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イラスト頂きましたよ!第六弾!

2008/08/03
おはようございます!

イラストを頂きましたよ第六弾!

なんとなんと本日は、桃助様から頂きました!
あまりにも素敵なイラストに、余っているコがいたらいつでも遊びに来させてください。
等と恐ろしいほど!ずうずうしいコメントを残してきたら
本当に!本当に!遊びに来てくれたんです!!

最初ええ!?コレもらっていいの?
ほんとに!と思いましたヨー。

桃助様!有難うございます!有難うございます!!

しかも駄文つけてもいいなんて気前のよさに早速サクサクとくっつけたら
切ないSSに(殴)

今回は切ない系なんで、いちお内容も桃助さんの事前許可とりました。
でも普通なかなかコレはちょっとって言えませんよね・・?
ってわけで渋々のOKかもしれないけど!強制執行じゃ(コラァ!)

メインはイラストだから、文章なんて私のコメントみたいなもんなんで!

すごい良かった!!という方はぜひ桃助さんのサイトへ飛んで
他のイラストも閲覧してくださいね。
もうね、全部になんかくっつけたくなるほどの妄想を掻き立てる
すんばらしいイラストの数々&胸キュンの素敵SSがございますよ!

良かったよ!という方はぜひ桃助様のサイトへ!↓
桃庵 様


ささ、駄文がついててもいーよって方はこちらから。
駄文いらねーよってって方は寄贈品用INDEXからイラストのみを閲覧して下さいね!


rainy kiss




数日前の館内業務日

利用者と思しき女性と親しげに会話する堂上を見かけた。

快活そうな女性が何か話すと、堂上が困ったように眉根を寄せて口を開く。
そして、小さな小箱の様な物を堂上が女性から受け取った。

笑う女性に僅かに頬を赤らめながら堂上が渋い顔をしてその頭をポンと叩いた。



―――目を疑った。

ズキリと心臓が痛み、初めて気づいた。

堂上が、自分以外の女性の頭を叩いた所を今まで見たことがなかったことに。



どうして?


あたしだけにしかしなかった仕草を

その人にはするんですか?


しばらく会話をした後、女性は手を振って図書館を出て行った。
堂上も何事もなかったかのように業務に戻っていった。


そこに立ち尽くす郁に気づく事もなく。



  ***


郁の様子がおかしい。

そう気づいたのは三日前。

話しかけても曖昧に笑ったり、酷く不安げな瞳でこちらを見てくる瞬間がある。

どうかしたか?そう問いかけても、ビクリと肩を竦ませて首を横に振るだけ。

言い知れぬ不安を覚えて、毎晩呼び出してキスをした。
拒まれる事もなく、僅かに身を強張らせながらも、身体を預けてくれる姿に安堵する。

けれど安堵するのはその瞬間だけ。

抱きしめて、キスをして。
心が伝わっているはずだと思うのに、郁の心が酷く冷えてしまったような
そんな不安が押し寄せる。


本当に何もないのか?
心配事があるなら話してくれ。

そういうと、郁は口を開きかけて、なんでもないですと無理な笑顔を作った。




  ***


朝から霧雨の降る、静かな日だった。


堂上とバディで館内巡回に出る。
いつも堂上とのバディの時は仕事とはいえ嬉しくて、口数が多くなってしまうのに
今日は何も話す気持ちになれなかった。

口を開けば、あの人は誰ですか?あの人から何を貰ったんですか?

そう聞かずにいられなくなるのが解っていたから―――



怖かった。


もし、それを聞いてしまって堂上の口から聞きたくない言葉を聞くのが・・怖くてたまらない。

堂上からも特に言葉はなく
二人無言で館内に視線を巡らせた。


そして、入り口から入ってきた、その女性を見つけてしまった。


あの女性だった。

女性がこちらに気づいて笑顔で近づいてくる。

チラリと視線を堂上に移すと、眉間に皺を寄せて難しい顔をしていた。

堂上の視線が女性から郁へと移される。


堂上と視線が合った瞬間、堂上が何か言おうと口を開いた。


―――気づいたら、走っていた。


館内だという事も仕事中だという事も頭から一瞬吹き飛んだ。

ただ、その場を後にしたい。
堂上の言葉を聞きたくない。



気づいたら、職員通用口から雨の中に飛び出していた。

じわりと潤む瞳をもう我慢する必要はなかった。


これは雨だ。
涙が流れているように見えるのは雨だから。


そのまま、速度を落として、人気のない庁舎裏へと走った。

誰も居ないのを確認して立ち止まる。
そして心を落ち着かせるように何度も大きく呼吸をした。


仕事中だ。
早く戻って、トイレに行きたくなってと笑えばいい。

早く、早く・・・涙、止まれ!!


そう念じていたら、パシャリと雨の中を歩く足音に気づいて硬直する。


パシャリパシャリと近づいてくる。


振り返らなくても解る。
名前を呼ぶ声が聞こえて、近づいてくるのが誰か。確信に変わる。


「郁」

心配を含んだ、恋人用の優しく甘い声に心がトクンと脈打つ。

後ろから腕を掴まれて、振り向かされそうになり思わずその場に座り込んだ。


ヘナリと腰が抜けるように座り込んだ地面は冷たく、スーツが雨を吸ってしっとりと重い。


僅かに赤くなった目を見られないように俯いた。

腕を引かれて引っ張りあげられそうになるのを首を振って拒否した。

「郁、ずぶぬれだぞ」
「・・教官だってずぶぬれです。何で追いかけてきたんですか?」
「何でって、バディが巡回中に突然走り出したら普通追うだろう」

その言葉にズキリと心が痛む。

―――何を・・期待したんだ。あたし・・・。


そうですよね。すみませんとそう言おうとした言葉が堂上の言葉に遮られた。

「というのは建前だな。あんな顔で走り出したお前を放っておけるか」


思わず、顔を上げる。

切ないような、苦しいような、そんな表情をした堂上と視線がまっすぐに合った。


「さっきの方はどなたですか?」


あんなに出てこなかった言葉がスルリと出てきて自分で驚く。

堂上が苦笑して、妹だと答えた。

その回答はあまりにも思いがけない答えで思わず目を見開いた。

「妹・・さん?」
「ああ。今日はお前の顔見にきたんだと」
「あたし?」
「この間、頼まれ事してもらった時に、彼女に会わせろとうるさいから今日は休みだと、咄嗟にな」


そしたら、今日はいるだろうとわざわざ雨の中で出張ってきたという訳だ。

ため息をつく堂上の仕草にも瞳にも嘘の影など微塵もない。

「お前が、おかしかったのはそれが原因か?」
「・・・気づいてました?」
「当たり前だ!あれだけあからさまで気づかない方がどうかしてるだろ」
「あたし・・不安で。教官とあの人・・どういう関係かなって、中々聞けなくて」

苦笑して見せると、堂上の掌が頭に載せられる。
ポンポンと叩く仕草をした後、クシャリと髪を撫でられた。


上を見上げていると、堂上が片膝をついた。

そしてゆっくりと唇が重ねられる。

雨でぬれた唇はほんの少しだけ冷たかった。



キスをする時は目を瞑るのがルール



けれど、今日だけは―――
愛しさを溢れさせてくれるその瞬間の堂上の顔を見たくて、じっと近づいてくる顔を見つめた。




教官・・・・・だいすき・・・・



rainykiss



07:16 寄贈品

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