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名もない恋の話 =後編=

2009/10/03
皆様、おはようございますー。

土曜日ですね。昨日は明日お休みと思うと興奮してよく眠れませんでした(バカ!?)
なのに朝は眠くて仕方ないのです。
旦那を会社に送りだしたら眠ってしまいそうです。。。

今日は最終チェックをして問題なかったら入稿します。
前回もそうでしたが入稿する時と出来上がり品をみる寸前当たりが一番緊張します。
今回は初めてイベント会場に搬入で受け取りというスタイルなので、当日とんでもないものが出来上がってきていて売れなかったらどうしよーと思いながら、頑張って入稿します。

旦那がいないフリーダムなお休みをふっかり一人椅子で満喫しつつがんばります。
椅子よりやっぱり床近の座り方の方が私には楽みたいです。
たまに体育座り状態でネットしたり。

もっと早く床近に引っ越しておけばよかったです。


さて、本日は続きを!





堂郁 年齢フリー 恋人設定 テーマ:恋に頑張るオンナノコ♪








数コールの後、堂上の声が聞こえてくる。
『どした?』と問う声すら甘く聞こえてくるから重症だ。
「かさはられす」
『おまえ酔ってるな』
「何れわかるんですか!?エスパーか!」

意味もなくおかしい。
郁が盛大に笑うと見かねた先輩が郁から携帯をひったくった。

「堂上二正ですか?すみません、女子寮で飲み会してて女の子向けの日本酒を飲ませたら気に入ったみたいでガブ飲みして」

電話を取り上げた先輩に返してくらさいと絡みついてみるものの何故か足元がふらついて上手く取り返せない。
そうこうしている内に電話は再び郁の元へと戻された。

「二正が変わってくれって」
「もしもしーきょーかん」
『おまえちょっと下に降りてこい』
「共有スペース?」
『そうだ、ゆっくりでいいから』
「すぐにいきますっ」

まさか呼んでもらえるとは思わなかった。
「ちょっろいってきますー」
「ちょ!下まで送る」
「いーれすよーらいじょーぶ!」

何の根拠もない、なのに自信満々な郁に慌てて後輩である伊藤が付き添った。
「あの、あたしちょっとお水飲みたくなったから下まで行きます」
「あ、そーなのー?じゃあいっしょにいこうかぁ」

ふわふわとしたいい気分で下まで降りる。
時折、誰かが支えてくれたような気がしないでもなかったが今は早く堂上に会いたかった。

無事に共有スペースまで辿りつくとそこには難しい顔をした堂上が共有スペースで待ちかまえていた。
そして、郁たちを見つけるなり立ち上がる。

「見事にできあがったな。こりゃ」
「すみません、堂上二正。あたしが無理に誘ったんで」
「いや、飲み過ぎただけだろ。すまんなわざわざ」
「きょーかんー。日本酒っておいしーれすねぇ」
「ん。まあな。しかしなれないのにがぶ飲みするなお前は。全く」

苦い笑いを浮かべる堂上に郁が抱きつくと、堂上のいい匂いがした。

「きょーかん」
「解ったから、ちょっと風にあたるぞ」
「わーい。夜のおさんぽれすね!」


郁が堂上の腕に絡みつくと、「お先に失礼します」という声と小走りな足音が聞こえた様な気がした。



***


見てはならないものを見た。
そんな気がして伊藤は「お先に失礼します」という言葉を残してその場を離れた。

女子寮に続く扉のまで小走りに歩いてそっと振り返ると、郁が堂上に寄り添いながら
嬉しそうに笑っていた。

堂上もまたそんな郁を見ながら、優しい笑顔を浮かべている。

「わ……いいな――」

堂上と郁の仲の良さは寮内では有名だ。
伊藤にも好きで、好きで、大好きでやっと想いが通じた先輩がいる。
交際は順調だ。

けど好きすぎて失敗ばかり。

良い所見せようとしてもフォローされる様な事態になる事はしょっちゅうで
しかもキス以上に踏み出せないでいる事を同期に散々からかわれた。

彼氏可哀想。

そんな言葉を聞く度に私は大事な彼氏を傷つけてるのかと不安になった。
無理やり郁を呼びだしたのは、寮内イチ奥手と言われている事と
上官である堂上と付き合っているという点で相談に乗ってもらいやすかったからだ。

私はあんな風に、全身で好きってあの人に伝えたかな――。
こんなに好きなのに怖いって本当に思ってるのかな。

その時だった。ポケットに入れっぱなしだった携帯が鳴りだした。
彼氏だけの特別の着メロだ。

「も、もしもし」
『もう、寝てたか?』
「いえっ。まだ――。今日飲み会で」
『ああ、そう言えばそんな事言ってたな』

伊藤は受話器の向こうに聞こえない様にゆっくり深呼吸した。

「あのっ。先輩」
『ん?』
「今度の公休の前の日は一緒に――飲みませんか?」
『お前、酒弱いだろ」
「泊まりがけなら、ちょっとくらい大丈夫です」

精一杯の頑張りだった。
心臓が壊れそうだ。

なんでもいいから、何か言って!!

『……いいのか?一緒に寝るだけじゃ済まないと思うけど?』
「――いい……です」
『ん。解った。じゃあ良さそうな部屋予約しておくな』
「お、お願いします!」

もう後戻りはできない。

でもきっと大丈夫――。

全部で好きになって、全部を受け止めたらきっとあたしだって。

「先輩!」
『なんだ、どうした』
「だいすき、です」
『酔ってるのか?』

笑う声が受話器の中から聞こえて伊藤は頭を激しく左右に振った。
相手に見える訳もないのに――。

「酔ってません」
『なら、そう言う事にしといてやる』
俺も好きだよと少しだけ声がひそめられたのは近くに人がいたからなのかもしれない。

不器用な彼氏の真っ直ぐな言葉が伊藤は大好きだった。
お休みなさいと告げると、おやすみと帰って来た声が遠い。

次の公休にはきっと、目の前で――

彼の腕の中で言える。


おやすみなさいとおはようを二人だけの部屋の中で。







fin.






最後、伊藤ちゃんでおわんの!?
と思った方ごめんなさい(笑)


堂上さんと郁ちゃんは当然のことながら官舎裏でイチャイチャベタベタしている訳です。
郁ちゃんと堂上さんが余裕で伊藤ちゃんの存在を忘れています。
官舎裏で甘い日本酒味のキッスをして、腰砕けの郁ちゃんに
「お前は――こんな時ばっかりいい酔い方しやがって。クソッ」
こんなところじゃどこまで手ぇ出していいかわからんだろ。
と呟く堂上さんがいたらいいなぁ。

こんなとこじゃ手ぇ出したらダメだろ!!と皆に突っ込まれつつちょっと触って引っ込みがつかなくなるといいよね♪

そっちを期待していた方の方が多かったと思うのですが
タイトルが『名もない恋の話』なので!
伊藤ちゃんが郁ちゃんたちに煽られて?頑張る話だったんですねーうふふふふ。

郁ちゃんたちにはほら、ちゃんと名があるじゃないですか『図書館戦争』という名の恋の物語なので(笑)


郁ちゃんたちに触発されて、頑張った女の子もいるだろう!という話でした(笑)

頑張れ!!女の子!

裸で特攻しろとかそんなんじゃないからな☆



07:00 図書館SS(堂郁)

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