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新婚さんちにいらっしゃい! =前編=

2008/07/30
おはようございます!


水曜日ですね!週の真ん中です。
折り返しですよ。
今日もユンケルのんでパワーチャージ!

しかしユンケルとか毎日飲むもんじゃないんですよね??

でもちょっと元気出るから不思議☆

今日はまったりと。

堂郁 年齢フリー 夫婦期間  新婚さんちで飲んじゃおう!

ヤマナシベタオチってところでしょうか?暇つぶしに☆





結婚してから3ヶ月。
夫婦で同じ職場というのにも少しだけは慣れてきたが
未だに戸惑う事も多い。

恋人と夫婦ではこんなにも違うのだと改めて思う。



図書館での作業を終えて特殊部隊庁舎に戻る途中、小牧に声をかけられた。

「あ、堂上。丁度良かった」
「小牧か。どうかしたか?」

後ろから追いつかれる形で並んで歩く。

「あのさ、今度飲みに行ってもいい?」
「なんだ、珍しいな。寮に相手なんてゴロゴロいるだろ?」
「そう言わないでよ。堂上といつも飲んでたから、なーんか物足りないんだよね」
「また、妙な事考えてないだろうな?」
「妙って・・俺がいつ妙な事言った?」

シレっと言われて、こいつ。と思ったが確かに何が妙かと言われると
指摘しにくい。本当にタチが悪い友人だ。

「いつだ?」
「んー。明日とかは?明後日はほら、お前も奥さんも公休だろ」
「ああ。そういえばそうだな・・・ってまさか朝までとかじゃないだろうな?」

何気なくそう問う。
寮では公休前に早朝まで飲み会なんてしょっちゅうだったからだ。

小牧はまさかと冗談めかしく両手上げて肩の辺りで小さなバンザイをしてみせる。

「新婚さんの休日前の夜に朝までなんて無粋な真似はできないよ」

その言葉に堂上が僅かに赤くなる。

「別にそういう意味じゃない!」
「じゃあどういう意味だったの?てっきり、夜は新妻と朝まで・・・・だと思ったんだけど」
「アホ!俺だけの部屋じゃないから、さすがに郁が気を使うと思っただけだ!」
「ああ、そういう事」

と全く話を聞いていないとしか思えないようなしたり顔で小牧はニヤリと笑う。

「じゃあ、奥さんがOK出してくれたら朝までいてもいいんだ?」
「なっ!」
「ちょっと俺が聞いてみるよ」

と足早に事務室に入ろうとする小牧の肩を堂上がガシっと掴む。

「小牧・・・・」
「なに?どうしたの堂上。顔、怖いよ」
「お前・・・解ってるんだろうが。調子に乗るならこの話自体却下だ!」
「ぷ・・クククッ だって堂上が素直じゃないからだろ、何だよその顔!」
「余計なお世話だ!お前、自分が結婚したら覚えてろよ?毎晩押しかけてやるからな!」
「へぇ?別にいいけど。そんな事してたら、可愛い可愛い奥さんに離婚されちゃうよ?」

堂上がグッと言葉に詰まる。

小牧の方が一枚上手だ。

悪びれない様子の小憎らしい友人を堂上は精一杯睨みつけた。



堂上が先に事務室のドアを開ける。

チラリと郁の机を見ると、不在の様だった。
ほっとしたら突然、後ろから声がかかり飛び上がりそうなになる程驚いた。

「堂上一正?何してるんですか?入り口で」

バッと振り返ると、コーヒーカップを持った郁が立っていた。

「郁」

思わずそう呼んでしまい、郁がジロっと睨む。

「あ、いや。堂上三正。コーヒーか?」

結婚して郁も堂上の姓を名乗る様になった。
仕事中は階級呼びと二人で決めたが、まだ郁を『堂上三正』と
呼ぶのに慣れない。

何せ昔の自分を改まって呼んでいるようだ。


「はい。一息つこうと思って。飲みますか?淹れますけど?」
「いや、いい。自分でする」
「ああ、じゃあ俺頼んでもいい?」

小牧がいつもの笑顔に戻りながら郁に声をかけた。
郁はハイと笑顔で頷く。

思わず、堂上が渋い顔になる。

「お前なぁ。コーヒー淹れるぐらいで部下を使うな」
「なんだよ。心狭いな。お前だって結婚前は淹れて貰ってたくせに」

痛いところをつかれて、思わず不機嫌な顔になる。

郁が、もう という様に笑うと、二人分いれてくるから席戻ってて下さい。
と一度自分のカップを置きに中に入っていった。


*****************************************************************************

その日は大した残務もなく、程ほどの時間に帰ることができた。

行動予定表に【帰宅】と記す。
郁の欄はまだ何も書かれていない。

チラリと視線を動かすと、必死に机にかじりついている。
横で手塚が色々と口を出しているようだ。

もとより事務作業が苦手なので、未だに遅くなる事がある。
それでも当初よりはずっと早くなった。


メシが冷めない内に帰ってくるといいが。

そう思いながら堂上は先に事務室を後にした。




郁は堂上が事務室を出て行くのをチラっと視線で追った。
すかさず手塚の激が飛ぶ。

「お前な!余所見するな!さっさとしろ。このくらいでもたつきやがって」
「ちょ!そこまで言う?!」
「言う!お前何年目だと思ってるんだ!」
「そうだけど!」
「いいから、口じゃなくて手を動かせ!手を!」


解ってるわよ!と怒鳴りながら郁は必死で書類を書き上げる。

お前がそれを書き上げないと俺が帰れないんだよ!と言われて
郁はフッと笑った。

「何がおかしい」
「だって。手塚、『堂上教官』みたいだったから」
「な!何言ってんだ!」
「昔よくそうやって怒鳴られたなぁって」
「お前なぁ。昔から進歩してなくてよく笑えるな?俺なら恥ずかしすぎて平常心でいられないぞ」
「ちょっと!どういう意味よ!これでも少しは進歩してます!」
「せめてカメよりは早く進め!遅い!」

このプチ堂上と毒づきながら、郁はなんとか書類を書き上げた。

「おわったぁ~~~~~~~~」
「とっととよこせ!アホ!」

出来上がった書類を横から取り上げるように持ち去った手塚に
郁はふくれっつらになる。

「悪かったわね!」
「全くだ。もっと事務のスペックも上げてくれ。頼むから」
「できればやってます」
「あー解った解った。もういいから、とっとと帰れ」

そういってこれまた昔の堂上のようにこちらを見ることもなく
ヒラヒラと手を振った。

「そういうトコまでソックリ。堂上一正研究ノートでも作ってるんじゃないの?」

そう嫌味を言ってみたが、もう何も返事はなかった。

「じゃあ、お疲れ様!」
「ああ、さっさと帰れ。堂上一正がメシ作ってんだろ。あんま待たせるな」


その言葉に帰りかけた、郁が足を止めて手塚を振り返る。
思わず笑顔がこぼれてしまった。

気の使い方、解りにくい所も似てるかも。


すごい速さで書類を捲る同僚に感謝しながら
ごめんね。ありがとうと挨拶をして事務室を後にした。


********************************************************************

部屋に戻ると、既にいい香りが立ち込めていた。


「ただいまぁ」
「おう、お帰り。思ったよりは早かったな」

と篤がキッチンから顔を出した。

「すごいいい香り!今日中華?」

郁は手早く部屋着に着替えると手洗いとうがいを済ませてキッチンへと向かう。

「もうできてる。今日は麻婆ナスだ。好きだろ?」
「わーい!篤さんの美味しいんだよね」
「そうか?本の通りなんだけどな」
「あたしが同じ本で作っても同じ味じゃないから不思議だよね~」

と郁が茶碗にごはんを盛り付ける。
既にダイニグはごはんを待つだけの状態だった。

篤がビールと麦茶を持ってきて、グラスとお茶を郁に渡した。

「それじゃあ、頂きます!」

手を合せて頂きますをする。
作ってくれた人やら何やら、全ての物に感謝して。

それは郁が子供の頃からしつけられてきた事でずっと習慣になっている。
いつの間にか篤にも同様の習慣がついてしまい、今では堂上家の当たり前の風景だ。


「わぁ美味しい!ゴハンが進むね」
「今日のは結構いい出来だな。冷めない内に帰ってきてくれって良かった」

篤がそういってビールを一口飲む。

「んもー。篤さんまで!」
「なんだ、誰かにも言われたのか?」
「手塚。堂上一正が待ってるんだから早く帰れって」

まったく誰に似たのか。とぶつぶつ呟きながら郁は箸を進めた。

ふくれててもメシは進むんだなと笑ってから
篤は、ふと昼間の事を思い出す。

「ああ。そういえば郁。明日、小牧がウチに来たいんだと」
「小牧一正が??」
「何か、ウチで飲みたいらしい。ダメなら断る。どうする?」
「別にいいんじゃない?いつもお世話になってるし」
「早めに帰るように言うから。すまんな」
「あたしも一回男子寮的飲み会に出てみたから。夢かなっちゃうな」
「男子寮ってお前・・。何も面白い物なんかないぞ」
「そーかもだけど。堂上班じゃあたしだけいつものけものだったし」

そういって郁がまた膨れると、篤はそうかと笑う。

「じゃあ手塚も呼んで見たらどうだ?それっぽいだろ」
「あ、じゃ!柴崎もいい?」
「ああ。いいんじゃないか。お前も色々話したいだろ」

後で電話しようと郁が嬉しそうに笑う。

「つまみとか何用意すればいいのかな?」
「あー・・。出来合いでいいんじゃないのか?」
「えー?せっかく来て貰うのに」
「軽くなんか作るか?俺が」
「あたしが!作ります!」

その宣言に篤は眉を顰める。

「いや・・せっかく来て貰うのに。それは・・」
「ちょ!どういう意味ですか?!」
「なんというか・・お前の料理はまだ・・一般的じゃないというか」

いいにくそうにボソボソと呟く夫に郁がムっとした顔をする。

「マズイから迷惑って事?」
「いや!そこまでは言ってない!味付けが個性的だと・・」
「もう!どうせへたくそですよ!あたし、明日は出かけてきます!」

「おい、なんでそうなるんだ」
「どーせ、料理も下手でお酒も弱くて、色気もなーーーんにもないでかいだけの妻ですから
 いない方が盛り上がるんじゃないですか?」

郁は子供のようにイーっと歯を見せてからプイっと横を向いた。
お前はいくつだ。と篤は心の中で呟いたがこれ以上機嫌を損ねたくない。

「すまん、言いすぎだったな。そう怒らんでくれ」

神妙に謝り出した夫に郁が困ったように視線を泳がせる。

「・・別に・・いいです。ほんとの事だし」
「明日は出来合いとちょっとだけ簡単なものを一緒に作ろう。それならいいだろ?」
「・・・・・はい」
「よし。じゃあちゃっちゃとメシ食って今日は早めに寝るか」


その言葉に郁は、ドキっとする。

早めに寝るってそういう意味・・じゃないよね。


チラっと篤の顔をうかがうと、思わず目が合ってしまった。

ニヤリと笑われる。

「どうした?郁。顔が真っ赤だぞ」
「べ・・べつに!!なんでもないです!」
「そうか?まあ理由は大体想像つくけどな」
「や!本当に!何も」

考えてませんと続けようとして、篤に理由はベッドでじっくり聞いてやる。
さっさと食って風呂入るぞ。

と告げられて、郁は真っ赤になって硬直した。




という訳で、新婚さんちでちょっと飲み会でもしてみる?というテーマの
前編でした。

後編もRははいりませんヨ!!(笑)


手塚はどんどん堂上教官に似ていきそうな気がするのですが。
どうなんでしょう。ちょっとキャラズレしたか?と思いつつ。

サラサラと読み流してもらって。
うん、後編も楽しみだねって☆
思ってくれたらポンと肩を叩いていってくださいませね。




堂:『おい、明日は小牧と手塚と柴崎しか招待していない内輪の飲み会だからな
  招待してないやつは連れてくるなよ』

小:『いや。それは俺に言われても・・・・・』
郁:『たくさんの方が楽しいじゃない!』
堂:『アホウ!そんなにたくさんの人間がこの狭い官舎に入れるわけがないだろうが!』
小:『あー。まあね。でも覗くくらいなら出来るんじゃないの?』
郁:『でも・・・覗かれるだけ・・ってのは・・』
堂:『とにかく!明日は5人だけだ。勝手に入ってくるなよ!』
郁:『ちょ!篤さん。そんな言い方。また今度ご招待しますからね!』
07:09 図書館SS(堂郁)

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