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止まらない理由 =OtherStory= 後編

2011/08/03
おはようございます。
水曜日ですね~。

いつもご訪問・拍手・コメントを頂きましてありがとうございます。
角切り桃入りカルピスをコンビニで手にとった瞬間に、たねさんを思い出したYOと言ってもらえて嬉しい今日この頃。今度は皆さんの日常のどのあたりに潜んでいようかしら♪

優しく掴んで、大きなお口で頬張って♪ な、まるごとバナナはちょっと大きすぎてお口に入れるのがTAIHENですよね★

って何の話だ!(笑)

朝だから話題も爽やかにしないと!とかいいつつも
ここから先もまだまだ若干シモネタロードなんですが(^^;;

先週のマエマジでマジーが紹介していた【あしぱん。】という雑誌。
足にパンツが絡みついている写真集の話があったんですが、もう!この話題で妄想大爆発。

現物がスタジオに会ったようなのですが
まえぬの【コレなんてスクランブル交差点の真ん中で!】

とか興奮している様子が音声だけなのに、なんかこっちまで興奮してしまいました。
可愛いなぁまえぬっ♪

実際ググってみましたら、ウン。
これってR指定じゃないの?!っていうまえぬの驚きに私も一票で。

マジー曰く布が一枚足に絡んでるだけでしょ。それがパンツって名前の布だってだけだもんとのこと。
ああーナルホドー(笑)

さてこのあしぱん。をセクハラで探しに来た利用者がいたら郁ちゃんはなんの雑誌か解らなくてすぐ調べてきますと、堂上教官の所に走ってくれるといい。

郁「あ、教官。すみません」
堂「何した」
郁「本が見つからなくて」
堂「検索端末は」
郁「調べたんですけど、出てこなくて。あたしの調べ方が悪いかもしれないので一応確認を」
堂「どういうタイトルの本だ」
郁「ハイ。えっと【あしぱん】だそうです。本当にあしぱんなんですかね。あんぱんとかあげぱんとか――。あ、もしかしたら動物の足型パンの作り方とかそういうやつなんでしょうかね?」
堂「……希望の利用者はどこにいる」
郁「えっと、あの辺りに――あれ?」
堂「――その雑誌は図書館には置いてない」
郁「あ、そうなんですか?でも、利用者の人が――」
堂「ついでに言えば、その利用者はもういないだろうな」
郁「へ?!本探してたのに?」
堂「イタズラだ」
郁「イタズラ??こんな本はないって事ですか?」
堂「本はある。が、図書館にはない」
郁「教官――意味がよく」
堂「……写真集だ」
郁「へえ。そうなんですか。有名な写真集なんですか?」
堂「有名と言えば有名だな」
郁「どういう種類の写真集ですか?やっぱパンの?」
堂「帰ってから柴崎にでも聞け」
郁「教官が知ってるなら教えてくれてもいいじゃないですか!」
堂「絶対に他の連中に聞くなよ!自分で調べるか柴崎に聞け!それ以外は認めん」
郁「ちょ!待って下さいっ!教官!」


なーんて、あしぱん。は男子寮で目撃していたけれど真実は告げられない堂上さん。
この会話を見ていた小牧さんから後で、

小「教えてあげなくて良かったの?」
堂「見てたなら助けろ」
小「いや。堂上なら自分で切り抜けるかな、と思って?」
堂「犯人は見たのか?」
小「チラっとだけね。堂上の所に笠原さんが走ってったのを見て慌てて出てったよ」
堂「――そうか。特徴は?」
小「ハタチ前後くらい。服装はジーンズにシャツ。かなり落ち着きなかったし、悪質な感じはなかったかな」
堂「お前がそういうなら、とりあえずは問題ない、か?」
小「一応、外出る時には気を付けて上げた方がいいかもね」
堂「夜、一人でチョロチョロしないようにクギ刺しとくか」
小「そういえば、今日の昼休みに新作アイスを夜買いにいくって張り切ってたよ」
堂「止ればいいだろうが!」
小「だって、その時点ではこんなことがあると思ってないし。俺の立場で言える訳ないじゃない」
堂「なら俺だって言える立場じゃないだろ」
小「そう?じゃあ言わないの?」
堂「……」


なーんてな。

堂上さんは、きっと定時になったら夜コンビニに行くのか?!と詰問して、郁ちゃんがハイ?とでも答えようものなら、そうかといいつつ。共有スペースで郁ちゃんを張っているに違いない(こっちの方が危険人物?!)


ああ。
雑誌名だけで妄想が爆発だ!

しかし凄い写真集があるものですね。


さてこの下は、遅くなりすぎてなんだか出すのも恥ずかしい感じなんですが――。
止まらない理由のOtherStoryの後編です。
なんだか仕上がりが今一つですが、さらっと読み流してやってください。



【過去の関連作品】
高鳴る理由。 Ver郁  星に願いを こな様
高鳴る理由。 Ver堂上 幸福の花  たね
高鳴る理由。 Ver外野+オマケ 犬小屋 信長兄ぃ様
(↑リンクは星に願いをのこな様宅に回収された作品へ繋がっています)
止まらない理由。 前編 中編 後編 幸福の花 たね




ではご興味ある方だけスタスターっと。






「すまないな、結局俺まで」

潰れた柴崎を後部座席に押し込み、その後に郁が続いた。
特殊部隊流儀では、本来上官である堂上に助手席を譲るべきであるけれど、タクシーに乗るなり寝オチした郁が堂上の服を掴んだまま放さなかった事もあり、助手席に手塚、後部座席に堂上という、何とも落ち着かない配置で出発する羽目になったのである。

「いえ。こちらこそ、本当なら二正に前を譲るべき所を。すみません狭くありませんか?」
「いや。お前らが呼んだタクシーに便乗したのはこっちだからな。こいつもこんな状態だし、正直助かった」

視線だけで背後を窺うと、郁が堂上の肩に頭を乗せ、そんな郁に寄りかかるようにして柴崎が寝入っている。
すっかり、寝言モードに入っている郁が言葉にならない何かを呟くたびに、堂上が郁の髪に指先を絡ませている。

宝物に触れるみたいな、優しげな指先の動きに思わず忘れようとしていた先ほどの店での光景が手塚の脳裏を過った。

ギリギリの所まで戻ってきた光景を頭から追い払う為に手塚は慌てて視線を前に固定する。

「忘れろ――俺」
「何か言ったか?手塚」
「いえっ。なんでもありません。その、柴崎の事もあったので笠原が同乗してくれたのは正直俺も助かりますし」

寝込んでいる郁があと数分で起きるかどうか、が一番の問題ではあるものの
それでも手塚一人で柴崎を送るよりも、堂上と女子二人を部屋に送り届ける方がまだ変な噂にはなりにくいだろう。

「最悪、こいつが起きなくても手続きは慣れてるから心配せんでいいぞ」

「すみません」と手塚が返したのと同時に後部座席から、郁の寝言が聞こえた。

「……きょーかん、つぎはぜったい……ですから」

何か約束でもしたのだろうか?と思いながらも、聞かなかったふりを決め込む。
が、さすがにそこそこ普通の音量だったので聞こえない訳がないと思ったのか堂上が言葉を添えた。

「ったく。寝てても起きてても口が閉まらんなこいつは」
「まあ、笠原らしいといえばらしいですが」

そう。あくまでもそういう所だけ。
他はもう、目にしたこちらが悪い様な気にさせられる【らしくない】のオンパレードだ。

「お前が柴崎とあの店に来てるとは意外だった。柴崎の誘いか?」
「……解りますか?」
「お前が自分であの店を選ぶとは思えんしな」

ここで、何かさらに突っ込んだ質問をされたら上手くかわせるだろうかと焦ったと同時に、車が停車した。
見ればもう基地の門前だ。

運転手に提示された料金を支払おうとした所で、後ろから堂上の手が伸びた。

「ここはいい。俺が持つ」
「そういう訳には!!」
「今はプライベードだが、一応お前らの上官だしな。たまには上官らしい事をしとくのも悪くないだろ」

相手によっては階級の上下関係なく、飲み食いの量関係なくでワリカンを堂々と主張するというか、自分の出す分を減らすためにあまり飲めない隊員まで引っ張り出す隊員もいる中で堂上は色々な意味で公正な人間だ。
持つ所は自分が持つけれど、いつでもそういう訳ではなくワリカンの場合や自分が少し多く出す場合など、相手に配慮した姿勢は手塚の見習うべき上官の姿と言える。

「では、今回はお言葉に甘えます」
「そうしてくれ。ただ、手は空きそうもないんで柴崎の移動は手伝ってやれんがな」

その理由は、タクシーを降りたらすぐに解った。
案の定、郁が熟睡に入ってしまったらしい。
揺らしても、全く起きる気配がない。

柴崎もまた、似たような状態だった。
堂上が郁を、手塚が柴崎をタクシーから降ろす。
堂上が郁を背負ったのを見て、手塚もそれに倣った。

驚くほど軽い身体。
ふわりと香るのは、香水だろうか。

背中に柔らかな温もりを感じて、意識的に口元を引き締める。

勤務中の隊員にからかわれながら門を通り抜け、寮へと向かう。
他に隊員の姿はない。

「堂上二正」
手塚は前を歩いている堂上を静かに呼びとめた。

「ん。何した?」
「いえ、その――なんでも」
「聞きたい事があるなら、構わんぞ。今なら背中の二人は寝てるしな」

確かに郁からも背中の柴崎からも規則的な寝息が聞こえてくる。
ほんの少し迷った後、手塚は俯いていた顔を少しだけ上げて堂上を見た。

「笠原を幸せにしてやれる自信とかあったりしますか?」

って、何を言ってるんだ!俺は!
聞きたい事の意味が解らないだろう!?
というか、これじゃまるで笠原に横恋慕しようとしてるみたいじゃないか?!

今のは取り消しで!と言いかけた手塚の言葉を遮って堂上が笑う。
上官の時には見せない、柔らかな笑顔だった。

「幸せにしてやりたいとは思う。が、自信があるのか――と言われると複雑だな。俺と出会った事自体がこいつを別の幸せから遠ざけたのかもしれないしな」
「別の?」
「ただ、ひとつだけ確かな事があるとすれば、こいつといると俺が幸せだって事か」
「堂上二正が、幸せ……ですか?」
「ああ。なんだろうな、恋愛に溺れる歳じゃないが、こいつといるとハラハラさせられるわドキドキさせられるわで、心配も多いが、楽しい」

すまないと思う気持ちとありがたいと思う気持ちが同時に存在してる。

そう付け足されて手塚は首を捻った。
堂上が幸せならば、ありがたいと思う気持ちは解らなくはない。
けれど、すまないと思う理由が皆目見当がつかないのだ。
「すまない、ですか?笠原に?」
「ああ、言えば絶対怒るから言わんが。思う時はあるな」

やはり、よく解らない。
が、それ以上踏み込んでいいのか解らず手塚は静かに頭を下げた。
自分は一体堂上に何を聞きたかったのか、聞いた事で何をふっきるつもりでいたのか――。


「変な事を聞いてすみませんでした。忘れて下さい」
「――なんだか解らんが。最近飲んだ後の会話は忘れちまう事が多いから気にするな」

くるりと手塚に背を向けて堂上が一歩を踏み出す。
そして振り返らずに口を開いた。


「お前が何に迷って、何を探しているかは解らんが――。進めば、おのずと道が開ける事もある。道は歩いた後に出来ると言う人間もいるしな。まあ、逆効果がないと断言はできんが、少なくともそうやって迷っても止まらずに突き進んで行く事で答えを見つけてるってのも悪くないんじゃないのか、たまには無謀っていうか無計画で行くのもいいだろう。お前の慎重で堅実な所は業務においては誰かに見習わせたいくらいの長所だが恋愛においては……どうだろうな」


後の意味は自分で。

そう言わんばかりに歩き出した堂上の後を追って、手塚もまた歩き出した。

ずり落ちそうになる柴崎の軽い身体を背負い直す。
その瞬間「手塚」と呼ばれて、心臓が壊れそうなくらいにドクリと跳ねた。

「起きたのか?」とその動揺を悟られないように問いかけたけれど、柴崎からの返事はない。
ただ、小さな寝言のような呟きが手塚の耳をくすぐった。


「ありがと」


たった一つの、なんの変哲もない感謝を表すための言葉。

けれど、柴崎が今、この状態でそう呟いてくれた事だけで心の奥底に渦巻いている何かが少しだけ収まって行くのが解る。


今はいい。

まだ、これでいい。


止まらなければならない理由はない。


ならば、止まらなくていいのだろう。


「無計画、か。未だかつて試した事もないな」


寮の玄関に吸い込まれていく堂上を追って、手塚は歩む速度を速めた。


その背中に、追いつくために。



fin.











既にタイトルもテーマも超越?!
ごめんなさいでした、こなさん(^^;;

一体何だろう。手柴を書くといつも手塚が悩んでる!!!
たまには手塚君にも新婚とかを味あわせてあげたい気がしてきますがそれはまた違う所で(笑)

実は柴崎がタヌキ寝入りで、送ってもらったあとに。闇の中でそっと目を開けて、こっそり聞いてた堂上教官の言葉を反芻して微笑んでたりして、とか妄想はどこまでも止まらない。

なんだかんだと、ご厚意に甘えてたくさん書かせてもらった高鳴る理由。からの派生は、もうほんとにここで打ち止めって事で。
こなさん!もうモリモリモリモリで盛らせて楽しませていただきました。
改めてお礼と、勝手な暴走を快く受け止めてくれたのにこんな感じで締めるあたりをご容赦ください。

そしてそして、お付き合いくださった皆様もありがとうございましたm(__)m


余談(2011/8/3 12:00追記)
一般的マナーではタクシーにおける目上の人の、席は後部席です。
が、お話の進行上特殊部隊隊員内オリジナル流儀では、助手席がいい席設定とさせて貰っております。

隊長あたり、前のがいい!と主張しそうだから(笑)
07:00 図書館SS(堂郁以外)

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