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気長連載 RoomShare 57

2010/03/24
おはようございます。水曜日ですね~。

今週のスタートが火曜日だったのでなんだか一日来るっている妙な感じです。
とはいえ、後二回頑張って起きたらお休みなのだ★と思えば嬉しい。

次の日曜日は私の第三十×回誕生日記念式典です。
というのは半分嘘で式典はありません。しかも×の所あえて伏せみる(微笑)

去年三十回目の誕生日だったのだから今更隠してもバレバレである(ちび○子ちゃん風解説)

この間、とある本を読んでいて子供の言葉に感動したというお母さんのコメントシリーズが掲載されているのを目にしたのですが小学生低学年くらいの男の子の誕生日にお母さんが「お誕生日おめでとう」と言った所
子供が「ありがとう、お母さんもおめでとう」と言ってくれたんだそうです。
お母さんが「なんでお母さんがおめでとうなの?」と聞いたところ「お母さんが僕を産んだ日だからお母さんもおめでとうでしょ」と。


すげー!なんて賢いんだろう!とびっくりしました。
こんな素敵な事があるんだなぁ!と私まで感動してしまいました。そんな事言われたらきっとウルっときそうですよね。
私、生まれて三十年、一度もそんな事を思わなかった。
母さんごめんよ!


あ、あと昨日のにゃんずがハッスルしていたけりぐるみはドコに売っているのでしょうというご質問を頂いたので参考までに。

ココです→
26~29日ポイント10倍だって――。
知っていれば、今こそ買い時だったのに(後悔)
ちなみにココで買った本命はペット消臭プラグ無香料です。
メーカー廃盤品らしく?その辺では手に入らない貴重品。
無香料だけどミントっぽい香りが部屋に広がります。
微香性というのは普通に売っているのに無香性はネットでしかお目にかかったことがありません。
好みだと思いますが、微香は全然微香じゃないです。
我が家ではむせかえるほどの香りで断念しました。

無香料はスッキリしていてかなり気に入ったので予備と詰め替えドッサリ買った♪
4にゃんもいると香りもなかなかかぐわしい獣の香りなんですYO。

これから夏が来るしね(遠い目)


おっと話がまたズレてしまいました。
それでは本編にレッツラドン!


堂郁 年齢フリー 恋人 テーマ:突然、ルームシェア?!








「……あんたら何やってんの?」
「それはあたしが聞きたい!」
「っていうか教官も、朝起きたらいなくなってるって――ヤリ逃げでしょうが」
「ヤリ逃げって!!!ヤッってない!まだヤッてない!」

いわゆるヤルといえばそういうコトを致したという意味だと思ったが、キスだってやったらヤリ逃げと柴崎が笑った。

「それにしたってまあ、時間の問題じゃないのぉ?」
「な、なにが!?」
「同居はもうすぐ二カ月目が来て終わっちゃうのよ?一カ月半悶々として来て、晴れて恋人になった上に恋人同棲ゴッコはったの二週間、寮に戻れば一緒になんてそうはいられないしぃ?
ヤル事やるにはホテルで外泊しなきゃなんない訳よ」
「ホ!?」

ホテルって!ホテルっていえば……
先にシャワー頂きましたとかっていうアレだよね!?

いや今だって部屋でやってるけどなんていうかホテルの部屋と今のお部屋じゃ全然ムードが――。

「あんた、顔まっか」
「だって柴崎が変な事言うから!」
「変じゃないでしょうが。いい年した男女が一つ部屋にいるのよ?まあ寝る部屋は別々としても邪魔が一切ない訳だしぃ?」
「寝る部屋は別って――前はそうだったけど恋人は同じ部屋で寝るもんでしょ?お布団は教官が別々だっていうから別だけど」

そうだ、堂上だってその気があれば布団は一つでいいと言うはずだから、きっと別々という事はまだ時期尚早だと思っているに違いない。
冷めかけた味噌汁を一気に飲みして柴崎を見ると小さく肩を震わせていた。
俯きがちの体勢のせいか表情は良く見えないけれど泣いている訳がないのだからどう考えても笑っている。

「なんで笑うか!」
「いや――なんかあんたの勘違いとか、堂上教官の涙ぐましい努力とかを想像したら思わず」
「あたしの勘違いってなに?!教官の涙ぐましい努力って!」

堂上に涙ぐましい努力をさせているつもりはないが、何かやらかして気づける程の恋愛経験がない。
「何?!教官にあたし酷い事してる?!」
「いや、本当にひどいかどうかはもう本人のみぞ知るってやつだろうけど、あんたのその純粋さが教官に酷だわ」
「どう言う意味!柴崎!!」

縋りつくように柴崎に手を伸ばすとまあ落ち着きなとお茶入りの湯飲みを持たされた。
しぶしぶお茶を一口含むと柴崎が情報量と言いながら郁のなけなしのデザートをさらっていった。

「あんただって、恋人がキス以上の事するって事くらい知ってんでしょうが」
「知ってるけど!それは、なんていうかお付き合いして少しずつ――」
「だーかーら。別に期間なんて関係ないのよ?好き合ってるなら付き合ってすぐにそういう事するカップルだっているんだし」
「ええ?!だって、は――恥ずかしいじゃん」

いつかはそういう事もするのだろうとは思ってはいるけど正直それがすぐというのは全く想像していなかった。
キスをして手を繋いで、一緒に寝て少しずつ距離が縮まるものだと信じ切っていたからだ。

「いつしたって恥ずかしいもんは恥ずかしいでしょうが」
「それは――そうだけど」
「たまたまとはいえ上手く手に入れられた可愛い恋人がすぐ隣で寝てんのよ?キス以上はナシってそれは何の拷問よ」
「拷問ーーー?!」

拷問とまで言われて『へえ。そうなんだ』等と受け入れられるものではない。

「拷問でしょうが。恋人になったから一緒に寝ましょう。でもキス以上はしないでね、ってあんた」
「恋人は同じ部屋で寝るもんだと思ったから!」
「それは何してもOKよっていう状態の場合でしょうが」
「ええ?!そうなの?!キス以上をしない時は一緒の部屋で寝るべきじゃないの?!っていうか教官毎晩泣いてるってこと!?」

どうしよう!気づかなかったし!ていうか――気づいてる場合はどうすればいいの?!

最善策を柴崎に問おうとした瞬間、郁の分のデザートを食べ終えた柴崎が笑顔で立ち上がった。
「ちょっと!」
「もう昼休み終わりの時間だもの」

そう言われて郁が慌てて時計を確認すると休憩に入って既に45分は経過している。
しかも食事は半分が手つかずという状態だ。

慌てて残りを掻き込み始めた郁に柴崎が「じゃあ」と笑顔を残して立ち去って行った。







郁パニック。
んがしかし、あと数日で同居終わっちゃう?!
果たして郁ちゃんにこのパニックの回答を聞くチャンスはあるのか?!

堂上さんにサクラはサクのか!?(笑)
人間て不思議なもので、今日は聞きたい事がある!と思うと相手に会うチャンスがなかったりしますよね。
いつもなら毎日この時間にはここにいるはずなのにいない!という(微笑)

すれ違ったままベルトコンベアーゴールか!
それとも爽やかに自走でゴールか!

次の停車駅には止まりません♪(ええ?!)
07:00 図書館SS(堂郁)