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YELL ~エール~

2008/08/01
おはようございます!金曜日ですね!


いやー。今日頑張ったらお休みです。
頑張りましょう!!

そして今日から八月ですね!

なのに今日は涼しいから不思議。
このまま秋にならないかな~(笑)


さて、昨日の教官レスはちょっと人気がありました。
萌えるからたまにやってくれと!
教官大人気だぁ!
書いてて楽しかったですけど☆


さて、今日はですね。残念ながら『翌朝』じゃありません☆
期待したソコのあなた!残念でした(笑)


真夏に!なんと春の話。
季節感を無視しますヨー。

しかも小牧さん視点で、ヤマモオチもまーーーーーーーったくない。
ただの語り!(笑)

タイトルどおり、コブクロの歌を聴いてふっと浮かんできました。
車でCDをひっぱりだしていて見つけたので。

ナナメヨミ!スルーでね。ヤマオチナシですから。

小+郁+堂 年齢フリー 小牧視点 堂郁恋人設定  テーマ:舞い散る桜の日の一コマ



春の風が吹き抜ける。

今日は公休日。
可愛い彼女と図書館で待ち合わせ。


今は桜も綺麗な時期で風が吹き抜ける度に舞い散る花びらに
思わず目を閉じる。



「おはようございます。何してるんですか?」

とかけられた声は待ち人の物ではなかったけれど、誰の声かすぐに解る。
目を開けて視線を動かすと、明るく張りのある声の主が笑った。


「笠原さん」
「お休みに図書館で朝寝ですか?」

と笑われて。首を振った。

「待ち合わせ」
「あ、毬江ちゃんとですね!」
「うん。そう」
「いいなぁ」


と笑う彼女だって、愛しの恋人と待ち合わせではないのか。

「笠原さんは?」
「えへへ。教官待ちです」

と頬をピンクに染めて頭を照れたように掻いた。

「珍しいね。図書館でなんて」


彼女の恋人であり自分の旧友でもある堂上はからかわれるのを嫌い
出来る限り待ち合わせを外にしている。

しかし、すでに隊中に知れ渡った交際だ。
もう意味もないと諦めたのかも知れない。


「返したい本と借りたい本があるからって。あたしは待ってる間桜を見に来たんです。」

そしたら小牧教官がいたから。とベンチの隣にストンと座った。


二人で桜を見上げる。


揺れるピンクの花びらがほんの少しの風で舞い上がり空に飛ばされていく。


「桜かぁ・・・。笠原さんYELLって歌知ってる?」
「えっと・・多分。確か、どんなに小さな蕾でも・・ってヤツ?」
「そうそう、それ」


と思わず懐かしさに目を細めた。


そして、持っていたバッグから。一冊のアルバムを取り出す。

表紙を確認して郁がぱっと顔を輝かせた。

「それ!もしかして図書大の?」
「そう。毬江ちゃんが急に見たいって言い出して」


いつでも家に来ればいいのに、外で二人で見たいっていうから持ってきたんだと
郁に差し出すと。
嬉しそうに両手で受け取った。


「見てもいいんですか?!」
「いいけど、堂上にはヒミツだよ。あいつ怒るから」

と苦笑する。

多分後で見つかるけどね。と思った言葉は飲み込んだ。

郁が嬉々としてページを開き始める。

アルバムには何枚かスナップ写真も挟まっている。当時撮ったものだ。

自分が写っている写真には当然堂上も殆ど写っている。

「あ!これ!堂上教官。すごい・・・やっぱり幼い感じ」

と郁が嬉しそうに笑う。

入学して少しした頃に撮った写真だった。

訓練服がいまいちイタにつかず。
なんとなく雰囲気に合わない。

笑っている自分に仏頂面の堂上
そして周りを囲む数人の友人達。


同じ志をもって集った仲間達だ。
今は別の場所で、やはり同じ想いをもって戦っている。


「へぇ・・・この人達も皆、防衛員や図書館員になったんですよね?」
「そう。それぞれ配属された図書館は違うけどね」
「図書大、あったらあたしも入りたかったなぁ・・・」


ああ、もしも図書大がまだ継続されていたなら
彼女は俺達の後輩になるかもしれなかったんだなと改めて思う。

「笠原さんは、堂上がどうして図書大に入ったか知ってる?」
「・・そういえば、聞いた事ないかも」


じっと見つめてくるその瞳は知りたくてたまらない。
そう浮かんでいた。

あまりの素直さに思わず笑った。

「なんですか?あたしおかしいですか?」
「いや。知りたくてたまらないって顔があまりにも素直で。クク・・・ごめん」
「んもー。そりゃ知りたいですよ!聞いても教官は絶対教えてくれなそうだし」

それはそうだ、可愛い彼女にあの堂上が言う訳がない。

ふとしたイタズラ心が芽生えた。

「知りたい?」
「教えてくれるんですか?!」
「いいよ。ただし、堂上には絶対悟られない事。いい?」
「・・うっ・・・解りました」

と郁が神妙に頷く。

そして少しの沈黙のあと、その理由をそっとバラした。

「妹の為」


その言葉があまりにも以外だったのか、郁が目を丸くして固まっている。

「妹って・・静佳さん?」
「そう。知ってるでしょ?」
「はい。何度か会ったことが」

しかし今の堂上兄妹しか知らない郁にとっては想像を絶するようで
不思議そうに首を傾げている。

「堂上が小学生くらいの時かな?妹さんの誕生日に本を家族で買いに行ったんだって。
 で、両親がちょっと外している間、妹さんの本選びに付き合ってたら運悪くね」

運悪くなんだったのか、言わずとも知れたものだ。
郁も悲しいような険しい表情で黙りこくっている。

「妹さんが選んだ本が検閲対象で、取り上げられちゃって、泣いて縋る妹を
 あろう事か良化隊員が突き飛ばしたんだって」

「・・・それって・・・」
「うん。笠原さんと王子様の出会いにそっくりでしょ?」
「や!王子様って!!」
「あの面接の時にさー。笠原さんの志望動機にも笑ったけど、隣に座ってる堂上に
 ダブル関連だから、あまりにもおかしくて大変だったよ堪えるのが」


思い出したようにハラを抱えて笑だした小牧に
郁は頬を真っ赤にしてもう言わないで下さいと怒鳴った。


はぁと息をついてから言葉を紡ぐ。

「これも、笠原さんと堂上の根っこが同じって言う由縁かな。他にもあるけどね」



『理想』と『現実』の狭間で苦しんで悩んだのも同じ。

カッとしてすぐに突っ走る所も同じ。

そして、何よりもその『瞳』の輝きが同じ。


郁と堂上がお互いを意識し、付き合い始めた時
こんな出会いがあるもんだと、正直感嘆した。



「小牧教官?」と声をかけられて我に返る。

「ああ。ごめん。ごめんすっかり昔の事思い出しちゃって」
「昔の事・・。図書大時代?」
「うんそう。堂上と初めて会った時の事とか、図書隊に入隊した頃とか・・」


郁が興味深そうに覗き込んでくる。

「それと、さっきの歌。関係あるんですか?」
「あの歌、聴いたときに、あ、コレって堂上?とか思ったんだよね」

と笑う小牧を見て、郁が一生懸命何かを考えている様子を見せた。
恐らく歌詞を思い出しているのだろう。


「誇り高き勇者とかって・・ちょっとロマンチックすぎません?」
「あ、笠原さんがそれ言う?お・う・じ様」

とウィークポイントをつくと、顔を真っ赤にして両手を顔の前で激しく振った。

「やだ!もうやめてください!恥ずかしい!」
「ゴメンゴメン。冗談。歌はさ歌詞そのままがっていうんじゃないんだ」

首を傾げる郁に笑みを返すと、視線を桜へと移した。

ザッっと風が吹いてまた花びらが舞い散った。


「覚悟していたとはいえ、『現実』と『理想』のギャップって結構あってさ
 俺は、こういう感じだからそこまでじゃなかったけど堂上は結構苦しんでた」

良く一人で桜を見てたよ。そう言おうとした所で
オイと聞きなれた声が足音ともに近づいてきた。

「堂上教官!」

郁が慌てて立ち上がり持っていたアルバムを後ろ手に隠す。

それじゃあバレバレだよ。と心で呟きつつ笑うと
堂上がジロリとこちらと彼女を見比べて、その腕をつかんだ。

「何隠してるんだ」
「な・・何も!」
「アホウ!バレバレだ!」
「バレバレですか!?」

結局掴まれた腕を引かれて、持っていたアルバムが堂上の目の前に突き出された。

「おま!小牧!何でこんなもの!」
「毬江ちゃんが見たいっていうから」
「だからってこいつに見せる必要はないだろうが!」
「別にいいじゃない。そんな変な写真はないしさ」


いつも通りシレっと答えると、不機嫌そうにアルバムを押し返してきた。
はいはいと受け取ってバッグにしまう。

「こんな物見たって面白くもなんともないだろうが!」
「ええー?凄く良かったですよ。幼い感じの教官とかレアだし!」

とニコニコ笑う彼女に、堂上が難しい顔をする。

これは照れを悟られたくない時の顔。

「笠原さん、堂上恥ずかしいってさ」

と余計な一言を入れてあげると、案の定。余計な事は言わなくていい!と
怒鳴り返された。


「変わらないよねぇ。堂上は」
「何を言ってるんだ。お前は」
「会った時からいつもそんなだったなぁって」
「少しは成長してるつもりだ!思い出に浸るのは年くった証拠だぞ」

と意趣返しのように笑われて、苦笑した。

ああ、確かに昔の堂上はこういう切り替えし出来なかったよね。


そう思っていたら桜舞い散る向こう側から
待ち人がこちらに手を振って歩いてくる。


「ああ、来たみたい。じゃあ行くね」と腰を上げる。



二人を残して途中まで歩き、チラリと振り返ると
頬をピンクに染めた彼女と蕩けるような笑顔で彼女の頭を撫でる堂上が目に飛び込んできた。



他の女性と付き合っていた時代も見て来ているが
あそこまで蕩けるような笑顔で笑う堂上を見たのは今回が初めてだ。


長い付き合いだからもうお互い勝手知ったるというものだが
まだまだ、知らないものが見えるもんだなと苦笑した。


ゆっくりと視線を戻し
笑顔で歩いてくる愛しい恋人に手を振った。






季節外れです。
季節感がなくてほんとすみません。

コブクロの歌を聴いていて頭にポンと浮かんだ一品でした。

本当はもっと図書大時代の回想を入れようと思いましたが
入れてみたいエピソードが多すぎたので今回はナシで。

そして、勝手に妹ネタを入れてみました。

教官が図書隊に入った理由ってそこまで明確に書かれて・・・なかったですよね!?
見落としだったらどうしよう?!(汗)


そんな時はコッソリ教えてスルーしてくださいね☆


最初で最後かも!と思える小牧視点語り。
小牧さんと毬江ちゃんには桜が似合うイメージ

黒くなくてすみません(^^;;


あ、図書隊は『正義の味方』じゃないどころか『勇者』なんかじゃない。
解ってますヨ!
それでもこの歌聴いたときに若かりし日の堂上さんはこういう
イメージに近かったのかなぁと思ったので。

初めて小牧さんと堂上さんが出会ったときとか
色々書き出してみたいと思う今日この頃。

熱い堂上?つまり郁ちゃん風の堂上ですよね(笑)


という訳で、ひとりよがってみました~~~。
07:00 図書館SS(堂郁)

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