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寄贈品:逃げて!たねさん!!

2009/09/10
こんばんは、逃げなきゃならないたねです。

足怪我のお見舞い?に素敵な寄贈品を頂きましたので皆様にお届けします。
自分がよもや逃げなきゃならない辺りがたまらなくツボでした(笑)

みよ☆様ありがとうございます!!!


今宵はニマっとしながらお休み下さい。

ではでは良い夜を!!



【逃げて!たねさん!!】  byみよ☆ 様




「堂上教官!」

昼食を終え、事務室に戻ろうと庁舎へと続く通路を歩いている途中郁に声を掛けられた。

「…何した?」
「ちょ!何でそこであたしが何かしでかしたみたいに言うんですかっ」

心外ですぅー!
ぷくりと頬を膨らませムクれる姿に苦笑し、宥めるように頭を軽くポンポンと叩いた。
それだけで拗ねた顔がフニャリと笑み崩れる。その単純な変わりようが余りにも可愛らしく自然と堂上の頬も緩む。


「すまんすまん。で、どうした?」
「この本読んだことありますか?」

すっかり機嫌を直した郁が抱えていた本を堂上に示す。

それにつられて視線を向けると、本のタイトルが目に飛び込んできた――。

――『図書館妄想』


「いや、読んだことは無いな。話題本か何かか?」

郁から本を受け取り、背表紙を確認しつつ尋ねた。


――『たね  幸福の花出版』


やはり作者の名にも聞き覚えがない。
出版社名も堂上の記憶に無い事から最近創設されたばかりの出版社だろうか。

「いえ、そうじゃないんですけど。たまたま図書の返却作業してる時につい気になるタイトルだったから借りたんです」
「確かに目を引くタイトルではあるな」
「女性に結構人気があるみたいで――。でも読んでみてびっくりしたんですけど、話の舞台とか登場人物とかがあまりにもあたし達の周りと似てるんですよ!」

郁の主張を聞いて思わず眉間に皺を寄せ、パラパラと本をめくる。
大筋をさらってみるとなるほど確かに自分達周囲の環境に酷似している。

「……偶然にしては出来過ぎてるな」
「そうなんですよね。登場人物の名前とかも聞いたことのある名前ばかりだし……。あ、でも!登場人物似てるんですけど、やっぱり違うなーって所が結構あって」
「ほう、例えば?」
「あたしこんなに迂闊でだだ漏れじゃないですし」
「いや、充分迂闊でだだ漏れだぞ」

そこはさらりと断言する。
教官ヒドい!と堂上の肩を叩く郁を笑いながら軽くいなし、話を続ける。

「他には?」
「そうですねー。小牧教官はかなり鬼畜になってるし」
「………」
お前が知らないだけであいつは結構鬼だぞ。

口に出せば恐ろしい報復をされそうなので言わないが。

「あ、手塚はそのまんまかな」
「それもどうなんだ?なんだか手塚が可哀想になってくるぞ……」
「あと、柴崎はなんだかあたしにラブラブっぽいし」
「……あながち間違ってはないんじゃないか?」
いつも俺に対抗するような態度も見せるしな。
そう言ってやりたかったが、まるで柴崎をライバル視してますと宣言するようなものでなんとも決まりが悪くその一言は飲み込んだ。


「あと、堂上教官が一番別人でした」
「そうなのか?」
「はい。厳しくてやさしい所は似てるんですけど――」
そこで一旦言葉を切り、郁は何故か頬を染め器用に上目遣いで続けた。

「む…むっつりスケベで、ものすごく…せ、性…欲が強い人みたいに描かれてるんですよ!」
「!!!」

全然違いますよね!!

満面の笑みで断言する郁にすぐには応えられず、何とか絞り出した声も動揺のあまり掠れていた。
「あ、ああ…そウ…ダな……」

そうですよねー。
偶然ちょっと似てるだけですよね!

郁はこちらの葛藤など感知せず、うんうんと一人頷いて納得している。

堂上はなんとか動揺から立ち直ると、本を掲げながら尋ねた。

「俺もコレ読んでみたいんだが、借りてもいいか?」
「あ、はい。もうあたし読み終わって後は返すだけなんで」

堂上に本を預け、郁は更衣室に寄ると言って軽快な足取りで立ち去っていった。

その姿を見送りつつも堂上の頭の中は目まぐるしく回転していた。



くそっ。
どこから覗いていやがるんだ!?
疑いたくはないが図書隊内部の人間か!?


これから郁にしようと思っているアレコレを覗き見されたら堪ったものではない。


絶対に草の根分けてでも素性を突き止めてやる!!!

そう心に固く誓い本を握る手に力を込めた。


先ずは出版社に問い合わせるべく堂上は事務室への道のりを急いだのだった。



お☆わ☆り





やばい!逃げなきゃ!!!!!

堂上さんにコロサレル(笑)
なるほど郁ちゃんから見たら堂上さんがそんなに性欲魔人な訳ないんですよね。うんうんと笑ってしまいました。
でも堂上さんは的確に己をしっていると!
まあ素敵♪こんな形で搭乗できるとは思ってもみませんでした。

相変わらず素敵なセンスで笑ってしまいましたよー。
そして足の痛みなんてポポイノポイでした。

素敵なお見舞いありがとうございます。みよ☆さま!!!!
19:05 寄贈品

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