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Memory's After Story  幸福の音色 後編

2011/03/03
おはようございます。

木曜日ですねー。いつもご訪問、拍手コメントありがとうございます!
皆様からの拍手やコメントで元気チャージさせて頂いております♪

昨日の前野さんご出演な生ラジオを聞かれた方どうでしたか?
私は予想通り睡魔に勝てず――。
タイムシフトちゃんと予約したので聞けますようにーと願いつつ寝ました(オイ)

4月からの新たな前野さんラジオについてもふれられていたという話ですが、もしそうだった4月が待ち遠しいなぁ♪なんて。

さてさて今日はひな祭りですね。
我が家では特になにも祝いませんが、子供のころ着物を着て撮った写真などを思い出します。
郁ちゃんの実家でも、郁ちゃんがいなくても毎年飾っていそうな気がするなぁとか思った。

郁実家から雛あられとか、色々送られてきて柴崎辺りに、あんたんトコの親マメねぇ。とか言いながら雛あられをツマミに乾杯を(笑)

男勝りだったらしい郁ちゃんには苦痛な行事だったのか、可愛くしてもらうのは嬉しかったのか。
どっちなのかなー。なんて。

ふと考えてしまいました。


さてさて、本日はですねー。続きになります。
ハードなアレソレは全然なくて申し訳ないのですが少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです。




堂郁 恋人 R18指定 テーマ:Memory'sその後のオマケストーリー


18歳未満(高校生含む)の方は閲覧ご遠慮ください。





二人の距離はゼロ。
それを知らせる様に触れ合った場所から互いの心臓の音が響く。

刻む鼓動の早さも、その肌の熱も溢れだし、流れ込む。
そのままベッドへ倒されて、郁は堂上を見上げる体勢になった。

嬉しさで頬を伝ったのは涙だ。
塩辛いそれを堂上は飽きもせず、何度でも舐め取ってくれる。

「そんなに舐めたら、塩分過多になります」
「お前の塩分で早死になら本望だ」
「あたしが嫌です」
やっと、会えたのにと続く言葉が震えてしまうのは泣くのを止められないから。

もう泣きやめと言われて唇が重なった。
しっとりと柔らかくて、熱い。

涙味のキスはほんのり塩の効いているのに、どことなく甘い。

滑り出した堂上の掌が鎖骨を指先で辿り始めた。
固く節ばった指は記憶の通り。

するすると滑った指先が郁の右腕、二の腕付近でぴたりと止まった。
堂上の唇が離され、視線が二の腕に移動する。
堂上の眉間の皺が深くなった。

「どうした、これ」

堂上が指先で軽く辿ったのは、傷跡。
真っすぐ一直線に走る傷痕は薄いピンク色をした新しい皮膚で覆われている。
「向こうで、ちょっと格闘を。ナイフがかすって」
「かすってこんな傷が残るか」
「まだ治ったばかりなんで。多分その内目立たなくなると思います」
キズモノは嫌でした?と郁が笑うと堂上が軽く郁を小突いた。

「名誉の負傷だろう」
「――はい。この傷の代わりに子供が怪我をしなくて済んだから、後悔してません」

そう、後悔はない。
自らの身体にできる傷一つで大切なものを守れるならいくらでも。

命を落とさない訓練をしている。
けれどどんなに上手くかわしても、この仕事を長く続けていれば傷を負う事は回避できない。
傷を負わない事は重要だけれど、それに気を取られていては大事なタイミングを見逃してしまうかもしれない。

それは、きっと先を行く堂上が誰よりも一番よく解っているはずだ。

「よくやったな」
「はい」

堂上の唇が傷痕に触れる。
まだ薄い皮膚の上を堂上の唇に辿られて、そのくすぐったさに郁は身体を震わせた。

堂上の背中に郁は腕を伸ばす。

そして、今度は郁から唇を重ねて互いに貪り合う。

何も纏わない姿を互いに晒した時、郁もまた堂上の左腕に小さな傷痕を見つけた。

「教官、ココ」
「……かすり傷だ」
先ほどの郁の言葉と同じそれを返されて、郁は唇を尖らせた。
そして、今度は郁がその傷にそっと指先を這わせる。

互いの知らない時間の痕跡が互いの身体に刻まれている。

離れて、初めて知った。

『傍にいる』という事の本当の意味を――。

その、辛さと喜びを。


『知らない』事の悲しさ、辛さの中にある『知らない』でいられる幸福。
『全てを知る』事の悲しさ、辛さの中にある『知ること』ができる幸福。


幸福には色んな形があるのだと。




堂上を受け入れる為に開いた脚の間に、堂上の身体が滑り込む。
久しく、ほぐされていないその場所はまるで堂上を忘れたかのごとく侵入を拒もうとする。

郁の心とは裏腹に――。


「きついな」
「すみません……。久しぶりだから、かな?」
「謝る事じゃないだろ。これは、お前が俺以外の誰にも身体を開かなかったからだ」
「教官以外の誰にも、こんなこと――させない」

短いと思っていた半年の間。
堂上と会う事が叶わなかった五か月の間。
当然辛いことも悲しいことも嬉しいこともあった。

堂上には言わなかったが、落ち込んだ郁を抱き寄せようとした腕が伸ばされたこともあった。
けれどその手を拒むことができたのは、郁の心の中にある堂上への強い想い。
自分が泣く場所がどこなのか、郁には解っていたからだ。

堂上の腕の中でだけ、郁は安心して全てをさらけ出せる。
他の誰かの手を取るという事は、郁にとって最も大切な場所を失くす事を意味する。


ゆっくりと出入りを繰り返す堂上の指先に溢れた液体が絡みつく。
堂上の指先の動きで次第に思いだしたのか、緊張が少しほぐれる度、侵入を拒む締めつけが緩まって行くのが郁自身にも解った。

濡れた音が響く室内は何度も夢に見た光景。
襲い来る、甘くて優しい快楽の波に身を委ねながら、郁は固く閉じていた瞼を開いた。

真剣な顔で郁の身体を解していく堂上の身体の中心はすでに熱く、その時を待っている。
「教官、もう――平気」
「もう少し解さないと、お前が辛い」
「辛くてもいい、です」

きつくても苦しくても早く堂上の一番傍に行きたい。

言葉にしなかった気持ちが伝わったのか堂上が繋がる為の体勢を整える。
既に準備を終えていた、熱い部分が郁の入口に触れる。


反射で身体がびくついた。

けれど、堂上はゆっくりとそのまま郁の中に押し入ってくる。
ほんの少しの間に狭まった場所を押し広げ、奥を目指す。

快楽を覚えこまされている郁の身体は敏感に堂上を感じ取り熱い蜜を溢れさせた。

「きょうか、ん」
「大丈夫か?」

郁が頷くと、堂上はしっかりと奥まで入り込ませた後
きつく郁の背中を抱き寄せた。

体内で脈動する堂上を思い出した身体は先ほどとは一転して歓迎するかのように収縮を繰り返す。
奥へ誘い込もうと、甘く堂上に絡みついていく。

「教官――」
「郁」


堂上の右手が郁の左手と絡み、シーツに縫いとめられる。

ゆっくりと堂上の腰が引かれると、熱い塊が郁の中から滑り出ていく。
甘い痺れに背を反らせると、胸元から滑り落ちたガムランボールが涼やかな音色を響かせた。

堂上の動きが激しくなる度、シャラン、シャランと響く音色が
まるでこの行為を祝福する音楽のごとく鳴り響く。


身体を繋ぐ事が愛ではないけれど、繋ぐ行為に愛は確かにある。

知らずに溢れた郁の涙に堂上の動きが止まる。
「痛いか?」
「違います。嬉しくて、幸せだから」
だから、涙が出ちゃうって言ったら笑いますか?と続けた郁の言葉に堂上は小さく首を左右に振った。


大好きな人の一番近くにいられる事がこんなに幸せで
大好きな人の一番近くにいられない事があんなに辛い


当たり前のこと


当たり前のことなのに、人は慣れてしまう。
幸せのセンサーが鈍くなる。

いるのが当たり前なんかじゃないって事を忘れてしまう。



再び堂上の腰が動き始め、内壁に潜り込むかの如くに押し上げられれば
もう、言葉が上手く紡ぎだせなかった。

絡み合わせた指に力がこもる。
内部からジワジワと広がる気持ちよさが全ての神経を震わせる。

言葉に出来なくて瞼を開くと、苦しそうな堂上の瞼はきつく閉じられ
その眉間には深い皺。

堂上こそ苦しそうで思わず郁の頬が緩む。


そのまま、二人で昇った。



***


心に思い描いた、ずっと欲しかった時間が今ここにある。

堂上の身体にも、ひとつ小さな傷を見つけた。
まだかさぶたが残れるそれをなんとなく郁が指先で辿っていると堂上が何事かを思い出したように笑った。

「これは、アレだ。猫にやられた」
「へ?猫ですか?」
「木に登って降りられなくなってるのがいたんで、助けに出たはいいが興奮しててな」

猫の引っ掻くしぐさを真似して堂上が苦い笑いを浮かべる。
自分がいない間に、きっと堂上にもたくさんの出来ごとがあったのだろう。

笑ったり、苦しんだりしていたのだろう。
その中に自分がいなかった事が切ないけれど、それは郁自身が選んだ道だ。

「郁?」
「あたしのいなかった間、こっちはどうでしたか?何か変わった事ありましたか?」

全部教えて下さいと、堂上胸板に頬を寄せると大きな手が郁の髪を梳いた。

「全部、はさすがに覚えてないが。色々あったぞ」

郁に欠けてしまった時間を埋めてくれる堂上の声が少しずつ遠くなる。

眠りたくないと思うのに、睡魔は確実に郁の意識を奥へと引きずっていく。

堂上の話声が途切れて、少しだけ甘いそれに変わったのが最後だった。

「続きはまた明日、だな」と。


明日も、明後日も、いつでも聞けるのだ。
手を伸ばせば届く所に堂上がいる。


帰って来たのだ。


愛してやまない、この場所に。






fin.









というわけで、5か月ぶりなんだから超ヒートなんだろ?!と思わせておいて一発しかヤらな――。いえ、なんでもありません。(微笑)

疲れて帰ってきた郁ちゃんだから、もう一回って言えなかったということで(笑)
郁ちゃんがまさかの積極的に入るかという予想も頂いて、それもいいなぁと思ったのですが弱酸性。じゃなかった弱頑張りくらいで今日も堂上さんに引っ張られながら、でしたが。

この二人幸せウサ●(むかしこういうキャラがいたんです)並にしあわせーしあわせーと連呼(笑)

きっと郁ちゃんが眠った後にシャランとなったガムランボールに堂上さんはおひとり様研修の終了を下半身で実感したことでしょう(マテ!)

次に出勤したら、一体どんな横断幕が張られているでしょうね?

祝!堂上君、おひとり様卒業おめでとう!
久しぶりでも食べ過ぎには要注意★

なんつって。

郁ちゃんにおひとり様ってなんですか?教官ずっと一人でゴハン食べてたんですか?なんつって(笑)

意味もわからず、これからはおふたり様ですね。とかはにかみ笑顔で言ってくれたら、どよめきが起こるに違いない♪
07:00 図書館SS(堂郁)

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