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初めてのデート =前編=

2008/08/05
おはようございます!

今日もジメジメと蒸し暑いですね。
昨日は、隣のフロアの冷房が故障してしまい大変な事になりました。

そちらで作業する事も多いのですが低温サウナのような
息切れするほどの蒸し暑い空間に思わず鼻血をたらしましたよ!!!

別にヘンなことは考えてませんよ!(笑)

のぼせたのです!会社で(涙)
今日は業者がきてくれますように・・・・・・・・・・・・・。


さて!火曜日です!皆さんがんばっていきましょう!!!!!



さて、本日は、どうにもヤマオチナシです。


堂郁 年齢フリー 恋人期間  テーマ:堂上教官退院後の初デートってこんな感じ?デス。





走りながら時計を見る。
5分のチコクだ。

遅れてきていいと言われているが、やはり待たせていると思うと
自然と歩調が早くなり、最終的にはダッシュだ。



駅の改札前で、待っている堂上を見つけて駆け寄る。

「お!お待たせしました!!」
「おい。走ってこなくていいといったはずだぞ」

郁はゼェハァと肩で息をしながら、ふるふると首を振った。

「や・・ぱり、待たせてると思うと、申し訳なくて」
「女が多少遅れるくらいは織り込み済みだと言ったろ」

と極上の笑顔で笑われ、ポンと掌が頭に乗せられた。

わぁと思ったが、すぐにハッとして離れる。
堂上が怪訝な顔をしたので、しまったと慌てて両手を振って
違うんです。とポーズを作った。

「あの!あたし・・今走ってきて・・・・・それで・・汗をかいちゃったから・・」


と訓練や戦闘中散々、汗臭い姿を見せておきながら
今更だったろうかと、上気した頬をますます赤くしながらちらりと堂上の様子を伺った。

怪訝な顔をしているかと思ったら、おかしそうに笑いをかみ殺している。

「教官?」
「いや。お前もやっぱり女だな。気にしなくても、ちゃんとシャンプーの香りがするぞ」

と突然、頭に顔を寄せられて硬直した。

汗臭いヤローになれていると、お前がちょっとかいた汗が解る程
繊細じゃなくなくなっちまうからな。

ともう一度頭に掌を置かれてグシャっと髪を混ぜられた。

そのまま赤くなっていると、手を握られて改札に引っ張られる。

「あ、教官。切符」
「買ってある」

と堂上は一枚を郁に渡した。

「す・・すみません。遅れてきた上に切符まで。お金払います」
「いい。気にするな」


改札を抜けホームに上がる。
今日は、退院したばかりの堂上の身体を気遣って近場ですこしぶらりとする事になった。


電車に乗り込み、駅2つ3つ過ぎれば目的の駅だった。


「さて、どうする?何か見たい物があったんじゃないのか?」
「はい!実は、寮の同期の子が誕生日で!何かあげたいなと思ってて」
「そうか。どういう物にする予定なんだ?」
「でも・・・ほんとにいいんですか?」

そう問うと堂上が首を傾げた。

「何がだ?」
「えっと、あたしの私的な買い物に・・そのつき合わせて。何なら別の日に一人で」

と言いかけたら、突然堂上が歩き出し
そのまま繋いでいた手を引かれた。

「あのなぁ。彼女の買い物に付き合うのが嫌な訳ないだろうが」

『彼女』その単語にかぁっと頬が熱くなる。
彼女になった・・でも、その単語にまだ慣れない。

あーなんでこんなにイチイチ赤くなる!あたしの顔!


「でも・・男の人は買い物とかあんまり好きじゃないって言うし」
「まあな。自分の物はな。あとバーゲン会場とかは流石にあれだけどな」

と苦笑されて、思わず頷いてしまった。
確かにバーケン会場の女性はすごい。

できれば堂上に自分のそんな姿は見られたくないものだ。

そんな事を考えていたら
堂上がボソリと呟いた独り言の様な言葉が耳に飛び込んでくる。

少しでも一緒にいたいんだから、一人で出かけるとか言うな。

そんな言葉に驚いて思わず堂上の後姿をじっと見詰めてしまったが
見えるのは先を行く後頭部だけで、その表情は見えなかった。

もしかして赤くなっていたり・・するのかな・・。


えへへ、と笑っていると、笑うなとふてくされたような声が聞こえてきて
ますますおかしくなってしまった。


                ***


少し歩いて、雑貨がたくさん飾られている店を見つけて、立ち止まる。

「ここか?」
「雑貨好きな子なんで・・ちょっと見てもいいですか?」
「ああ、いいぞ」

店内は狭いので繋いでいた手を放す。


自分自身も小物好きなので思わず目移りしていて
今日は一人ではないことを思い出して慌てた。


チラリと堂上を見るとものめずらしげに店内を見回している。
こういう所に来る事はあまりないのだろう。

それはそうだ。
一人でこんな店で買い物をしている堂上というのは
なんだか想像できない。


笑いをかみ殺しながら、物色していると、紅茶の入った試験管が目に止まる。

それを手にとって眺めていると、堂上が覗き込んできた。

「なんだ。それ?」
「紅茶です」
「紅茶?!何で試験管に入ってるんだ?飾りか??」
「ちゃんと飲めますよー」
「なんか・・・実験みたいだな」

嫌そうに顔をしかめた堂上の初めて見る心底困惑した顔が可愛く思えて
思わず笑うと、いつものしかめっ面にアッという間に戻ってしまった。

「なんだ。さっきからお前は。ニヤニヤして」
「教官が・・可愛いなぁと思って」
「おまえなぁ、30過ぎの男に可愛いとか言うな」
「えー?可愛いのに」
「いいから、それにするのか?」

手に取った試験管にはハート型の紅茶葉が入っている。
試験管が数本立てられる木製のスタンドと数種類の紅茶と同じように
ハートの砂糖が入った試験管を手に取った。

「これにします」
「お前、こういうの好きなのか?」
「へ?!えっと・・そうですね。可愛いものは結構好きです」

似合わないとか思われたか?!

でも・・好きなものは好きだし。
ここで嘘ついたって・・いつかバレちゃうし。

「・・変ですか?」

そう聞くと、堂上が恋人用の甘い顔で笑う。

「いや、可愛いな」
「え?!や!やめてください!!あたしが可愛いとかありえないですから!!」

と思わず怒鳴ってしまい注目を集める。
堂上にこつんと小突かれて、ハッと口を押さえた。

堂上が苦笑しつつ、紅茶の試験管二本と砂糖の試験管二本を手に取る。

「どうするんですか?それ」
「お前に買ってやる」
「え?!いいです。いいです!欲しかったら自分で買いますから!!!!」
「いい。買ってやりたい。他の物の方がいいか?」

そう聞いて来る顔も溶けそうな程甘い。

真っ赤になりながら、でも・・・というと頭をクシャリと撫でられた。


郁の会計の後、堂上も会計を済ませる。
そして店を出た後、綺麗にラッピングされたそれを郁にくれた。

「ほら」
「あ・・有難うございます!嬉しいです」
「大したもんじゃないけどな。いつも見舞いに来てくれてた礼だ」
「え!だってお見舞いは当然じゃないですか。・・か・・・彼氏が・・入院してるんだし」


堂上に意趣返しのつもりで『彼氏』という単語を必死で出してみたが
堂上は特に気にした様子もなく、逆に心の広い彼女で助かると笑い返され
結局、自分が『彼女』という単語にまたしても頬を赤く染める結果になった。


                 ***

昼食は、堂上のお勧めだという、気楽な感じのイタリア料理系の店に入った。

ドアを開けるとカランとベルが鳴り、店員がメニューを片手に近づいてきた。
「いらっしゃいませ、二名様でしょうか?」
「はい」
「禁煙席と喫煙席がございますが、どちらが宜しいでしょうか」
「禁煙で」


堂上のやり取りを聞きながらふと疑問が浮かぶ。
後で聞こうかな、と思いながら店員と堂上の後をついていった。


案内された席は4人がけで、片方がソファ、片方がイスになっていた。
なんとなく、いつもの習慣でイス席に座ろうとしたのを堂上が腕を掴んで止めた。

「奥のソファの方に座れ。その方が楽だろ」
「え?でも・・教官の方が目上なんですから」

そういうと、呆れたような顔をした後に、とにかくいいから。と
ソファの方に座らされた。

店員がメニューを置いて立ち去ってから、堂上が待っていたかのように口を開く。

「あのな、俺とお前は付き合ってるんだから目上も目下もない。同じ立場だ」
「えっと・・でも、教官は教官だし」
「それは仕事上で、今はプライベートだから、女のお前がソファに座ればいいんだ」

そういわれてまたしても頬が熱くなる。

「教官といると・・あたし平熱が上がりそうです」
「なんだ?それは」と笑う堂上の笑顔がやっぱり甘くて胸がキュンと苦しくなった。

いい年してあたしは少女か!
と内心突っ込みを入れて平静を保つく努力した。

パラリと捲ったメニューを堂上が郁の方に差し出してくる。
その手馴れた仕草が、堂上がこういった付き合いに慣れていることを暗に示しているようで
ほんの少しだけ、ズキンとした。


僅かに下降してしまった気分を、取り直そうと自分に暗示をかける。

教官はもう30歳も越えてるんだから前に彼女がいるのなんて当然!
教官は教官なんだから!

気にしない、気にしない、気にしない、気にしない、気にしない・・・

心でそう唱えていると、オイ!と声をかけられて我に返った。

「ハイ!」
「なんだか知らんが俺は気になる。なんなんだ!」
「ハイ?」
「気にしない気にしないって何を気にしないのか!」
「えええええ!?また漏れてました?!」
「だから、ダダ漏れだ!お前は自分の口が動いてるかどうかも解らんのか?!」

うううう、と唸りながら視線をメニューに落とした。

堂上も追及をする気はなかったのかため息をつきつつ何にする?と話題を変えた。

メニューの中でおいしそうなのはパスタだが、パスタは食べにくい。
口の周りをソース一杯にするのはさすがに恥ずかしい。

食堂であれだけがっついて食事をしている所を、散々見せておきながら
今更とは思わなくはないが、こうして外で二人で向かい合って
プライベートな食事となると、かなり気になってしまう。


しかし・・ピザ・・というのもなんだかチーズが噛み切れないとみっともない。

結局悩みまくった末、ドリアを頼んだ。
堂上はトマトクリームのパスタ、そして二人で食べるサラダ。
食後のお茶。

注文をし終えた所で、ふと先ほどの疑問を思い出す。

「そういえば、堂上教官てタバコ吸わないですよね?」
「ん?ああ、そうだな。小牧も吸わないだろ」
「そういえば、他の班の隊員は吸ってる人もいるのに堂上班は全員禁煙ですね!」

そういえばそうだなと笑った後、堂上は汗をかいているグラスの水を一口飲んだ。

「今まで全然吸った事ないんですか?」
「いや、大学の時にちょっと吸ってた事があるぞ」
「え?そうなんですか!?」
「ほんの一時期だぞ」
「何でやめたんですか?」
「大して美味いもんじゃないしな。タバコ吸うと訓練の時調子悪くてな」


あまりにも堂上らしい理由に思わず笑うと
何がおかしいと堂上の顔が不機嫌になった。

「いや。教官らしい理由だなーって」
「お前、吸ってないな。未経験か?」

『未経験』
タバコの話しだとわかっているのに、思わず思考が飛躍する。

どちらも未経験ではあるが、堂上とはまだキスだけの関係だ。

あーもう!タバコの話しだから!
あっちの話じゃないから、あたし!

そう心で叱咤しつつも頬が熱くなるのは止められなかった。

さすがに堂上には意味が解らないようでなんだお前はと苦笑された。

「タ・・タバコは!吸った事ないです。陸上やってたし!機会もなかったっていうか」
「そうか。それなら良かったな。差別じゃないが女は吸わん方がいいぞ」
「どうしてですか??身体に悪いのは男女関係ないじゃないですか」
「まあ、それはそうだが、タバコは依存性あるしな。妊娠したりしたからってすぐやめるってのは
 精神的に大変だろ。だから元々吸ってないには越した事ないって意味だ」


思っても見ない単語が堂上の口からあっさりと出てきて
頭がパニックになった。


妊娠という言葉からそこに至る過程ばかりが頭に浮かんでしまい
いずれそういう事をするのだと解っているけれど、想像すると身体中から
火が吹き出そうなほど恥ずかしく、赤くなった顔で
そうですねと呟きつつ俯くのが精一杯だった。





というわけで、なんか妙に赤くなってばかりの郁ちゃんですが。
いくらオトコらしくても、ついつい赤くなっちゃうんだろうなぁと。


これといってヤマもオチもありませんが
初デートってこんな感じだったのかなーとのんびりストーキングしてって下さい♪

ちなみに私的ポイントは髪の香りを確かめるトコ!
これはドキっと。いろんな意味で(笑)
07:05 図書館SS(堂郁)

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