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semi-sweet 6

2011/01/18
おはようございますー★

火曜日ですね。どっか休み入れられないかなとか怠けることを考えてしまう駄目な社会人たねです。
絶賛肉体労働祭りの終息とともに一気に仕事量が90%減でして。

やっぱり座って一日過ごしてるとどんだけ体に悪いかよーーーーーーく解りました。明らかに肉体労働祭りの方が元気でいられます(笑)

堂上さんと郁ちゃんも体をいつも動かしているからさぞかし元気なんでしょう♪

郁ちゃんが「教官の元気さに驚かされます」というのと堂上さんが「あいつの元気さには驚く」というのだと同じセリフなのになんだかニュアンスが違って感じる私の上心(ナニソレ!)

郁ちゃんが元気、だとなんか晴々とした元気さなのに堂上さんが元気となると途端に、夜の帝王的なイメージに!!あくまでも私の脳内イメージですが(微笑)

そして、きっと読者さんに「たねさんの元気さに驚かされます」と言われるとこれまた全く違うイメージに思われてる気がしてしまったりするのでキャラクタって重要だなと(何が言いたい(笑))



堂郁 年齢フリー 恋人初期 テーマ:初クリスマス?ドッキリ懸賞大当選










堂上が強引な事なんてしないのは解りきっていて、そういう行為の先を知る事が怖いと思う事があっても堂上を怖いと思った事はない。
けれど堂上にとってみれば、それがどちらなのかなんて解るはずもない。
ただ怖がられているという事実しか伝わらないだろう。

こんなに好きで。
抱きしめられたら嬉しくて。
キスをされると気持ちいい。

ただ一緒にいられるだけで幸せな気持ちになれる。

でも、もっともっと堂上を自分だけのものにしたい、そんな風に思ってしまう事も確かにある。
そんな事は不可能なのに。それでも――、ほんの少しでも近づける限り近づきたいと思ってしまう。

堂上も同じように思ってくれているのだろうか。

肌を通して伝わる心音はいつもより早いのか、そうではないのか判断できないけれど
堂上の身体がとても熱い。

触れているところから溶かされてしまいそうなくらいに。



どのくらい、そうしていたのか解らなかった。
アルコールのせいもあって頭はまだぼんやりとしている。

そのせいなのか、ずっと心の奥底にあった怖さを今は感じなかった。

ああ、このまま――今なら。

ゆっくりと目をあけて堂上の顔を見上げる。
堂上の瞼は閉じられていた。


「堂上、教官」

名前を呼ぶと堂上の瞼が震えて、静かに開く。
視線が絡み、堂上の眦がゆっくりと下がった。

「大好きです」
「ああ。俺もだ」

郁の腰あたりに回されている堂上の腕に力が込められる。
その甘い締め付けが心地よい。

ほんの少ししてから、堂上が抱きしめる腕を解いて左腕を枕と並行に真っすぐ伸ばした。
そして右手の人差指で、自分の左腕を指さす。

ここにこい、と言ってるのだと解り、郁は堂上の上から下りて真っすぐ伸ばされた堂上の左腕に頭を乗せた。

「腕枕、初めて」
「……そうか」
「そんなに寝心地がいいわけじゃないんですね?」
「そりゃあ、本物の枕みたいにはいかないだろうな」

二人で笑いあう。
どちらともなく、近づいて唇を合わせた。


離れて、視線を絡める。
堂上の指先が優しく、郁の髪を辿り、唇が額に触れる。

戯れ。

まさにそんな言葉で表現したいくらいの軽い口づけが郁の瞼と言わず、頬と言わず、触れて離れていく。

お返しとばかりに、郁もまた堂上の額や頬、鼻の先。至る所に唇を寄せた。


優しい触れ合いは、やがて熱い愛撫へと移る。
きっとそれが普通だろう。

堂上に求められれば、拒むつもりはなかった。
むしろ心の奥底ではそれを望んでいたのかもしれないとさえ思った。

けれど、堂上は優しく触れるキス以上を求めてはこない。

「教官?」
「眠たくなったか?」
「ち、違います。えと――、いい、ですよ?」


他にうまい言葉が見つからなかった。
主語も何もなく突然【いい】と言われて何がいいのかさっぱり分からないだろう。
けれど堂上には伝わったらしく、その瞳が見開かれ、嬉しそうに細められる。

「今夜はいい」
「あたし、大丈夫です!ほんとは少し――怖かったけど、でも今は全然怖くない」
むしろ、教官をもっと感じたいから。


顔から火が出そうなほど恥ずかしかった。
寿命が早く尽きてしまいそうなくらいに心拍が早まる。

堂上の嬉しそうな笑顔に、泣きそうになった。

「お前の気持ちは解った。けど、今夜は抱かない」
「なんでですか?!怒ってるから?」
「怒るって何に対してだ?」
「あたしが、お泊りになかなか教官を誘えなかった事――」
普通だったらもっと早くこういう風になってなきゃいけないのに、いつまでも待たせた事。

捲し立てた郁の頭を堂上がゆっくりと撫でる。
「お前が、行為に不安を持ってる事は解ってた。初めてなら不安があって当たり前だ。俺が待ちたかったから待った。だから怒ってなんかない」
「なら、なんで」
「今夜はお前に迷いがあるのが解ってたから、最初から抱くつもりはなかった。だから、日和らないように準備もしてこなかった」
「準備?」
「無責任にお前を抱く事はできない。お前を抱く為に必要なものを用意してこなかった」


何の事か解らず首をかしげる郁に、堂上は苦い笑いを浮かべながら、今デキたりしたら困るだろうと付け足す。
それでようやく合点がいった。

穴があったら入りたいくらいに恥ずかしい。
いきなり抱いてくれと迫られても男の堂上にも都合があるのだという事をすっかり失念していた。

「えと――そうですよね、急に言われても教官にも都合あるのに。すみません」

言いきらないうちに、いきなり強く抱きしめられる。
立っている時にはできないけれど、こうして横になれば堂上の胸に顔を埋める事ができるのだと気づく。

早い心音。
熱い身体。
低い声色。


「……失敗したな」
「失敗?」
「お前の気持ちがこんなに早く動く事を読み切れなかった」

クソッと吐き捨てる堂上の悔しさが滲む声に郁は小さく笑った。
途端、締め付ける腕がきつくなる。

「ちょ、教官。キツイ!キツイですっ」
「笑うな、アホウ」
「だって。教官が――可愛いから」
「どこがだ!好きな女とこんな場所に来ておいて、これ以上触れないんだぞ」

仕事中の堂上なら見せてくれる事がほとんどない、素直な、感情のままの言葉。
それが聞けるだけで、【特別】になったんだと嬉しくて堪らないのに、これ以上もっと【特別】になったらどんなに幸せなんだろう。


「こうしてるだけでも、あたしは凄く幸せだけど、やっぱり男の人はちょっと違うんですよね?」
「……男女の違いや個人差はあるだろうが。まあ、お前にも解るようになるだろというか、なってもらいたい――か」
「どういう意味ですか?」
「知らないものの魅力はなかなか解らない。けどな、一度知ったら――求めずにはいられなくなるものはあるもんだ」

経験がない郁には、それがどういう行為か頭で解っていても、感覚としては解らない。
一度抱き合えば、もっとと欲してしまう。
そのくらい魅惑的な行為とはどんなものなのか。


「次は、遠慮するつもりないからな。日和るなよ」
「だ、大丈夫です!あたしはっ、教官にもっと触られたいしっ」


背中を撫でていた、堂上の手がピタリと止まる。
変な事を言っただろうかと、顔を上げると堂上の眉間になぜか皺が刻まれていた。

「えっと、教官?」
「お前な――そんな宣言してただで済むと思うなよ」
「へ?!え、ええ?っと」
「もうやめてって言うくらい触るからな。覚悟しておけ」


それって、なんかすごくやらしいんですけど!と叫びかけた言葉は堂上の唇の中に吸い込まれた。






fin.









というわけで、郁ちゃんがGOサイン!
堂上まさかの、準備不全で敵前逃亡!

という結果となりました(えええええええええ?!)


これがトラウマになって――堂上さんの引き出しとか鞄とか服のポケットのいたるところが準備だらけにってもうそのネタはいい!!(笑)

男らしさ裏目に出るの巻お楽しみいただけたら幸いです。
お楽しめないのは堂上さんだけで十分かと思いますので(オイ)

なくても大丈夫じゃーん的な、超級の大人技はまだ習得されていないためよい子の手つなぎねんねという感じで突発イベントはこれにて完。

ありがとうございました。

寝顔見ながらもんもんとする堂上さんを想像してお楽しみくださいませ♪

次回は、指定を付けるか迷うレベルのR指定を4話程度でお届けする予定です。
テーマの割には重しっとりした仕上がりになってしまいましたがよろしければ次作バス停でお待ち下さいませ。

しーゆー♪
07:00 図書館SS(堂郁)

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