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コンビニアイスにご用心  =堂上の脳内物語=

2008/05/23
おはようございます。

今日はちょっと趣向を変えて、シリアス!?風味です。

が、最後はオチます。


テーマが郁暴漢に襲われる!という内容なので、そういうの苦手っていう方は
スルーをお勧めします。

ふんわりギャグで包みましたが・・・。

堂郁 恋人期間 年齢フリー!




「コンビニアイスにご用心」 =堂上の脳内物語=

監督:堂上 篤
脚本:たね

主演:笠原 郁 堂上 篤

出演:柴崎 麻子 小牧 幹久 他









堂上は、緊急タスクフォースの緊急班長会議に出席していた。
配られた用紙を見ながら、玄田の説明に耳を傾ける。


最近、図書館周辺で不審者による被害が出ている。

最初は声をかけて誘う手口だったそうだが
次第にエスカレートして、刃物まで出してくるようになっているそうだ。

一昨日、四人目の被害者が出た。女性図書館員だ。

通りかかった通行人が助けて未遂だったが、このまま放置できないという事になった。

警察も巡回を強化しているが、こちらはこちらで館員に被害が出ないよう

明日シフトを検討し、明後日から隊でも巡回を実施する事とした。

被害者の女性図書館員からの情報では、犯人は20代前半の若い男4人で
最初は2人で声をかけてきて、一緒に遊ばないかというナンパの様な手口で
断った所、ナイフを出してきて大人しくついて来いと脅されたそうだ。

後方に2名程、仲間と思しき男たちがいたらしい。

その時はたまたま、通りかかった飲み会帰りの会社員の集団が
状況を目撃して、犯人は逃げたそうだ。

暗がりで顔ははっきりわかっていない。

明日、女性職員に対し、夕方以降の外出時は充分注意するように通達を出す。

臨時巡回シフトについては明日、各班長に連絡する。

以上、解散!


ザワザワとざわめきながら、出席者達は順次会議室を出る。

堂上もプリントを片手に会議室を後にした。


少し歩いた所で、ポケットに入れあった携帯を取り出す。
メールが来ていたようだったので中を確認すると郁からのメールだった。


------------------------------------------
堂上教官、お疲れ様です。
これからちょっと柴崎とコンビニ行ってきます。

教官に連絡って言われてるけど
今日班長会議だから、メールで連絡です。

すぐ戻るので心配しないで下さい。



------------------------------------------

堂上はそのメールを見て凍りついた。
そのコンビニはまさに事件現場の近くにあるのだ。

アホか!あいつは!
連絡って報告じゃないか。これは!!

着信は既に10分以上前だ、すぐ出たとすればすでにコンビニ付近に
到着しているはず。

走りながら、慌てて郁の携帯にコールした。


3コール程で応答があり、ホッとする。

「もしもし」
「郁!今どこだ?」
「え?コンビニまで後ちょっとの所ですけど」
「いいか!コンビニに入ったらそのまま出るな!俺が迎えに行くまでそこにいろ!」
「え?え?大丈夫ですよ」

アホ、今会議で、と状況を説明しようとした所に突然郁の声が異変を知らせた。

ちょっと!何よあんた達。
柴崎!と叫びが上がり

ブツッと携帯が切れた。

再度鳴らしたがコール音だけで応答がない。

堂上は全力でコンビニに向かって走りながら、小牧に電話をかけた。

手短に状況を説明し、郁と柴崎、そして自分の携帯の位置を追跡し
連絡をくれる様頼んだ。

そして、手塚にもすぐ基地近くのコンビニ付近まで来るようにと連絡した。


郁一人であれば、4人程度の素人どうということないが、柴崎がいる。
柴崎が人質にされれば郁は手が出せない。

なんでよりにもよって柴崎と二人で出たりしたんだと、内心毒づいたが
今はそんな事を言っている場合ではない。

堂上は全速力で現場へと向かった。


**********************************************************************

柴崎とアイス食べたいねという話になり、買いに行く事になった。
堂上からは外出る時は連絡しろと言われていたが
今日は堂上は緊急班長会議だから、恐らくまだ会議中だ。

今までも、別にちょっと行って帰ってくる間に何もなかったし。
自分の戦闘力にもそれなりの自信があったので、深く考えもせずに買出しに出た。


念のため、堂上にはメールを入れた。

柴崎と何にする?と話しながらコンビニまであと少しという所まできたら
突然、携帯が鳴った。

着信は堂上からだ。

慌てて電話を取ると、かなり焦った様子で居場所を確認された。
迎えに行くからコンビニから出るなといわれ、それは心配しすぎですよと笑った。

そして、堂上が会議でと何かいいかけた所で突然若い男に囲まれた。
羽交い絞めにされ携帯が切れた。

仕方ないので携帯はポケットにねじ込み
咄嗟にポケットに入っていたハンカチを地面に落とした。

男達を殴り飛ばして逃げようと思ったが状況は厳しい。
犯人は四人ともナイフを所持しており
柴崎が男二人に押さえこまれ喉元にナイフが押し当てられている。


自分が抵抗すれば、柴崎が怪我をする可能性が高い。
最悪な事に今日は人通りも全くない。


「あんた達!なんのつもりよ!」
「おー威勢いいね。大人しく付いて来れば命までは取らないからさ」

ニヤニヤと笑う男たちの顔は暗がりでよく見えない。

まず、見るからに非力そうな柴崎を近くの公園へと引きずり出した。

「何するつもりよ!」
と郁が怒鳴ると、今わかるよ。静かにしてろとガムテープで口をふさがれた。

両手も後ろ手にガムテープが巻かれる。
そのまま刃物を喉に押し当てられて歩くように言われ、仕方なく従った。

隙を見て柴崎を逃がし、自分も逃げるつもりだ。


柴崎の方は警戒に値しないのか、何もしゃべらないので怯えていると思ったのか
ガムテープでの拘束はない。


近くの公園の茂みに連れ込まれる。


柴崎を押さえている男がリーダー格なのか
余裕の様子でお前らそっちの女押さえとけ。と郁を押さえつける男達に命令し
柴崎に囁きかけた。

「あんた綺麗だね。ラッキーだよ。大人しくしててくれれば手荒にしないから」
と下卑た笑いを浮かべた。

柴崎が抵抗しないのをいい事に、男がその手を無遠慮に柴崎に伸ばした。
咄嗟に柴崎が護身用と冗談めかして持ち歩いているペンで男の手を突き刺した。

リーダー格の男が傷を押さえ蹲る。

郁は今がチャンスとばかりに自分を抑えている男達を振り払い
柴崎を押さえている残りの男を蹴り飛ばした。

柴崎に目線で走るように伝えると
柴崎は意を汲取って全速力で走り出した。
しかし、柴崎の足は遅い。

ここで、男達を食い止めなければ逃げ切るのは難しい。
捕まれば次は恐らく相手も警戒するから逃げられない。

郁は柴崎を追おうとした男達に蹴りと体当たりをお見舞いした。

が、いかんせん後ろ手で拘束されている。
バランスが悪い。

柴崎の後を追って走ろうとしたが
正気を取り戻したリーダー格の男が郁髪を掴み力任せに引き倒した。

運悪く木の幹に身体が叩きつけられ、そのままずるずると崩れた。


見上げると、四人が四人とも恐ろしい怒りの表情で自分を見ている。
柴崎という最高の獲物を後一歩の所で逃がしたのだ。

その怒りが自分に集中している。

ただ、柴崎を追う者はいなかったので柴崎さえ無事に誰かに助けを求めてくれれば
まだこちらにも勝機はある。

電話の様子では堂上もこちらに向かっているはずだ。

しかし、それまで自分が無傷という訳にはいかない状況に郁の背中に冷たい汗が流れた。


「よくもやってくれたね。女だと思って手加減してやれば」
「折角の上玉にがしちゃって」

と男三人がかりで地面に押さえつけられる。

後ろ手に拘束されたまま、上から押さえつけられているので腕が痛い。


ああ、ヤバイかも。と冷静に思った。
冷静でいられたのは日頃の訓練の賜物なのか解らないが
ここでパニックを起こせば、勝機を見逃す可能性もある。

郁はただ、息を殺してタイミングを待つ。
諦めるわけにはいかない。

リーダー格の男が、郁の頬にナイフを押し当て軽く引く。

鋭い痛みがあり、僅かに血が滲んだのがなんとなく解った。

「大人しくしてりゃ、怪我しないで済むんだよ」と吐き捨てると
覆いかぶさってきたので、思い切り蹴りをお見舞いしたら
切られていない頬を平手で殴られた。


グーではなかったことに感謝すべきなのか・・。
郁は、精一杯の怒りと侮蔑を込めて男をにらみつけた。


郁の上衣を男が怒りに任せてナイフで切り裂く。
ビリっという嫌な音がして、シャツが切られ、素肌が外気にさらされる。


ガムテープで口をふさがれていて声を出す事はできない。


何とか、振り払おうと試みるが、男三人に押さえ込まれれば
いくら郁とはいえど、そう簡単には外せない。

リーダー格の男の手が郁のジーンズへと伸びる。

もう一発蹴りをお見舞いしようとして相手に避けられる。
そう何度も同じ手は食わないとぞっとするような目で笑った。

正気じゃない。そう感じた。



もう駄目かもと思った。



その時、郁!と聞きなれた声がすぐ近くで聞こえた。
その声に犯人が怯む、力の限りに暴れて物音を出すと
堂上の足音が近づいてきた。

堂上は状況を見るなり、貴様ら!何をやってるか!と鬼の様な形相で
男達を殴り飛ばした。

何度も何度も執拗に殴りつけ、後から追いついてきた小牧がやりすぎと堂上を諫めた。


小牧は堂上に殴り飛ばされて倒れた男達に次々と手錠をかけていく。

郁は呆然とその光景を見詰めていた。





男達の拘束が終わると、小牧は郁の方を極力見ないようにして
警察がもうすぐくるから引き渡してくる。
とその場を後にした。


堂上が郁の横に膝を付き、着ていた上着を郁に被せた。

その行為で、郁は自分の上半身の素肌がさらされている事に気づいた。
咄嗟に隠したかったが、手を拘束されていてそれは適わなかった。

「大丈夫か?今外す。待ってろ」と堂上は郁に貼られた口のガムテープと
手を拘束していたガムテープを剥がした。

何か堂上に言わなければと思うのに言葉がでなかった。
堂上にハンカチを渡され、自分が泣いている事に気づいた。

口を開こうとしたら口の端から血が滴り落ちた。
先ほど殴られた時に口の中が切れたのだ。


堂上のハンカチを汚すと悪いので涙だけ拭いて返そうとしたら
堂上が受け取ったハンカチで郁の血を拭いだした。

「教官。よごれるからいいです・・」
「アホ。洗えば落ちる」


腕を引かれ立ち上がる。
背中と腕が痛かった。

恐らく木に叩きつけられた時に打ったからだ。

堂上にそのままそっと抱きしめられ、ああ、あたし助かったんだなと思った。

張っていた気が一気に緩み、遅れて震えが来た。

堂上の手が優しく背中を撫でてくれる。

「落ち着け。大丈夫だ。もう、心配ない」
「きょう・・かん。ありがとうございました・・」
「遅くなってすまん」

堂上は全く悪くないのに、謝られて涙が出た。
「教官は悪くないです。あたしが・・油断したんだから自業自得なんです」
「だから、油断するなといつも言ってるだろうが」
「すみません・・・・。そういえば!柴崎は?」
「大丈夫だ、入り口で見つけて手塚が保護した」

その言葉にホッとした。

「どこが痛い?」
「顔と口と腕と背中です」
「殴られたか。背中は・・どうした?」
「逃げようとして髪引っ張られて木に叩きつけられて打ちました。腕も」

あいつらっ!と堂上は見たことないような恐ろしい形相で吐き捨てた。
郁の視線に気づき、堂上は気まずそうに目を逸らした。

「あざになってるかも知れんな。まず手当てしよう」
「はい・・・・」

堂上から借りた上着の前を締めて、引き裂かれた服は見えなくなった。
身体中についた土埃を払い、堂上に手を引かれて歩く。

「これから、事情聴取があると思うが警察いけるか?後日にしてもらうか?」
「・・・いけます。柴崎は先に返してください。一人で行きます」
「俺も行く」
「いいです。一人で・・行けます」
「隊長に状況報告の義務があるし、お前を一人で行かせられん。来るなといわれても行く。諦めろ」

そういわれて、郁はうなだれた。
せめて聴取が終わるまで外で待ってくれたらと思った。



公園の入り口にはパトカー数台が停まっており
既に犯人は引き渡された後だった。

小牧が二人に近寄ってきて郁に声をかける。
「大丈夫?」
「はい。すみませんでした。有難うございます」
「いや、とりあえず良かったよ。警察の人が話し聞きたいってどうする?」
「行きます」

と郁は迷いなく答え、小牧は頷いた。
それに付け加えるように堂上が、俺も行って来るから後を頼むと伝えた。

「解った。後は全部任せて。隊長へは詳細は明日と言っとくね。
 時間気にしなくていいように外泊手配しとくから」

と言い置いて、基地の方へ歩いていった。


警察官が近づいてきて、郁に話を聞きたいので署まで宜しいですか?と遠慮がちに聞いてきた。
郁はコクリと頷き、堂上と共にパトカーに乗った。


警察署でまず婦人警官に簡単なキズの手当てと着替えのシャツを貸してもらった。

その後、事情を聞かれる段になり個室に呼ばれた。
堂上には外で待っていて欲しいとお願いしたが、却下され結局同席される事になった。


堂上の前で、あいつらにされた事を仔細に話すことは躊躇われたが
仕方なく、ありのままを警察官に話した。

警察官の聴取は淡々としていて、さほど長い時間はかからずに終了した。

時計を見ると既に11時30分を過ぎていた。

チラリと堂上の様子を伺う。
聴取の間から堂上の表情は険しくなる一方だ。

警察署を出て、帰る段になって郁は堂上に声をかけた。

「教官。すみません。ちょっと一人になりたいので、先に帰って下さい」
「バカか。こんな事の後において帰れるわけないだろうが!」

堂上の怒声に郁がビクっと肩を震わせる。

「でも・・寮に戻れば柴崎にもまた話さないといけないし・・。今日はまだ心の整理がつかないっていうか・・」

郁が俯くと、堂上が郁の腕を取って歩き出した。

「どこ行くんですか?」
「近くのホテルに部屋取る」
「ひ、ひとりで大丈夫です」
「ダメだ。お前が大丈夫でも俺は大丈夫じゃない。置いて帰れる訳あるか」

結局引きずられるように近くのシティホテルにチェックインした。

部屋に入るなり、堂上に抱きしめられる。
傷に気を使ってか、やんわりとした抱きしめ方だった。

「お前が・・無事でよかった・・」
「怪我はしましたけどね・・」と郁は困ったように笑った。

「俺は最悪の想像までした。お前が嫌がってるの解ってたが真実を知る為に聴取に立ち会った。許せ」

堂上は郁が自分の身に発生した事を秘密にするかもしれないと踏んだのだ。
もしも、郁が最悪の事態に巻き込まれていたとしてもそれを郁は自分に言わないかもしれない・・と。


それは郁に限った事ではなく、そういった状況になった女性の心理としては当たり前の事だ。
いくら郁が男顔負けの仕事っぷりだとしても
自分の彼氏に、そんな目にあいました。などと素直に告白できる訳がない。


結果として、怪我のみで済んではいたが、自分の到着が遅れれば
確実にその最悪の事態は発生していたはずだった。


あの現場を見た瞬間、頭から理性が吹き飛んだ。
全員殺してやると思った。

小牧の到着が遅れれば、重症を負わせていた可能性もある。

小牧の冷静な対処で、何とか衝動を抑えたが怒りで目の前が真っ赤になっていた。

怯えて見上げてくる郁が痛々しくて、何と声をかけるか一瞬迷った。

何をされたのかすぐに問い質したい気持ちを必死に抑えた。


「心配かけてごめんなさい・・・」
「もう、二度としてくれるな。心臓が持たん・・・」
「気をつけます・・」

と郁は俯いた。
その頬には殴られた痕と赤い傷が一筋。
聴取で、柴崎を逃がした事で怒った犯人によりナイフで付けられたと説明していた。

頬に走った切り傷は浅いもので、痕が残るような事はなさそうだ。

その傷にそっと指先でふれると、郁がビクっと跳ねた。

「すまん。痛かったか?」
「い、いえ。ビックリして・・」
「酷いな。女の顔に。あいつら殺してやればよかった」
「こんな顔じゃ、キズモノって言われてお嫁に行けないって母が泣くかもです」
と冗談めかして笑うと。もう一度堂上に抱きしめられた。

「アホか。俺はそんなもん気にせん。貰い手がないならいつでも貰ってやる。心配するな」

そういわれて、郁の目から涙が零れた。

しゃくりをあげて泣いた。
堪えていた涙が次々に溢れ出す。

本当は怖かった。あのまま堂上が来てくれなければ
どうなっていたか。想像するだけでも背筋が凍る。

でも柴崎を逃がした事については後悔していなかった。
自分一人で振り切って逃げる事は出来たけれど、友人を置いて逃げるなんてできない。

柴崎が聞いたら怒るに違いないけど、二人犠牲になるよりは
柴崎だけでも助けたかった。

あの決断は間違ってなかったと信じている。


「教官・・・。今日本当に有難うございました。もし来てくれなかったら・・あたし・・」
「いい。何も言うな」
「教官にこうやって抱きしめてもらう事もできなくなってたかもって思うと怖くて・・」
「どういう意味だ」
「最悪の事態が起こってたら、教官に合わせる顔ないですもん。
教官だってそんな事になったあたしなんて嫌だろうし」

そう呟いた郁の両肩を堂上がきつく掴む。

揺ぎ無い視線に捉えられる。

その両目には怒りが見て取れた。


「もしもの話なんかしたくはないが、例え何があったとしても俺がお前を嫌になる事などあり得ん」
「でも!それは何もなかったからで。もし、あたしがあいつらに・・されてたら、きっと・・」
「馬鹿か貴様は!お前は俺がそういう男だと思ってるのか!」
「・・だって、教官あたしが自分以外の男の人に触れたら怒るじゃないですか」
「状況によるに決まってるだろ!これはお前の意思と全く関係ない最悪の暴力だろ。
 犯人を憎みこそすれ、お前を嫌うなんてあり得なさ過ぎて話にもならん!」

堂上は怒鳴ったことが気まずかったのかフイっとそっぽを向いた。
その目元が赤くなっているのは照明のせいなのか。


郁は堂上にぎゅっと抱きつくとその耳元にありがとうと呟いた。


ありったけの、ごめんなさい と ありがとう の気持ちを込めて・・・・






***********************************************************************************


堂「カット!OKだ!」
郁「はぁ・・・つっかれたー」
堂「なかなか良かったぞ。郁!お前女優の才能もあるんじゃないのか?」
郁「そんな事あるわけないじゃないですか!」
堂「いやいや、あの襲われてるシーンなんかかなり迫真の演技だった。良くやった!」
郁「ありがとうございます・・・ってあのシーン!シャツ切られる必要あるんですか?」
堂「アホ!緊迫感を出すのに必要だろうが」
郁「うー。でもあたしの肌が見えちゃってるじゃないですか!」
堂「下着は切れてないから、せいぜい腹だろ!」
郁「教官はあたしの肌がみられちゃってもいいんですか!?」
堂「いい訳あるか!だから腹だけだ!」


小「ちょっとちょっと。なんか堂上だけ妙にカッコよくなかった?コレ」
堂「そんな事はない。主演は郁だからな。俺はオマケだ」
小「そうかなぁ。タイミング良く登場とか、どこの王子様だ!って感じだしさぁ」
堂「アホ!あそこで出て行かなきゃ、場面が進んでヤラれちまうだろうが!」
小「アハハハ。それもそうか。茂みでスタンバイしつつ可愛い彼女がヤラれてるのを
  待つほどバカな事もないよね!」
堂「誰がヤラせるか!!寝言は寝て言え!」
小「最後のトコ、ちょっと堂上がウルっといってるのが俺的にはヒット!」
堂「うるさい!ちょっと感情が昂ぶっただけだ」
小「最後はちゅーくらいしたらいいんじゃないの?」
堂「ここでちゅーをしないのが、この話の醍醐味なんだよ!」
小「変わったこだわりだね・・・・」

柴「小牧教官。堂上教官はちゅーが恥ずかしくて出来なかったんですよ」
小「ああ、そういうコト!」
柴「ほんとなら、ちゅーして無事を確かめさせてくれ!とか言って押し倒すわけですよ」
小「アハハハ。そうなると年齢制限かかっちゃうからなぁ。なるほどね」

堂「違うわ!アホ!」

柴「堂上教官。ギャラは夜飯2回 飲みつきですからね」
堂「・・・解ってる。しかしお前大したシーンなかったのにちょっと高くないか?」
柴「何言ってるんですか!変な男にラチられたんですから安いくらいですよ」
堂「・・そういうもんか」
柴「私が笠原の役だったら外飯2回じゃすみませんよ。笠原だから腹だしても何ともないですけど
  私のお腹なんか出たら、全員ハナヂ確実ですからね」
堂「・・・そうか・・・・」


郁「ちょっ!堂上教官!なんか言ってくださいよ!」
堂「なんかってなんだ!」
郁「あたしの腹でも燃える!とか」
堂「言えるか!アホ!」
郁「えーーーー!?燃えないんですか!?」
堂「ちがっ・・・ とにかく撮影は終わりだ!これで夜コンビニにどれだけ危険がああるか
  アホなお前もよく解っただろう!!」
郁「ちょ!教官あほって!」
堂「解散だ!解散!」







という訳でコンビニアイス危ない!のお話でした。


堂上教官の心配的中するとこんな感じ?ドラマ版でした。


郁ちゃんにはもちろん王子様はベストタイミングで助けにきますが
ふつーの人には王子様現れないですし、物騒なので夜の外出は気をつけましょう。

まあ、ちょっと強引な設定ですし、しかもちょっと問題が多そうなテーマなので
変な落とし方しました。


ただのストーリーなので、大目に見てくださると嬉しいです。

苦手な方はスルーです。




07:24 図書館SS(堂郁)

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