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朝のぷち☆連続ドラマ小説 『新しい日々への扉』 12

2008/09/02
おはようございます。

火曜日ですね。まだまだ先はながいー。

ココの所、寝ても覚めても図書戦で満たされすぎなので
これは一発別の事を混ぜた方がいいんじゃないか?!と思った(笑)


そんな事をいいつつ、いそいそアンソロの更新をチェックする私はもう病気?(笑顔っ

そして毎朝ココに来て下さる皆様ももしかしたら・・わたしと同じ病気?
ナーンテ思ってみました。

今日も頑張りましょう!



堂郁 年齢フリー 夫婦設定 テーマ:郁ちゃんの妊娠~出産をワンシーン方式?で

こういうテーマは苦手だって言う方はスルーしてくださいね。

これはあくまでもイメージ小説でありリアリティは追及していません。
そして基本苦情は受け付けません。
また、この作品は別冊2の前に書かれた作品である為、時系列が
原作と違っている点がありますが、今回は修正しません。ご了承下さい。



朝のぷち☆連続ドラマ小説 『新しい日々への扉』 第十二話



郁の復帰は一週間後となった。
病院でも安定しているというお墨付きを貰い、堂上からもOKが出た。

何とか一週間で復帰できた事に安堵していると、絶対に無理をするなと
何度もクギを刺されて何度も頷いた。


久しぶりに支度をして堂上と一緒に部屋を出る。
庁舎に向かって歩く。ただそれだけのことがやけに嬉しい。
「なんだ。にやにやして」
「んー。久しぶりだからなんかワクワクする」

その言葉に堂上が苦笑した。
「お前は本当に仕事好きなんだな」
「だって・・・家にいても色々考えちゃうから。それならいつも通りにしてたい」
「いつも通りって言っても無理するなよ」
「またー。大丈夫。気をつけるから」

お前の大丈夫は信用ならんと堂上は難しい顔で溜息をついた。



郁の復帰が決まってから、正式に郁の妊娠が隊に発表された。
色々と周りの気遣いも必要になってくるからだ。

本当ならもう少し安定するまではと思ったが、既に一週間の欠勤はただ事ではない。
これ以上何もないといい続けるのは難しかったのもある。


堂上が事務室のドアを開けるとパンパーンと破裂音が響いた。
思わず堂上が郁を背にかばうようにして腰溜めの姿勢に入る。
もちろん郁も反射的に腰溜めの姿勢で『事』に備えた。

が、鳴り響いたのはクラッカー。
どこかで覚えのある光景に二人呆然とする。

そして事務室の中央には、いかにも即席で作りましたよというクス玉。

郁が驚いたまま立ち尽くしていると、堂上が凄い形相で振り返った。
「郁、大丈夫か?」

それで我に返り、郁は笑いながら平気だと手を振って見せた。
堂上はホッと胸を撫で下ろしてから、ドカドカと事務室に入る。

「どういうつもりですか!妊婦に向かってクラッカー鳴らして何かあったらどうするんだ!」

その怒声に、その場に居たタスクフォース隊員は全員目を丸くしてから大爆笑した。

「おいおい、堂上~~心配なのは解るが、クラッカーの一本くらいで何かあったら
 世の中の妊婦どうなると思ってるんだよ!」

大人な対応最有力の緒方副隊長までが苦笑いを隠せない。
堂上は赤くなりながら、バツが悪そうにほっといてくださいとそっぽを向いた。

一番大きな声で笑っていた玄田が進み出る。
「おう、笠原。大丈夫か」

郁は姿勢を正して敬礼する。
「ご心配とご迷惑をおかけしました。堂上三正、本日より復帰いたします。」

「おう、まあムリするな。こんだけうるさい旦那が付きまとってちゃ仕事にならんと思うが」
とガハハハと笑う。

その言葉に堂上が余計なお世話ですよと吐き捨てた。

そのやり取りに笑っていると、小牧がおいでおいでとクス玉の方に手招きしたので
郁はゆっくりとクス玉の紐の所まで進む。

「コレ、ひっぱってみて。」

郁が笑いながら紐に手をかけると横から堂上が手を伸ばしてきた。
俺が引くから下がってろと牽制する。

「おいおい。堂上。いくらなんでもかわいい部下の祝いのクス玉にそんな警戒するなよ!」
「中からはさみでも落ちてくるんじゃないですか!?」
「そんな訳あるか!」

堂上は有無言わさず、その紐を引いた。

中から白い紙ふぶき・・と思いきや、白い花びらとあの花がひらひらと事務室に舞った。

それは図書隊のシンボルカミツレだった。

そして中から現れた用紙には
『懐妊おめでとう!ミニ堂上バンザイ!』と書かれていた。


もしかしたら、疎まれるのではないか。
そんな風に思っていた自分が恥ずかしかった。

まさかこんな風に祝福してもらえるとは夢にも思わず、郁は笑いながら泣いた。

堂上も思った以上に想いの篭っていたクス玉に呆然としながらも表情を改めると静かに頭を下げた。



そんな堂上の肩を玄田がバンバンと叩き、まあ無事に産まれねーとなんもならんからな
せいぜい、ガードに励め!と恐ろしい言葉を平然と残して隊長室へと消えていった。

クス玉が無事割れた事に満足したのか、隊員たちも各自席に戻る。
良かったなと声をかけられるたびに郁ははにかみながら笑った。


やるだけやって掃除をしない。というお約束はそのままだ。
郁はしゃがんで床に落ちたカミツレを一つ拾った。
「郁、片付けはいい。俺がやる」

そういって堂上が郁を立たせる。
郁は違うと首を振った。

「凄く嬉しかったから、お花をいくつか拾って押し花にしようと思って」
「そうか・・。じゃあ俺が拾うからお前は座っとけ」

そのやり取りに小牧が笑う。
「堂上ー。もうここ家じゃなくて事務室だから。程ほどにね」

堂上がハッとして周りを見ると全員なんとも言いがたい表情でニヤニヤとこちらを見ていた。

すまんと呟いて手早く花を幾つか拾って郁に持たせ
掃除道具とってくると気まずげに堂上は事務室を後にした。



郁はなんとも言えない気分で、自席へ戻ると手塚が呆れた様な顔でこちらを見ていた。

「なによ」
「いや・・堂上一正どうしたんだ?」
「へ?なんで?」
「おかしいだろ!明らかに!」
「そう?いつもあんなじゃない?」
「あんなじゃない!!!」

手塚にそういわれて、郁も必死に記憶を辿る。
ここ数日ずっと家にいたせいでアレがデフォルトだったが
確かに以前職場であからさまに態度に出しているのは見たことがない。

「そういえば・・ちょっと家モードだったかな?」
「家モードって、家ではアレが普通なのか?」
「んー。そうだね。でもさっきのはちょっと押さえてるかな?」

押さえてるのかアレでと手塚は額に手を当ててため息をついた。

「お前、ほんとに無茶しないでくれ。頼むから。オレはまだ死にたくない」

手塚のその言葉の意味が解らずにはあ?と郁は首を傾げた。

とりあえず手近な本にカミツレを挟む。

「ねえ。手塚シフトなんだけど」
「ああ・・一応、堂上一正や隊長とも打ち合わせて組みなおしした。
 とはいってもお前が館内業務専門になるだけだけどな」

その言葉に郁はため息をついた。
そうだと解っていてもガックリする。

「地下書庫は結構ハードだから主に閲覧室の方になるな」
「えーーー。閲覧室の方かぁ・・・ 」

苦手な端末操作、レファレンス・・・

「いい機会だろ、お前が頑張らないと後から入ってくる女子隊員の道が閉ざされるんだぞ。しっかりやれよ
「あー。そっかそういうのもあるもんね。とりあえず、がんばる」と郁が苦笑する。

手塚はジロリと郁を見据えて、頑張りすぎるなよ!と念を押した。



手塚班は一週間館内業務に入り
その後は、訓練などいつも通りのメニューに戻る。

郁だけは、館内業務に入る班に一時的に組み込まれる形になる。
既に妊娠している事はタスクフォース全員の知る所なので、それなりのフォローは期待できるような采配だ。


郁は、立ち上がって事務室に居る全員に声をかけた


「皆さん、しばらくご迷惑をおかけしますが宜しくお願いします」

ゆっくり頭を下げると何故だか拍手が沸き起こった。
郁が首を傾げつつ頭を上げると全員優しげな笑みをたたえてこちらを見ていた。

「まあ、色々あると思うががんばれや」
「困った事があれば何でも言えよー」
「ムリしないでテキトーにな」

等と、いつもとは打って変わって真面目な言葉が返ってきて郁は目を丸くして驚いた。

これが、散々人をからかってきたヤツラと同じ人物か!?

そう突っ込まずにはいられない程の態度の違いに
タスクフォースの人間は皆大人。

そう言ってた柴崎の言葉を思い出し、その意味が改めて解った気がした。




という訳で!!!

復帰復帰!そしてやっぱり大騒ぎ?(笑)
これはもうお約束でしょうと・・・・・。


もしかしてココが一番盛り上がる所かもしれない!
というくらいに山場のないお話です・・・・。

またしーーっとりとしますから。。。。


ちなみに、この間初めて『やおい』の意味?語源?知りました。

山なし、落ちなし、意味なし。らしいですね。
まさに私の為の単語かと思った。
07:00 図書館SS(堂郁)

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