09月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫11月

スポンサーサイト

--/--/--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:-- スポンサー広告

甘い束縛 前編

2008/07/28
おはようございます!

月曜日ですね!今日から一週間、我が夫まだ体調不良のまま
会社へと這って行きました。

しかも、猫にも体調不良が伝染中。
我が家は病人ハウスと化しています。


さて、昨日『王子さまの杞憂』 みけ様のSSを掲載させて頂きましたが
丁度同じタイミングで、私がみけ様に差し上げた駄文も掲載していただきました。
読んできたら誤字タップリで倒れそうだった。あんなに見たのになぁ。
節穴じゃいくらみてもダメかも(苦笑)

もしお時間あったらみけ様のサイトにも感想がてら伺ってみてくださいね☆



では、今日はちょっと話しの流れの都合で短めです。
これもリクからですね。嫉妬に燃える教官を見せてくれ!という。
アレ?いつも嫉妬していない?と思いながら、ソコだけに!焦点を絞りつつなぜか郁目線☆

堂郁 恋人期間 年齢フリー テーマは堂上教官の嫉妬!嫉妬!嫉妬!デス。




日帰りデートの帰り。

公園のベンチでいつものキス。

ふと会話が途切れて、堂上がギュっと手を握るのが合図。

今日もギュっと手を握られて、ゆっくりと瞼を閉じる。

ふわりと堂上の香りが漂い、もう少し唇が重なるのじゃないか。

そんな瞬間


ピララ~ララ~、ピラ~ララ~

と郁の携帯が着信を告げた。

ビクリと二人は硬直して離れる。

どうしようと郁が迷っていると、堂上が渋い顔をしながら
電話、でないのかと聞いた。

郁はすみませんと謝ってバッグの携帯を取り出した。

着信は手塚からだった。

「もしもし、笠原です」

「ああ、うん」

「え?いいの?うん」

「あと1時間くらいで寮に戻るから、共有スペースでいい?」

「うん。ありがとう、嬉しい」

「うん。じゃあ後で」


用件を終えて電話を切る。

今度はしっかりとマナーモードにした。

「すみません。教官」
「誰だ・・今の」
「ああ、手塚です」
「手塚?」
「はい」

堂上は不機嫌顔でじっと郁を見つめてくる。

キスを中断した事を怒っているのだろうか。

郁はすみません。ちゃんとマナーモードにしました。

ともう一度瞼を閉じると、しばらくしてから唇が重なった。

何度も何度も口付けた後、堂上に抱きしめられる。

あまりに強い腕に、郁は困惑した。

「教官?」
「郁。今日、外泊・・しないか?」
「・・え?でも明日お仕事だし」
「朝、早めに帰ればいいだろ」
「でも・・・。今夜はちょっと約束が」

そういうと、堂上はグッっと郁の肩を掴んで身体を離す。

「手塚か?」
「はい・・」
「後日でいいだろ。ダメなのか?」

堂上に厳しい顔でそう問われて困惑する。

手塚から借りている本の続きを借りるのだ。
人から借り物をするのに約束を破るのは気が引ける。

「本。借りる約束なんで・・、貸してもらうのに約束破るのは・・」

と正直に告げた。
堂上なら解ってくれると思った。

だが、堂上は不機嫌な顔のまま。
帰るのかと問う。


郁は迷ったが・・・、すみません外泊は今度の公休前でいいですか?
と答えた。

堂上はスクっと立ち上がると、帰るぞとさっさと歩き出した。

いつもなら手を繋いで帰るのに、今日は一人で歩いている。

怒らせてしまったみたいだと気づいてすぐに追いかける。

「教官。ごめんなさい」
「謝る必要はないだろ、元から今日は帰る予定だったろうが」
「でも、怒ってるから」
「怒ってない」
「じゃあなんでそんな怖い顔なんですか?」

堂上はチラリとこちらを振り返ると、気にするなと呟いて
スタスタと歩いていった。


その後、しばらくして手は握ってくれたけれど、
その後は何か話しかけても、相槌だけで
いつもの蕩けるような笑顔は最後まで見られなかった。


****************************************************************

翌日は郁の苦手な館内業務だった。

大分慣れたとはいえそれでも、慌てると間違ってしまう事がある。


今日もピーピーと盛大にエラー音がなってしまい
余計に焦る。

あー。どうするんだっけ。

チラリと視界の端に手塚が入り、もうダメだとばかりに手塚を呼んだ。

「手塚!ヘルプ!」

その声に手塚が不機嫌そうに振り返る。

「なんだ?」
「これ、なんかエラーになっちゃって。解る?」

手塚が横から画面を覗き込んでエラーを確認する。

これかと呟きながら郁の後ろに立った形で、後ろからマウスを操作した。

「こんなの前にも出たことあるだろ」
「えー?そうだっけ。どうやったか忘れちゃった」
「お前な、何年目だ。いい加減覚えておけよ」

とため息をつかれて赤くなる。

流石に段々と手塚に聞くのは恥ずかしい。
しかし、堂上の方針で解らない事は同僚に聞くというルールがあるので
手塚に頼らざるを得ない。


「ほら、直った」

と手塚がマウスを離す。

画面はいつもの管理画面に戻っている。

「あ、ありがとう。助かったぁ」
「いい加減覚えとけよ」

と言うと手塚は自分の作業に戻っていった。



ふっと視線を感じて振り返ると、堂上が物凄い形相でこちらを見ている。

ヤバッ、まだ端末操作を手塚に教わってる事怒ってるのかな。

そりゃ怒るよね・・もう何年目だ!って感じだし。

郁は気まずくて思わず目を逸らして先ほどまでの作業に戻った。

堂上に注意を受けるかと思ったがその後注意を受けることもなく
何とか、午前中の業務を終了させることができた。


昼の休憩時間になり、食堂へ向かう途中手塚に声をかけた

「手塚!本のお礼とさっきのお礼にゴハン奢る」

その言葉に手塚が不審な顔をする。

「お前がそんくらいでメシ奢るとか、どういう風の吹き回しだ」
「別に、いいじゃない。いらないならいいけど」
「いや、折角だから、奢られるけど。あとで代わりに飲みに連れてけとかないだろうな」
「柴崎じゃあるまいし!」

と苦笑すると、手塚がならご馳走になる。と真面目に頷いた。


後ろを堂上と小牧が歩いていたが
小牧がククっと笑ったので振り返る。

「小牧教官?何か楽しいことがあったんですか?」
「いや、なんでも。こっちの話」

その言葉に首を傾げる。

堂上に声をかけようと思ったが、その表情をみてギョっとした。
鬼のような。とはまさにこのことでは!?

と思うような顔をしている。

恐る恐るどうかしましたか?と聞くと
別になにもどうもしない。と冷たく返された。


その後の昼の間4人で席を取ったのだが、堂上は始終不機嫌な顔を崩さなかった。

一体何に怒っているのか想像もできない。

その午後も、堂上の機嫌は直ることなく
特に手塚への注意が多くて驚いた。

それは今までもそう処理していたであろう事も多く含まれており
今更、それを注意する理由が解らない内容だった。

しかしそれはと意見しようものなら、お前は上官の指導に意見できる程偉いのか。
と嫌味が飛び出す始末。

最初は苦笑していただ小牧だったが
さすがに笑っている場合ではなくなったのかい窘める様な顔で
そんな些細なことまでいいじゃない。
公私混同は程ほどにしておきなとフォローを入れる始末だ。

郁も手塚も公私混同の意味が解らず首を傾げる。
何かプライベートで腹の立つ事があったのかと思い
郁は自分が怒らせてしまった事を思い出す。


もしかして外泊断ったから!?
教官すごいしたかった・・とか?

でもそれで怒るなら手塚じゃなくてあたし・・だよね?


手塚も、突然嵐のような注意を受けて戸惑っている。
さらに公私混同という話題まででては何がなんだか解らない様子だ。

ただ、何を言っても逆鱗に触れるので
ひたすら、気をつけますと生真面目な顔で頭を下げていた。


堂上に一体何があったのか。

手塚の何かが堂上の気に障るとは考えにくい。
手塚は優秀で基本的にソツなくなんでもこなす。

どう考えても思い当たるのは自分が外泊を断ってしまったことくらいだ。

それにしても、それだけのことがそれほ堂上を怒らせてしまったとは考えたくなかった。


結局答えは見つからないままその日の業務を終えた。





という訳で前編。

そのまんまですねー。サブタイトル『手塚少年の災難』デス。

絶対こういうのありそうだと思うんですが。
外泊に突然誘ったり断られたりはともかく。

漫画版で見るほど密着して操作とか教わってたらオイ!近すぎだ!とか
教官思わないのかぁという妄想も絡めて。

あえて郁視点。

だって教官視点だと、なにやってんだぁアホウ!ってなって
大変なコトに(笑)
07:08 図書館SS(堂郁)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。