事があった。

それは堂上の弁当を作る事だ。


子供を授かる前から堂上は郁の為に色々な事をしてくれた。
子供を授かってからは更に、たくさんの気遣いをしてくれている。

お返しという訳ではないが、郁も堂上の為に何かをしたかった。
大きなお腹で出来ることを必死で考えたのが産休中の弁当作りだ。

産まれてからはしばらく無理かもしれないが今、堂上の為に何かをしたかった。
意気揚々と郁はキッチンに立つ。

メニューは堂上の好物ばかりだ。
初日なので張り切った。

朝食の用意と弁当詰めをしていたら堂上が起きてきた。
時計を見ると、いつの間にかそんな時間だった。

「おはよう篤さん」
「おい。何やってるんだ?」
「何って朝食とお弁当」
「バカ、そんなの俺がやるからいい!座ってろ!」

と堂上が慌てて郁から菜箸を奪い取る。

妊娠初期の無理が祟ったことを今でも気にしている堂上はいつまでたっても家では郁を怪我人、病人扱いする。

郁は笑いながら、安定してるから大丈夫だよ言ったが
無理やりリビングに連れて行かれそうになった。

「篤さん。少し動いた方がいいって先生にも言われてるから」
「しかし。それは散歩とかでいいんじゃないのか?」
「お散歩もちゃんとするけど、今日から私専業主婦だし、家の事ちゃんとしたい」
「ただの専業主婦じゃないだろうが、臨月の産休中だぞ!」
「そうだけど、無理しなければたいていの事はできるから」
「しかしだな――」と言い募ろうとした堂上のシャツを郁はギュっと握る。

「産まれたら赤ちゃんにかかりきりになるし。今、篤さんの為に出来ることしたいの」

その言葉に堂上がピタリと動きを止めた。
一瞬遅れてやんわりと抱きしめられる――

「朝から可愛い事いうな。仕事に行けなくなる」

そう来るか!

心の準備をしていなかった郁にとって効果は覿面で、頬は熟れたリンゴの様に赤く染まった。


「もう、すぐそういう事言う」
「本当のことだからな」
「新婚じゃないんだよ?」
「何年経っても可愛いもんは可愛い」

とシレッと言い放たれて、郁は目を丸くした後苦笑した。

「篤さん」
「なんだ?」
「だいすき」

今度は堂上が目を丸くした後に笑った。
「俺も大概だが、お前もそうとう痒いぞ」


無理するなよと額に優しいキスをもらって郁は頷いた。
柴崎が見ていたなら、強い酒を頂戴の決めゼリフすらでないだろうと思うような展開だった。



二人で朝食を食べて、夫にお弁当を持たせる。

二人で行ってきます。ではなく

『いってきます』と『いってらっしゃい』

玄関で唇を合わせて、笑顔で堂上を見送った。
リビングの窓から、堂上が庁舎へと歩いていく後姿を見送る。

次第に小さくなっていくその姿、たくさんの関係者達が出勤していく姿に
なんだか取り残されたような気がして郁はため息をついた。


仕事がきつくて休みたいと思うこともたまにはあった。
公休が待ち遠しくて堪らない事だってたくさんあった。

それなのに、今、仕事に行きたくて堪らない。

子供の頃の病気と同じで、ズル休みしたいと思う事があっても
実際風邪をひいて休まなければならなくなると、無性に学校が恋しくなる気持ちに似ていた。


「現金すぎだよね」
と一人呟いて、郁は洗面所へと向かった。

洗濯物を確認して、スタートボタンを押す。

洗剤は、この間スーパーで見つけた新商品でカモミールの香りが長く続くと謳われていた商品だ。
確かに甘い良い香りがするのですっかりお気に入りになっている。

洗濯機が回り始めただけで、周りにほんのりと甘いカモミールの香りが漂っていた。


洗剤のカモミールの香りで嗅覚が刺激され、無償にお茶が飲みたくなり
郁は堂上が常備してくれているカモミールティを淹れた。

リビングの窓を少しだけ開けて部屋に風を入れる。
ソファに座ってゆっくりとカップを傾けるた。

カーテンを揺らす秋の風が爽やかにカモミールティの香りと混ざり合った。


一息ついて、郁は改めて自分の腹部に視線を移す。

ふっくらと膨らんだ腹部をゆっくりと撫でる。
すっかり大きくなったお腹は重く、体に錘が入っているようだった。
ずっと軽い身のこなしを特技にしてきた自分には信じられない程、身体が重く感じる。

その話を電話で母親とした時に、それが命の重みだからよく覚えておきなさいと言われた。

「命の重み・・かぁ」


郁はぼんやりと部屋の隅においてあるベビーベッドを眺める。
郁の両親が、まだ早いと言っているのに可愛いのがあったからとフライングで送ってきたのだ。

しかし、頂き物が被ると申し訳ないので、これ以上はもう大丈夫だとそれとなく母に連絡したら
知らぬ間に笠原家と堂上家でそれぞれ何を送るかは話し合って決めてあるから
心配いらないと言われて、驚いたのが2週間ほど前の事だ。



来年の今頃にはここに小さな命が増えているなんてまだ実感が沸かない。
あと二ヶ月もすれば、ここからこの世界に出てくるんだ。
そしてあのベッドの中で小さな手足を動かしてこちらを見上げてくるのだろうか。


郁はゆっくりとお腹を撫でながら思い出しつつ童謡を歌ってみる。
けれど、うろ覚えのそれは途中ですぐに行き詰ってしまった。

「んー。なんだっけ?ある日森の中、クマさんに出会った・・・・・
 出会ってどうしたんだっけ?まさか殴ったりはしてないもんねぇ」

と忘れたくて堪らないと思いながらも懐かしいクマ事件を思い出して郁は苦笑した。

一つ思い出すと色んなことが溢れてくる。
郁は思いだした様に立ち上がり、本棚からアルバムを取り出した。


入隊式から始まるそのアルバムは図書隊に入ってから新しく作ったアルバム。
全員で撮影した入隊式の写真の横には寮で初めて柴崎と撮った写真。

憧れの王子様を探して期待に胸膨らませていた、桜の季節。
全然サマになっていない訓練服姿に制服姿。


「うわっ!なつかしーい!こんなの撮ったなぁ」

郁は一人アルバムを捲りながら、ひとつひとつ思い出を辿る。
そして、半分以上捲った所でそうだと元気よく立ち上がった。

「赤ちゃんのアルバムも作ろうかなぁ」

どんなのがいいかな。やっぱり未来に残るようなしっかりしたやつがいいよね。
早速、アルバム見に行こうっと。
どうせ暇だし!散歩するようにいわれてるし。


と誰が聞いている訳でもないのに、言い訳の様に呟きつつ
郁は嬉々として手提げに必要な荷物を詰め込んだ。





この夫婦は子供が生まれてもいちゃいちゃするに違いないと思うのです。

そしてそれを子供も普通だと思うに違いないのです(笑)
何年経っても新婚さん!を合言葉に進んでもらいたいですねー。

産休中の郁ちゃんはのんびり家事とかしながら思い立ったら即出かけてそうだと思う。
そうだ!あれ買いに行こう。
そうだ!あれやっとこう!
そうだ!あれを忘れてた!
そうだ!
そうだ!

ってね(笑)

で、お前はどこまで散歩にいってるんだ!と堂上さんに怒鳴られて驚くに違いない。
07:00 図書館SS(堂郁)

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