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【DOU★IKUメモリアル】  準備編 6

2010/08/31
おはようございますー。火曜日ですね。

こんな妄女のナンダコリャ日記に目を通して下さったり拍手してくださったりコメントして下さったり!
心配までして頂き、本当にありがとうございます。

腰の方はまだ痛みますが、一日ごとにラクになってきているのでそんな大したものではないようです。昨日の夜はパンツ履けたよ!(痛みがちょっとで履けたという意味でパンツ履かないで会社に行ったとかではありませんので!!!(アタリマエ?(笑))

郁ちゃんのパンツは腰が治っても堂上さんが大事を取った方がいいからな俺が一緒に入浴してやると風呂まで入って大丈夫だって言うのに服を着せかけるくらいは余裕でしてしまいそうですネ!
堂上さんが腰やったら、郁ちゃんにパンツをはかせてくれと堂々と頼むだろうか――。
どちらにしてもカァァっとなって戸惑うのは郁ちゃんの方?!

腰が痛くて上手く洗えないから一緒に入って洗ってくれないか?
そう、そこは優しくな、なんつってこれじゃあHENTAI OYAJI!デスネ。うんごめんなさい。朝でも夜でも妄女だから。。。


今回も分岐ナシになりましたが皆様の熱い声にこたえて海の前のちょっと寄り道!
ああーーん。ホテルじゃなかったYO!残念~♪


DOU★IKUメモリアルってなあに?と言う方はこちらの企画提案ページをご参照ください★
メモリアル専用INDEXもあります。→コチラ







「まだ、時間はあるな?」
「あ、そうですね。どこかまだ用事とかありますか?」
「――ホテルにでも行くか?」

一瞬、呆けた顔をした後に郁の顔がみるみる赤くなる。
「ホ、ホテ?!」
「冗談だ。そう慌てるな」

半分は本気だった事は胸の内に留めた。
郁はといえば、本当にただの冗談だと思ったのかあからさまにほっとした顔でビックリしましたと
僅かにお茶の残ったカップを凄い勢いで傾けた。

郁のこの反応は十分予測できていたので、残念ではあるが予想通りといえば予想通りだ。
今まで一度も宿泊目的以外でいわゆるご休憩というのを利用した事がないのだから仕方ないと言えば仕方がないのである。
強引に誘えば承諾してはくれるかもしれないが、初心な郁に無理強いをしているような罪悪感は拭えない。

「あーえっと。じゃあもう帰ります、か?」

残念そうな顔でそんな事を言われて「そうだな、帰ろう」と言える程、堂上も諦めは悪くない。
ホテルが無理でももう少しくらい二人で過ごしたいに決まっている。

「まだ時間もあるし、折角出て来たしな。アレ行ってみるか?」
「あ、あれってまさか、アレですか?!」


アレ、というのは最近特殊部隊の中で話題になっている夏場限定OPENのホラーハウスだ。
事の発端はデートで行って来たという一人の隊員からの体験談だった。

なんでもかの有名な某遊園地のホラーハウスを手掛けているという会社が協力した都内で最も恐ろしいというキャッチフレーズがウリのそのホラーハウスは
途中棄権者続出の噂のスポットらしい。

その隊員も後少しかもしれない所でリタイヤしたと聞けば、我こそはと名乗りを上げ出すのが特殊部隊隊員である。
次々とトライの情報が聞くものの、最後までクリアできたのはほんの数人。
それもそのはずで、そのホラーハウス全体の途中棄権者数が80%だというのだから当然と言えば当然だ。

「リタイヤ80%ですよ?!」
「なんだ。怖いのか」
「いや!えっと――。うううう。ハイ」
「珍しいな。認めるとは思わなかった」
「そりゃ、怖いですよ」
「作りもんだぞ?」

どんなに怖くても人為的に作られたものは怖くない。
堂上は昔からその手の類のものが怖かった記憶が全くないのだ。

「俺はお前と行ってみたいけどな。どうしても嫌なら帰るか」
「帰る?」
「もう用事も済んだしな?」
「う……じゃあ、とりあえず行くだけ」

帰らずとも他の予定を入れればいいのにあえて帰るかと問う辺り意地が悪いのは承知の上だ。
基本肝が据わっている郁である。
怯える所など滅多な事では見かけない。
もちろん上官としては頼もしい限りだし、特殊部隊の隊員としてはそうであってもらわなければならない。

が、単なる男心の興味というか好奇心でちょっとくらい怯える所が見てみたいなどと思ってしまったりもする。
さぞがし可愛らしいだろう――と。

そんな堂上の下心に郁が気づいたか気づかなかったかは定かではないが
絶対手を離さないという約束で、それは決行される事になった。


***


ハイ、いってらっしゃい!と威勢よく送りだされたのは数分前。

噂のホラーハウスは噂が噂を呼んだらしく、思いがけず長蛇の列だった。
いわゆるリタイヤ用非常口から出てきた場合と、ゴールをした場合は出てくる出口が違うらしいが
出て来た客は皆、暑すぎる太陽の光に心底ほっとしている様子が見て取れた。

やっぱりやめませんか?と尻ごみする郁を連れて中に入ったのが数分前。
自分で施設内を歩き、隠されたヒントを元に事件を解決しながらゴールに向かうという設定のそれは
ただ真っ直ぐ歩いて終わるタイプのお化け屋敷と違い、かなりの恐怖感のなか思考もしなければならないのだから堪らない。
もちろんゴールである脱出の為には、事件の回答を応えなければならない。それも制限時間付きだ。

つまりリタイヤ80%は全員が怖くて途中退出した訳ではなく、時間切れ終了も含まれていると知って納得した。

「きょ、きょうかんー」
「足元気をつけろよ。さすがに危険なもんは置いてないと思うが怪我したら洒落にならん」
「なんでそんなに冷静なんですか?!さ、殺人事件があった場所なんですよ?!」
「アホウ。それは単なる設定だろうが。これはセットだろ」
「それはそうなんですけど!」

でも、と続いてくる様子だった郁の言葉が突然大音量の悲鳴に変わったのはどこからともなく吹き付けられてきた冷たいモノのせいだ。
「落ち着け!演出だ!」
「だめ!だめです!だめ!!オバケ出るし!暗いし!なんか狭い感じするし!」

全力じゃないのかと言わんばかりのしがみつかれ方に、流石に罪悪感だ。

「郁、落ち着け。まだヒント一つも見つけてないんだぞ」
「だ、だって。今ヒヤーってしましたよっ!」
「単なる霧吹きみたいなもんだ。昔のコンニャクで脅すヤツみたいなもんだろうが」
「あ――そか」

郁の腰を抱き寄せつつ、入口で渡されたヒントを頼りに階段を上がる。
もちろん階段と行ってもほんの数段だ。
しかもこんな所で客を驚かせて転倒や落下をさせれば問題になるのは間違いない。
つまりここに脅かしの仕掛けがある可能性はゼロだ。

予想通り、次の仕掛けは予想通り階段からかなり離れた場所で起こった。
初めての人間の扮装らしい幽霊が、奇妙な声を上げながら近寄ってくる。

「ギャー!デタァァァ!!!!!イヤー!」
「郁!待て!」

止める間もないとはまさにこの事だろう。

郁の拳が風を切る音に続いて人が倒れる鈍い音。

しかも、そのすぐ後にあろうことか元来た道を走って戻る足音に堂上は倒れた従業員を助け起こす暇もなく郁の後を追う羽目になった。
「まて!郁!そっちは階段だ!」
「うっわ!!」

案の定、階段の存在を忘れていたらしい郁の叫びと、堂上が床を蹴ったのはほぼ同時だった。
温かい感触をしっかりと胸に抱きとめてそのまま背中から落ちたのは階段の数段下の通路。

もちろん万が一の事を考えてか階段の素材も、通路もクッション性が高い素材が使われているらしく痛みは殆どなかった。

「大丈夫ですか?!」

突然光が差し込んで駆けこんできたのは外で対応しているスタッフと同じ衣装を身に付けた従業員らしい男性だった。
恐らく監視カメラである程度、中の状況を把握しているのだろう。
客の落下を確認して監視している部屋から飛び出して来たらしい。

「すみません。大丈夫です。郁、平気か?」
「あ――ハイ。あのっすみません!あたし!」

とりあえずで立ち上がってから、先ほど郁が殴り飛ばしてしまったオバケ役の事を思い出す。
「あの、この先でオバケ役の方を」
「そちらは別のものが対処しているので大丈夫です。棄権となりますが、とりあずこちらの事務所で少し休んで下さい」

流石にこの状態で続けますとも言えず、堂上は郁を抱える形でスタッフ用と書かれた扉の向こうへと足を踏み入れた。
ドア一枚向こうに恐ろしい空間が広がっているとは思えないほどに明るい、一般的な事務室がそこにあった。
まさに拍子抜けとはこのことだ。

「こちらのソファに座って頂いて」
「すみません。郁――」
「あのっあたし。さっき!すみません!本当にすみません!」
「ああ。オバケ役ですよね。大丈夫、他の場所で介抱してますが上手くよけたみたいなので」

まさか女性に殴られるとは思わなかったみたいですけどと笑う従業員がテーブルに置いてくれたのは小さなグラスに入った茶色の液体。
恐らく麦茶かなにかだろう。

「治療費お支払いしますので」
「大丈夫ですよ。一応保険入ってますし、今回は特段怪我らしい怪我はなかったみたいなんで」


幸い、相手にも大した怪我はなく堂上自身も特別痛む所もなかったので出してもらったお茶を飲み干した所でスタッフ用の出口から建物の外に出た。
すっかり元気をなくしてしまった郁の頭をクシャリとかき混ぜる。

今回のコレはあまり乗り気ではなかった郁を郁の怯える所が見てみたいと多少強引に誘ってしまった自分の責任である。
「すまなかったな」
「あたしこそ、すみませんでした。身体大丈夫ですか?」
「受け身は取ったし、床も柔らかかったから問題ない。お前は痛む所とかないな?」
「ハイ。全然」
「ならいい。俺が無理強いしたせいだからお前は悪くない」


まだ何か言い返しそうなその唇を堂上は自らの唇で塞いだ。










甘い雰囲気と怯える郁ちゃんに「ハハハ。怖いか!仕方ないな」なんつー所を見せたかったどじょさんでしたが、残念?郁ちゃんの恐怖パンチの方が先に繰り出されて終わるという消化不良的寄り道でした(微笑)

本当ならば中でアレやコレやちょっかいを出して、郁ちゃんをかばいつつイイトコ見せちゃおうと思ったりしたのでしょうが、郁ちゃんですからね!
叫びと同時に足か手は出る郁ちゃんですから♪

いやー。危なく怪我で海に行けなくなってバッドエンドになる所だ(笑顔)

きっと小牧さん辺りに話して大笑いされるに違いない。
あいつは普通に怖がれんのかとかボヤいちゃって。
怖がってるのに無理やり連れてくからだよ。下心がアダになったんでしょ。自業自得。

とかサクっと言われちゃうとイイ。

小耳にはさんだ手塚君がお化け屋敷のスタッフ殴り飛ばすなんてありえない。と茫然と呟くに違いない★


さあ、そろそろ海か?次回は海に向かうのか?!
リアルな夏は終わるけれどDOU★IKUの夏はこれからだ!!
07:00 DOU★IKU メモリアル

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