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口実 

2014/11/24
おはようございます~。
あっという間に秋から冬になりそうですが皆様いかがお過ごしでしょうか?

先日の更新にもたくさんの拍手やコメントを添えて頂きまして本当にありがとうございますm(__)m
全て嬉しく楽しく拝見させていただいております。
お返事が出来ず本当に申し訳ありません。
お久しぶりにメッセージを残してくださった懐かしの皆様もお元気そうで本当にうれしいです☆
誘われてまたしてもふらふらと出現してしまいましたYO!

ついについに、LaLa版もあと2回程で完結するみたいでもう!楽しみなような寂しいような!!
もちろん単行本の新刊も購入して、イヤー!恥ずかしぃ~!(何が!!)と言いながらも何度も読みふけり
いつも買わないAneLaLaまで堂上さんの賀正カードが欲しくて買ってしまうというww

全プレゲットの王子様時計の隣に並べて飾っております(笑)

最近はといえば、ログホライズンと暁のヨナにもはまっておりまして
暁のヨナのハクが教官の中の人なんですが、いやー好きですハク♪
本懐を遂げさせてあげたい(マテ!!!!)

書きたいことが山のようにあるのですが、とりあえずはせっかくカキカキした駄文でも(苦笑)

堂郁 恋人前 年齢フリー テーマ:口実、です♪

タイトルそのまんまやんけー!!!と突っ込みつつ、お暇でしたら流し読みしていってください(笑)
相変わらず何がどうしたいのかわからないぼやけっぷりでお届けさせていただきます~。






また一人、また一人と隊員が帰宅していく。
事務室の机にまさにかじりつく勢いで書類を捲る堂上の背中をポンと叩いたのは同僚の小牧だった。

「集中してるとこごめんね。お先」
「ん。ああ。お前にしては早いな」
「今日はちょっと約束があるからこの辺で」

甘い含みを持たせた言葉で、『約束』が誰とのものなのか聞かずとも解る。
明日は日曜日であり堂上班の公休日でもある。相手がいれば食事でもして翌日はゆっくりとデートとなるものだろう。

相手がいれば――

ふと浮かんできた、郁の顔を苦笑いで打ち消して堂上は「おつかれ」と右手を挙げた。

「堂上も、あんまり根詰めすぎないようにね」
「それは俺じゃなく、とっとっと自分だけ帰宅した隊長に言ってもらいたいもんだ」
「あはは。確かに」

じゃあと右手を上げて、事務室を出て行った小牧を見送って堂上は思い切り伸びをした。
時計の針は19時半を少し過ぎた所だ。

書類は漫画雑誌2冊分程度。

「今日やりきるか、明日も出るか」

どうせ用事もないのだ。
今日根を詰めてやりきっても、明日何をするという訳でもない。
――が、性格上今日のノルマは今日終わらせてしまいたいので悩めるところである。

「取り合ずコーヒーでも買ってくるか――」

事務室にもコーヒーサーバーがあるにはあるのだが、残念なことに故障中だ。
堂上は小銭入れと携帯だけを持って席を立った。

静まり返った廊下を歩きながら窓の外にふと目をやると、紅葉がちょうどいい具合に色づいていた。
バタバタと仕事ばかりして一年を過ごしていると四季はせいぜい窓から感じる程度なので堂上にとっては意外に貴重な観察スポットである。

少し歩いて角を曲がると自販機とベンチが2つ程度の休憩場所が現れた。
小銭を入れて、【薫り高い】コーヒーにするか【深みある】コーヒーにするか悩む。

飲んでみればどちらも対して変わらない単なる缶コーヒーなのだが、なんとなくいつも迷ってしまう2種類だ。
さてと指を伸ばしかけたときに、それは来た。

「ど、どどどどど堂上教官っ!!!」

思わず指先がぶれて、押す予定だったボタンが一つ左にずれた。
ガコンと転がり落ちてきたのは……温かいミルクティ。

せめて右にずれていれば【薫り高い】が【深みある】になった程度だったのだけれど――。

「かーさーはーらぁーーーーーー」
「ひっ。あのっ。すみませんっ」

とっくに帰ったはずの郁が、なぜこんなところに息を切らせて戻ってきているのか。
何か重大なミスでも思い出したのか?

「とっくに帰ったんじゃないのか。お前は」
「えっと。その帰りかけたんですけど――」
「けど?何か帰れなくなるような重大な失敗でも思い出したか?」
「いえっ。そこは――たぶん大丈夫です。ハイ」

たぶん。というあたりが恐ろしくはあるが、本人に覚えがないのであれば問い詰めても意味がない。
なんだかよくわからないが、次に会うのは明後日だろうと思っていただけに素直に嬉しい。

「なんだか知らんが、お前コレ責任とれよ」
「へ?」
「いきなり絶妙なタイミングで声かけてくれた産物だ」
「あ、うそ!すみません!お金!お金払います!」
「いや。いい。どう言ってみたところで勝手に俺が押し間違えただけだからな」

もう一度小銭を入れて、今度こそ間違いなく缶コーヒーを買う。
ベンチに座ると郁も戸惑いつつも隣に座った。

ミルクティ一本で、この時間を得られるのなら安いものだ。

「ご、ごちそうになります」
「大したもんじゃないがな」
「いえっ。教官に貰ったことが貴重っていうか――」
「……人をケチみたいに言うな」
「いや!そうじゃなくて!教官だから嬉しいっていうかっ。いや、そのっ」

しどろもどろになっている郁の頬が赤いような気がするのは気のせいだろうか。
何かもっと嬉しい含みがあるんじゃないかと期待してしまいたくなるのは疲れのせいだろう。

「で?どうした」
「あ。そうだ。あのっ――明日」
「明日?」
「予定はありますか?」
「……いや。仕事に出るかどうか迷っているくらいには空いているな」

郁の事だ。
仕事に出るかどうか迷っていると言えば、きっと休みの日に仕事とか教官どんだけ仕事が好きなんですか?!信じられない!
と、そのあたりの返しが来るかなと思った堂上の予測を、郁は見事に斜め上から切り返してきた。

「やっぱり」

「……お前な。今更お前に無礼だのなんだの言うつもりはないが、【やっぱりヒマか】は、さすがに失礼だろう」
「ちっ!違います!!!ヒマに対してのやっぱりじゃなくて!」
「じゃあなんだ。休みに出かける相手もいない事に対しての【やっぱり】か」

まあ、どちらにせよ全くその通りなので堂々と言い切ることでもないが、なんとなく応戦したくなってしまうのだから仕方ない。

「うー、そうじゃなくて……。えっと。あたしじゃだめですか?」
「何がだ?」
「その――【休みに出かける相手】です」
「……いや。構わんが」


流石に気取りすぎな自分の返答に内心で「何様だ!」と突っ込む。
かといって「大歓迎だ!」などと素直に切り返すようなキャラでもない。

もちろん、大歓迎だけれど。

「ほ、本当ですか?!」
「仕事以外特に予定はないからな」
「ダメです!仕事は!明日は、あたしに付き合ってくください!」
「……別にお前に仕事に出ろと言ってるわけじゃないぞ」
「そうですけど、ダメなんです!明日は!」

なんだかよくわからないが、明日出ずとも期日には間に合う。
せっかくの誘いなのだから、ありがたく受け取っておくとしたものだろう。

「どこか行きたいところがあるのか?おひとり様何個までとかそういうヤツか?」
「違いますっ。えっと――映画とか、紅葉借りとか、遊園地とか、ショッピングとか」
「お前――いくらなんでもそれは一日でできる内容じゃないだろう」
「全部じゃなくて、教官が好きそうなのを」

郁が何かしたくて――ということではないらしい。
しかも方向性もバラバラだ。

「……手ごろなのは、映画とかショッピングか?まあ紅葉が見たいなら大き目の公園散歩してもいいが」
「じゃ、じゃあ!映画とランチとそのあとちょっとぶらぶらお散歩とかでどうでしょう」

堂上としては、郁と出かけられるならば特段希望はない。
郁の目的が今一つよくわからないのが気持ち悪いと言えば気持ち悪いが、一緒に出掛けるということ自体は嬉しいので深く考えないことに決めて堂上は頷いた。

「じゃあ10時に駅の改札あたりでいいか?」
「は、はい!じゃあそれでお願いします!」

これから訓練でも始めるような威勢のいい挨拶に思わず吹き出すと郁が頬を膨らませた。

「変更があるときは、走って戻ってこないで電話をしろ。電話を」
「う――。解りました。教官も仕事以外で都合が悪くなったら電話してください」

こだわるなソコ。と思ったものの堂上は「了解」と返して立ち上がる。
明日休みを取るならば、せめて今日中に雑誌1冊分の山は崩しておきたい。

「気を付けて帰れよ」
「はい。お疲れ様です!」

ビシリとキレのいい敬礼に笑いながら堂上はその場を後にした。


***


「きょ、教官。大丈夫ですか?」
「ん。ああ。問題ない」

昨夜、郁と別れた後、仕事に戻ったらついついまた根を詰めてやってしまい気づいたら日付はとうに変わっていた。
ここ連日、日付が変わってから帰り、朝にはまた出勤という日々が続いていただけに自慢の体力も蓄えが減ってきたらしい。

簡単に言えば、眠い。

「すみません。やっぱり今日やめます?」
「ここまで来て帰るくらいなら、最初からキャンセルするに決まってるだろうがアホウ」

既に映画の半券を持って、座席に座っているのだ。
そもそも、滅多にない機会をたかが眠気の為にキャンセルなどできようはずもない。

出歩いている分には問題ないものの、さすがにゆったりしたシートに座ったせいかここぞとばかりに睡魔が顔出す。
睡魔モグラたたき状態である。


「眠かったら寝ててくださいね」
「……お前。映画に誘っておいて寝てていいとはどういうアレだ」
「う。そうですけど。あたしが無理に誘ったし。教官疲れてるのに――」
「無理に誘うってのは、隊長みたいに帰るって言ってる人間をお構いなしに引きずっていくようなときに使う言葉だろう」
「あれだと誘うっていうより連行ですよね」

お互い似たような場面を思い出したのか、小さく笑いあう。

「あ、始まりますね」

だんだんと照明が落とされて、映画マナーを知らせるアニメーションが流れ始める。
しばらく予告が続いた後、映画がスタートした――所までは記憶があった。

「……すまん」
「あたしこそ、すみません。もっとこうガツンとパンチの効いたのを選べばよかったですね」

いや、たぶん内容云々は関係なかった。
なぜなら始まった所から先がまったく記憶にないのだから。

「誰かと映画に来て、ここまで盛大に意識を飛ばしたのは初めてだ――」
「教官すっごく良く寝てて、あたしまでちょっとウトウトしちゃいました」

ありえないだろう!
好きな相手と並んで映画を見て爆睡。
どアホウだろう。俺は。

「埋め合わせという訳じゃないが、何か奢ってやる」
「へ?!いえっ。昨日ミルクティ奢ってもらったばっかりですし!」
「あれは、俺が買い間違えただけだろうが」
「その原因はあたしですし――」

押し問答しつつ、映画館を出る。
ここしばらく肌寒い日が続いていたけれど、11月とは思えぬほどに暖かい。

「今日はいい天気ですね~」
「暑いくらいだな」
「そうだ!教官!お昼は公園で食べませんか?紅葉も綺麗らしいですよ」
「いいのか?せっかく出てきたんだ。行ってみたい店とかあるんじゃないのか?」
「教官と一緒ならどこでも美味しいです」

満面の笑みでサラっとそんなことを言われて【可愛い】と思わない男がいたらお目にかかりたい。
くしゃりとサラサラの髪をかき混ぜると郁の頬がほんのり染まる。

頼むから妙な期待をさせるな。

そんな言葉は当然、口から出る前に速やかに飲みこむ。

「何かテイクアウトしていくか」
「今グラコロ出てるんですよ!グラコロ!」
「グラコロ?」
「マクドナルドのグラタンコロッケバーガー。教官知りませんか?」

キラキラと目を輝かせる郁の脳裏にはどうやら【グラタンコロッケバーガー】なる謎の食べ物が浮かんでいるらしい。
「グラタンなのかコロッケなのか」
「クリームコロッケサンドですよ」と付け足されてなんとなく想像できた。

「そんなんでいいのか?」
「毎年1回は必ず食べてるんですよ~。あ、でも教官そういうの苦手ですか?」
「いや。お前のお勧めなら一度食ってみるとしたもんだろ」
「では。グラコロ目指してしゅっぱーつ!」

と勢いよく足を踏み出した郁の手を思わず掴んでしまったのは無意識だった。

「きょ、教官?」
「結構人出があるからな」

手をつなぐ理由になってるのか?!と内心で突っ込んでみたものの、掴んだ手を離す事も出来ない堂上に郁が少し恥ずかしそうに笑う。
「……ま、迷子になったら迷惑かかっちゃいますもんね」
「こうしとけば、脊髄反射のお前でも突然消えたりせんだろ」
「なっ!そんなに落ち着きなくないです!」
「いや。お前の辞書に【落ち着き】の文字はないだろう」

そんな他愛もないやり取りまでもが楽しい。
ここしばらくの疲れが、どんどんと抜けていく。

「教官ここ!この辺にしませんか?」

郁が示したのはベンチなどではく、まさに紅葉が美しい木の根元だ。

「ベンチの方がいいんじゃないか?敷物持ってきてないだろうが」
「なくてもへっちゃらですよ!訓練の時なんて砂埃の上でも座ってるじゃないですか」
「アホウ。訓練とは違うだろうが。せっかくしゃれた格好してきて汚したら勿体ないんだろう」
せめて、と上着を置いてそこに座るように示すと郁が、もじもじと戸惑いを見せた。

「なんだ。どうした?」
「教官が女の子扱いするから――」
「紛れもなく女なんだから問題ないだろう」
「上着が汚れちゃうし」
「アホウ。別に問題ない。ソレに座らんのだったらベンチだ。どうする?」
「う――じゃあ、えっと。お借りします」

郁が遠慮しつつも座るのを見届けて堂上も隣に腰を下ろした。
澄み渡った空が青く、鮮やかな紅葉が何とも言えない彩を添えている。

「こういうのもたまにはいいな」
「ですよねっ。お弁当がコレっていうのがいまひとつかもしれませんけど」
「お前の一押しだろうが」

紙袋を開けて、中身を取り出す。
飲み物にポテト、そしてグラタンコロッケバーガーの包み。

「いっただっきまーーす!」

嬉々としてグラタンコロッケバーガーにかぶりついた郁に思わず頬が緩む。

「美味いか?」
「なんていうか絶妙なんですよー」

教官も食べてみてくださいと勧められて、堂上も包みを開いた。
一見普通にコロッケバーガーだ。
――が、かじってみると確かにクリームコロッケである。

クリーミーな味わいが口の中に広がり、なかなか美味い。
「面白いな」
「ですよねー!冬がくるぞー!って感じがします」
「お前の四季はそこで感じてるのか」

あまりにも郁らしくて吹き出すと、郁が盛大に唇を尖らせた。
その唇の端についた白いクリームを何気なく指先で拭う。

「っ!」

真っ赤に染まった郁の顔に、「ああ、やっちまったな」と思ったけれどシレっと「ついてたぞ」と告げる。
「あ、ありがとう――ございます」
「顔、真っ赤だぞ」
「こ、これはっ。その!秋だからです!」
「ほう。お前の顔は秋になると赤くなるのか」
「うううう」
「唸るな。ホラ。とっとと食わないとせっかくの一押しが冷めるぞ」

堂上の一言で、郁が再びバーガーをかじり出す。
さっきよりも一口が小さくなったのは、恥じらいなのか勿体なさからなのか。

堂上もまた、初めてのグラタンコロッケバーガーを口いっぱいに頬張った。

あらかた胃袋の中に収めてから、食後用にとっておいたコーヒーを一口。
郁も程よく冷めたらしい紅茶を飲んでいる。

「教官」
「ん?なんだ」
「今日は――疲れてるのにすみません」
「いや。別に。構わんが――、今日の目的ってのは何だったんだ?」
「えっと……その。勤労感謝の日なので」

思いがけない言葉に、思わず目を見開く。

確かに今日は勤労感謝の日ではあるけれど、それとこのお出かけとどう繋がっているのか。

そんな堂上の胸中の疑問に郁が答える。

「教官ずっと忙しそうで。あたしにも何か手伝えたらいいなと思ったんですけど」
「それが、今日の事と関係あるのか?」
「柴崎に相談したら、仕事手伝うとかあたしのスペックじゃ足手まといとか言われて」
「まあ、当たらずとも遠からずという所だが」
「うっ。そこはそんなことないとか言ってください」
「お前の実力はお前が一番解ってるだろうが」

堂上の返しに郁が唇を尖らせつつも先をつづけた。

「で。せめて少し休むきっかけでも作ってあげたら?って言われて」
「きっかけ?」
「教官は絶対、休みの日でも仕事するタイプだから強引に連れ出せば一石二鳥とかなんとか」

確かに、用事がなければ確実に今日も仕事をしていた。
そのあたり見抜かれているのは、柴崎が流石なのか自分が駄々漏れすぎるのか。

「なるほど。それがあの【やっぱり】につながってたわけか」
「う――。そう、です」
「ありがたい申し出だが、お前だって働いてるんだから感謝される側だろうが。休みにわざわざ俺の為に時間を割いたんじゃお前の方はどうなるんだ」

あくまでも、疲れている上司に対する部下の心遣いを出ない【お誘い】だったことは残念ではあるものの気持ちとしては十分に嬉しい。
嬉しいが、郁が仕事の延長気分となれば素直に喜べないのは堂上に私心がありすぎるからだろう。

「あ、そこは。一石二鳥なんで!」
「……一鳥が俺の休息になる、だとしたらもう一鳥はなんだ?」
「教官とお出かけできる口実になるなぁって……ぇぇえええええ!!!いやっなし!今のなし!」

思い切りよく立ち上がった郁が大慌てで両手をぶんぶんと振って後ずさる。
「おい。お前足元!」
降り積もった落ち葉に足を取られた郁が盛大に尻もちをついたのと、助けようと立ち上がりかけて堂上までも足を滑らせたのはほぼ同時だった。

座り込んだ郁に抱き付くような形で転ぶ。

堂上の唇が一瞬柔らかなものに触れた――気がした。

「す――すまん。滑った」
「いえっ。あたしも。滑っちゃいました」

頬を抑えて赤くなる郁から飛びのくようにして離れる。
とんだフライングだ。

郁もまた慌てて立ち上がって、洋服についてしまった落ち葉を払った。

「……そろそろ。戻るか?」
「で、ですね!夕方になったら冷えてきますし」
「まあ、あれだ。お前は風邪とかひかないかもしれないけどな」
「なっ!それって!あたしがバカってことですか?!」
「そこまでは言ってないぞ」

どーせバカですよーと膨らんだ郁の頬はまだほんのりと赤い。

「ほら。行くぞ」

手を伸ばす。
伸ばされた手が触れて、繋がる。

「転ぶからな」
「転ぶと危ないですもんね」

手を繋ぐための【口実】

そんな【口実】が必要なくなる日は果たしてくるのか解らないけれど
繋いだ手をしっかりと握りしめて、堂上は一歩踏み出した。




fin.




という訳で、勤労感謝の日だなぁと思い立って書いてみたのですが、肝心な所がボケボケなような??
たまには郁ちゃんじゃなくてどじょさんに寝落ちしてもらいたい!というよくわからない欲望が微妙な感じで混ざりこんでおりますが、これはもう郁ちゃん側で書かないとダメでしたね(笑)
絶対映画じゃなくてどじょさんの寝顔をチラ見しまくっていたに違いない!(オイ)

まあどじょさんの疲れは最大限に癒されただろう!ということで♪

恋人ならば口のクリームはペロリですよね!
前日からお泊りでペロリか!?(ちょ!)

おっと、HENたねが発動しそうなので今日はこのあたりでww

勤労感謝の日とグラコロのコラボでお送りました(ちょ!!)

LaLa新刊やら最新号やらで皆様のお疲れもふっとびますように☆また明日からもお互い励みましょう~♪



06:48 図書館SS(堂郁)

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