07月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫09月

スポンサーサイト

--/--/--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:-- スポンサー広告

朝のぷち☆連続ドラマ小説 『新しい日々への扉』 3

2008/08/20
おはようございます。

また暑くなってきました・・・・・・。
今日は水曜日ですね、今日から人もそろい始めるので
本気で始動か?!という感じです。

既に超多忙な皆さんもいらっしゃる事と思います。
というか皆さんそうなんですよね?

週の真ん中折り返し地点です!!
水分しっかり補給して、今日も頑張りましょう!!



堂郁 年齢フリー 夫婦設定 テーマ:郁ちゃんの妊娠~出産をワンシーン方式?で

こういうテーマは苦手だって言う方はスルーしてくださいね。

これはあくまでもイメージ小説でありリアリティは追及していません。
そして基本苦情は受け付けません。
ただ、連載中に心が挫けたら、まさにお蔵(閉架書庫)に放り込む可能性があります。


朝のぷち☆連続ドラマ小説 『新しい日々への扉』 第三話




翌日、集合場所に向かいながら郁は深いため息を吐いた。
見上げた空は雲ひとつない青空で、今日も暑くなりそうな気配がした。


相変わらず体調が優れない。一体何なのか・・・。
帰ったら一応病院行こうかなぁ。

集合場所で手塚に大丈夫かと問われて何とかと頷く。
もう何度も行っている野営訓練だ。
何とかなるだろう。そう思った。

けれど今日は異様に体が重い。

前半は何とかついていけたが、それでも遅れがちになり
後半に差し掛かる頃には隊列から大分遅れて、何度か手塚が様子を聞きに来るほどだった。


這うようにして何とか到着したが気分の悪さはMAXで下腹部も痛くて仕方ない。
何だかめまいもして立っていられず、到着するなり郁は近くの木の根元に倒れこんだ。

女子は未だ自分一人なのでテントを用意をしなければならないが、立ち上がれない。
グッタリしていると、手塚が来てテントやっといてやるからちょっと休んどけと言ってくれた。

普段なら自分でやると言う所だが、今日は本当に無理そうなので
ごめん、助かると手塚の言葉に素直に甘えた。


水を飲みながら、郁は瞼を閉じる。


ズキズキとした鈍い痛みが下腹部でじわりと広がっている。
この痛みって生理かな~。
そういえば今月まだ来てなかったなぁ。


前いつだっけと指折り数えて、ハッとする。
郁はガバリと身体を起こし、折った指を呆然と見詰めて凍りついた。


ウソッ・・・・・。

三ヶ月・・・来てない・・・・?

ここの所、ストレスで不順になりがちで一ヶ月やニヶ月くらい遅れることはままあった。
だが、三ヶ月というのは初めてだ。

そして、何かを暗示するかのような体の不調。

『微熱』『吐き気』『眩暈』『腹痛』




慌てて、所用を宣言して人気のない場所で確認すると僅かだが出血が確認できた。

遅れていたのが来ただけだという可能性も充分にあるが
この体調・・・全ての符号が一致しそうな理由で心当たりがあるのは一つ・・。


明日には山を降りて夜には基地に戻る。
後たったの一日だ・・・。

もしも、自分の想像が合っていたら出血は問題だという知識はある。

どうすべきか・・・。
しかし男だらけのこの場所で相談出来る相手はいない。

まさか夫である篤に連絡して要らない心配をかけるのも躊躇われる。

郁はヨロヨロと木の根元に戻った。

下腹部の痛みは先ほどよりは少しましになってきたが
それでも痛みがそれなりにある。

眩暈もひどい・・・・。

どうしよう。そう思ったところにフラリと小牧がやってきた。



「堂上三正。大丈夫?どんな調子?」

「えと、吐き気と眩暈、微熱と今はお腹もちょっと痛いです」

小牧は隣に座ると、うーんと何かを考える仕草をしてさらに聞いてくる。

「それはいつぐらいからなの?」
「吐き気と微熱はもう一週間以上前から、奥多摩に来る前からなんで
 眩暈とお腹は今日です。多分無理したからかな?」
「ねえ、笠原さん」

と小牧は公ではなくプライベートな呼び方で呼びかけてきた。

「はい?」
「ちょっと、プライベートな入り込んだ質問なんだけどいいかな?」
「なんでしょう?」
「その症状、心当たりはないの?」
「・・・・・・もしかして、妊娠の事言ってますか?」
「うん、まあそうなんだけど」
「・・・・・・・」
「これさ。一応大事な事だと思うんだよね。プライベートな事だとは思うけど
 同僚兼友人の奥さんで部下の事だしね」

そういわれると、嘘をつくのが躊躇われる。
少し悩んで、現在わかっている状況だけを淡々と話す。

「なんか、さっき気づいたんですけど・・。3ヶ月来てないんです」

小牧がやっぱりという顔をして、それから真剣な顔つきになる。

「お腹痛いっていうのは、下してるって意味じゃないんだよね?」

郁は不安そうにコクリと頷いた。
そして少量の出血が認められたことを話した。

「俺も詳しくないんだけど、早めに病院行ったほうがいいね・・・。」
「あ、でも遅れてて今来ちゃっただけかもしれないし」

普段なら赤面モノのセリフだが、今の状況で恥らっている余裕はない。
ひたすら大丈夫だとアピールしてみるが、小牧の表情は険しいままだ。

「とりあえず、今日はもうすぐに温かくして寝て。お腹冷やさないように。
 本当はすぐに病院に行かせたいけど、この辺獣道だから車無理なんだよね。
 日が暮れると道に迷う危険もあるから、明日朝イチで手塚と降りて病院にいって」

その言葉に、郁は大丈夫です。
基地に戻ったら行きますどちらにせよ明日戻るんだしと丁重に断った。

しかし、小牧は真剣な顔つきのまま郁を諭した。
「何かあるなら早い方がいいんだ。万が一取り返しつかなくなったらどうするの。
 余分な荷物は全部置いて、朝イチで手塚と降りて。宿舎にタクシー呼んでおくから」

手塚には俺が今から話しておくけどいい?
と問われ郁は戸惑った。

一人で大丈夫だと言ってみたが、何があるかわからないから
一人での下山は責任者として認められないと正論で返されて黙り込む。

付き添いが断れないのであれば一番気心が知れている手塚が良いと納得し、わかりました。すみませんと頭を下げるとその頭にポンと小牧の掌が乗った。

「とりあえずゆっくり休んで」
「はい。有難うございます」

後のフォローは心配しなくていいからと小牧は手を振ってその場を後にした。


郁は言われたとおり、手塚の用意してくれたテントへと潜り込むなり瞼を閉じた。
眠れないだろうと思ったのに、瞼を閉じた途端すぐに睡魔に引き込まれる。


そのまま深い深い眠りに落ちた。





という訳でなんとか気づきましたねー。

しかししかし。アララな状態。

小牧教官気づいて!と叫んでいた方が数名いましたが
バレバレですね。まあ気づいたのは本人ですが遅いよ!と(苦笑)

そして、小牧教官は鋭いよ!と。

地味地味に明日へ続きますー。
07:01 図書館SS(堂郁)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。