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【植物図鑑】怖い映画は好きですか? =後編=

2009/11/23
おはようございます。

三連休ってあっという間ですね。
明日からまた会社なんて!!!悲しみの嵐です。

通販の再販ですがポチポチとお申し込みを頂きありがとうございます。
在庫はあと半分くらいなのでご要望がありましたら、よろしくお願いいたします~♪
昨日は本屋で山田南平さんのオレンジチョコレートを買ってみたり、樹なつみさんのヴァムピールを買ったりして漫画にふけってしまいました。

山田南平さんのオトナになる方法(久美子&真吾シリーズ)が結構好きで、その後の子供たちの未来を描いた番外を読んだら、懐かしいに火がついてしました。
ついでにオレチョコの男女入れ替わりというのがまたツボで(笑)
コレ堂郁でもやりたいなぁとすっごく思いながら読みました(結局ソコか!)

そんでもって樹なつみさんのお話は凄いなぁといつも感動します。
何というか世界観が!
基本影のある話ばっかりなんですが、この独特のうす暗さとその中にある明るさがいいなぁと。
八雲立つもデーモン聖典も良かった。。。。
続きが楽しみです♪
そして極めつけにJINを見て感動しつつ寝ました。


六時半に起きるぞオーーーーと叫びながら七時半に起きてしまった私。。。

一体ドンダケ寝れば気が済むのか(遠い目)


本日は植物の続きになります。

イツさや 年齢フリー 同居時代 テーマ:怖い映画は好きですか?







「準備はいい?」
「さやか、気合入れすぎ」
「イツキってホラーとかどうなの?得意?」
「……苦手って程じゃないけど、あえて見ようとはしないかな。だって怖いでしょ」
「イツキってカッコつけないよね」

普通、こういう時は怖くないよというのが定石だと思い込んでいた。
前の彼氏もそういえばそうだった。

別に怖くないといいながら、その実さやかよりも怖がっているのではないかと思った事もあったくらいだ。
そういう意味ではイツキは正直者。
もしくは、さやか相手にカッコつける必要がないと思われているかのどちらかだろう。

「怖いものは怖いよ。こういう作りものは怖く感じる様に作られてるから」
「確かに!シーンとした後にドカン!と怖いシーンが来ると心臓止まりそうになるよね」
「そこまで解ってても見たいってことは、さやか相当好きなんじゃない?」
「う……。否定は、しない」

怖いもの見たさという言葉がまさにピッタリだろう。
怖いものを見たいと思うのはどうしてなのか解らないけど、ストレス発散の一環なのかもしれない。

「明かりどうする?消す?」
「……最初消して、もしも凄く怖かったらつけてもいい?」
「了解」

笑いながら照明が落とされる。
段階調節なんて洒落た機能のある電気ではないせいぜい蛍光灯1本か2本か豆電球くらいの選択肢だ。
真っ暗になった部屋のラグマットの上にイツキと並んで座った。

画面の中では恐ろしげなタイトルの後、物語が始まった。



雨の降る中、急ぐ親子。

雨というのがこんなにも不安を掻き立てるのはどうしてなのだろうか。
全体的にグレーの多い画面にさやかの心拍数が上がる。



ヤバイ、怖い――。

チラリと横を見るとイツキは平然とした顔で画面を眺めていた。
さやかが思わず目を閉じる様なシーンの後も、さやかの方を見て「やめる?」と笑いを浮かべるほどだ。

物語が後半に差し掛かり恐怖が次第に盛り上がってくるともう駄目だった。
思わずイツキに抱きついていた。

画面の中では子供の泣き声や母親らしき女性の叫び声が上が響き渡っている。

「さやか」
「や、やめない。あとちょっとだし」
「意地っ張り」

じゃあこれで少しはマシ?と抱き寄せられて体中の血液が沸騰した。
怖いを吹き飛ばす勢いで恥ずかしい。

薄暗い夜の部屋で男女二人抱き合ってるって結構いい雰囲気じゃない?
普段イツキは夜のバイトに出てしまうので入れ違いの生活。
そして、土日の夜を一緒に過ごしても、それは大変堅実、健全を絵に描いた様な時間だ。

ちょっとは色っぽい雰囲気などが合ってなんとなくそんな関係になったりしないかな?と
淡い期待は何度も見事に打ち砕かれてきたが、打ち砕いている当人のイツキがそれを知るはずはない。

大変優秀な犬。と言って差し支えないくらいに【約束】をキッチリ守ってくれる。


が、今は状況がかなりいい感じかもしれない。
狙った訳ではなかったけど、これは勢いでってこともあるかもしれない。

再び画面に視線を戻したものの、心臓は信じられない早さでドキドキ高鳴る上に抱き寄せられたイツキの温もりが心地よくて頭がぼーっとしてきた。
最後の恐怖シーンで思わずビクっと震えると、抱き寄せてくれているイツキの腕に力が込められるのが解った。


そんなオプション、ずるい。

映画のエンドロールが流れ出して、やっとさやかは身体に入っていた力を緩めた。
隣ではイツキが片手を使って器用にDVDを片付けながら可笑しそうに笑っている。

「さやか、思った以上に怖がり」
「だって怖いものは怖いよ。そりゃ」
「いいんだけど、そろそろ離しても大丈夫?流石に俺も動揺しそうだし、絵的にもちょっとアレでしょ」

言われて、しぶしぶイツキから離れるとぽんと軽く頭を叩かれた。
電気つけるよと言われて一気に視界が光で溢れる。
眩しくて目を瞬かせていると、イツキが冷たいお茶を持ってきてくれた。


ああ、やっぱり駄目か。手ごわい。

「さやか?どうかした?」
「ううん、なんでもない」

なんでもなくはないけど、イツキはあたしを女扱いしてないでしょなんて言える訳ない。
それが約束なのだから当然だ。

冷たいグラスからお茶を一口。
それで肩に入っていた力が抜けた。

「こういうの見て、怖がってる女の子ってヤバイくらい可愛いし。さやか、観る相手は選んだほうがいいよ」
さらっとそんな事を言われて、イツキだから一緒に観ようと誘ったんだし!とは言えなかった。

「イツキは、大丈夫なんでしょ?」
軽く嫌味を込めた皮肉だったのにイツキは顔色一つ変えない。
ただ、躾ができてるからねと笑うだけだ。

そうだよね、噛まないんだよねとトドメの一撃を繰り出そうとした所でイツキがスッと席を立った。
空になった、さやかのグラスを手にしている所を見れば、お替りを用意しに行ってくれたのだと解る。

本当にどこまでも気が効き過ぎだ。

さやかが頬を膨らませていると、ふっと生温かい風が吹いた、そんな気がして一気に肌が粟立った。
「イ、イツキ!」
「なに?どうしたの?」
「なんか。きもちわるい感じしない?」
「――全然。もしかしてDVDのせいじゃないの?」
「そうかも、一気に鳥肌立った」

やっぱやめとけばよかったと思ってももう後悔先に立たずだ。

「今日寝られないかも――」
「……こっちに布団敷くなら添い寝してもいいけど?」
「ベッドは?」
「それは駄目」
「いっしょでしょ?布団敷くのと」
「シングルのベッドに一緒に入るのと布団二組を隣に並べるのじゃ全然違うよ」

何が違うの?
ベッドに一緒に入ったって何も起きないんじゃないの?
そんなさやかの疑問は口には出ていなかったのに、イツキはただ一言だけ苦い笑いで呟いた。

「俺も一応、性別男だよ。躾できてても、何も感じない訳じゃない」

何を感じてる?
イツキはあたしに何を感じてくれてて、一緒に寝たら何をしたいと思ってる?

さやかは全ての疑問の言葉を飲み込んで、客用布団をもう一組下ろした。




fin.







という訳で添い寝♪
でもベッドは無理だからお布団並べて添い寝。

おっとこれは今連載の堂郁でもできそうですが(笑)
さやかみたいに微妙なカンが良くないとこの話は成立しないというかなんというか。
郁ちゃんなら、そっかシングルの布団に二人じゃ狭いもんねという所に辿り着きそうな(笑)

この後のイツさやは手を繋ぐ訳ですが、イツキはきっとさやかの布団の中で手を繋ぐんだ。
手を出してると冷えちゃうよ。なんてな、ウキャ★

実はイツキもちょっと怖かったなあと思っていればいい。
朝起きたらくっついてたりしてな。

という訳で植物図鑑お久しぶりでしたがお付き合いありがとうございました!
07:53 植物SS(イツさや)

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