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寄贈品:なんちゃってCM2 After2

2009/08/04
皆様、おはようございますー。

火曜日ですね!!
まだまだ暑さ全開ですが今日も頑張っていきましょう~。

本日は寄贈品です。
しっぽ様からSSを頂きました!!!

しっぽ様ありがとうございます♪

なんと、まの亜様とコラボさせて頂いたなんちゃってCM2のその後を妄想して下さいました。
広がる妄想の輪に顔がニンマリしてしまいます~。

一言置いて言って頂ければ、しっぽ様にお伝えしますので宜しければどうぞ~☆

危ないほどの表現はありませんが一応R15指定で。

15歳未満の方閲覧ご遠慮くださいませ。





「教官、お願いがあるんです」
郁がお強請りしてきたのは情事の真っ最中、ベッドの中からだった。

「『お願い』?」
ベッドの端に座り、郁に背中を向けていた堂上は肩越しに振り返った。
その手には未開封の『プリンセスゴム』――桃色のプリンセスイルカがプリントされたパッケージ。
まさに封を切ろうとした瞬間に声を掛けられたのだ。

肩越しに見やった郁はシーツを胸まで引き上げて、堂上を見上げながらコクリと頷いた。
その瞳は潤んで艶っぽく耀き、上気した頬は薔薇色に染まっている。

こんな場面にそんな顔で恋人にお強請りをされれば、この後の行為に対する『お願い』だと思うのは
当たり前の事だろう。

この先を拒否するような『お願い』でないことは、準備の為に郁から身体を離す前に確認してあるので
分かっている。
となれば、『お願い』は行為そのものに対してだと思うのも当然のことで…。
初心な郁がそういったお強請りをしたことはついぞ無く、堂上は自分の心臓が跳ねるのを感じた。

手加減してくれ、なんてお願い以外だったら何でも聞いてやる。
そんな想いとともにパッケージを引き裂いた。


「あーっ!」
背後から上がった郁の声に堂上は慌てて身体ごと振り返る。
「いきなり大声なんか出すな!…で、何があった?」
堂上の険しい表情に、郁は怯んだように身体を縮こまらせた。
「すみません。でも、その、パッケージが…」
郁はシーツを更に引き上げて顔の下半分まで覆い隠すようにしながら、上目遣いで窺ってくる。
「パッケージって、これのことか?」
人差し指と中指で挟んだ、劣情のままに破ったイルカのパッケージを郁の目の前に翳せば、
郁はコクンと頷いた。
「それ、すごく可愛いからいつも捨てるのがもったいなくて。だから、きれいに開けてもらって…」
「持って帰ろうとでも思ったのか?」
先回りして問いかけてやると、案の定、郁はもう一度小さく頷いた。

郁はいつでも堂上の予想の斜め上を行く。
今回もそうだ。
いくらお気に入りのキャラクターがプリントされているとはいえ、開封済みのパッケージを持ち帰りたいと
言い出すとは思わなかった。
しかもそれが郁からの『お願い』の内容とあっては、色々なことが萎えかける。

「教官?」
黙り込んでしまった堂上を不安そうな目をした郁が覗き込んでくる。
堂上は眉間にしわを寄せ大きな溜息を零すと、郁の額をデコピンの要領で軽く弾いた。
「おまえ、分かってるのか?
こんなもんの開封済みのパッケージを持ち帰るなんて、まるで『戦利品』みたいだろうが」
「『戦利品』…ですか?」
きょとんとする郁に、堂上は仏頂面で頷く。
「『コレを使ってそういう事を致して来ました』って言う意味の戦利品だ」
堂上が言い放った途端、郁の顔が火を噴きそうな勢いで真っ赤になった。
「そういう意味じゃないですから!本当に可愛いなって思っただけで!だから…!」
なおも何か言い募ろうとする郁の口を、堂上は唇で強引に塞いだ。
触れるだけのキスを何度か繰り返すうちに、郁の興奮も収まっていく。

十分に落ち着いた頃合いを見計らって唇を離し、堂上は鼻先が触れそうな距離で郁を見つめた。
「おまえがそんな理由でパッケージを持ち帰ろうとしてたんじゃない事くらい、分かってる。
でも、持って帰りたいなんてもう言うなよ」
堂上が苦い笑みを浮かべると、郁は「はい」と小さく返事をする。
「いい子だ」
ご褒美のキスを鼻の頭に落としてやれば、郁はくすぐったそうに目を細めた。
その様子に満足げに微笑んでから、堂上は郁の耳元に顔を寄せる。
「それじゃあ、さっきの続き、してもいいな?」
囁くような問いかけに、郁は頬を紅色に染めながら頷いて見せた。


                    *****


事後処理の為に離れていた堂上が傍らに戻ってきた途端、郁は待ち構えていたように擦り寄った。

胸に顔を埋めると、堂上が小刻みに震えていることが分かる。
「教官?」
不思議に思って顔を上げれば、笑いを噛み殺す態の堂上と目が合った。
「なに笑ってるんですかっ!?」
拳で軽く胸を叩かれてもどこ吹く風で、堂上は笑いを収めようとはしない。
むしろ楽しげに声を立てて笑い始める始末だ。
「教官!」
上目遣いで睨まれて、やっと堂上は笑いの余韻を残しながらも「すまん」と詫びを入れる。
「いくらお気に入りのキャラクターがプリントされてるとは言え、開封済みのアレのパッケージを
持ち帰りたいなんて言い出すとは思わなかったからな」
蒸し返された話に、郁は頬に朱を散らした。
「そのことは忘れて下さい!」
羞恥のあまり目の前にある堂上の胸に抱きついたが、堂上の腹筋がまだ引きつるように震えている
ことに気が付いて郁は盛大に頬を膨らませる。
「いつまで笑ってるんですか!」

堂上に背を向けてしまった郁が「小牧教官みたい」と呟くと、背中で感じていた堂上の笑いの
余韻がぴたりと止まる。
それと同時に背中から抱き締められた。
「こんなところで他の男の名前を出すな」
堂上の不機嫌そうな声に笑い出したくなったが、郁は敢えてツンとした態度をとる。
「教官が悪いんです。忘れて下さいって言ったのに、いつまでも笑ってるから」
「すまなかった」
素直に詫びの言葉を口にしながら、堂上は更に強く、郁の身体を抱きすくめた。
その腕の力強さに郁の口元は自然と綻んだ。


「そんなに好きか、あのイルカ」
背中から伝わってくる堂上の温もりにうっとりする郁の耳元を、堂上の吐息のようなささやきが掠める。
郁はコクリと頷いた。
「だってすごく可愛いし、見ていて気持ちが和むけど、元気にもなれるって言うか…」
一所懸命に自分の気持ちを説明しようとする郁をもう一度抱き締めてから、堂上は起き上がった。
「教官!?」
背中の温もりが急に消えたことに驚いて慌てて振り返った郁に、堂上は微笑みかける。
「心配するな。すぐに戻る」

短く言い置いてベッドを抜け出した堂上は、宣言どおりすぐに戻ってきて郁に何かを手渡した。
「何ですか、これ?」
透明なビニールでパッケージングされたそれは、ビニール素材でちゃちな造りの小銭入れのようだった。
「携帯用の灰皿、というか吸殻入れだな」
ベッドの中に潜り込んで来た堂上の顔と手の中にある物を見比べながら、郁は目を瞬く。

郁も堂上も煙草を吸わない。
それなのに何でこんな物を?

疑問符だらけの郁にふっと笑みを零すと、堂上は郁の手から吸殻入れを取り上げる。
「待ち合わせの場所でお前を待っている時に無料で配布しててな、手渡されて思わず受け取ったんだが…」
言いながら堂上はパッケージのビニールを開き、中の吸殻入れを取り出してスナップボタンの付いた蓋を
開いた。
そこでベッドサイドに目を移し、箱ごと置いてある『プリンセスゴム』に手を伸ばして桃色のプリンセスイルカ
と青色のプリンスイルカ、そのパッケージを一つずつ取り出して吸殻入れに収める。
そして蓋を閉めてスナップボタンを留めた。

「持ち帰りたいなら、せめて未開封の物にしろ」
吸殻入れを郁に差し出しながら、堂上は喉の奥でくつくつと笑う。
「これなら、おまえがそこら辺に落っことしても、ぱっと見、アレだとは分からないからな」

郁の手に戻ってきた吸殻入れは幾何学的な模様がプリントされているだけのシンプルな物で、
見ただけでは吸殻入れだということも、まして中身がアレだということも分からないのだが…

「あたしが落とすことは大前提なんですか?」
不服そうに唇を尖らせる郁に、堂上は余裕の笑みを返した。
「それなら、絶対に落とさないという自信があるのか?」
反対に訊かれて郁は「うっ」と言葉を詰まらせる。

自分がちょっと…いや、かなり迂闊で粗忽者だという自覚は郁にだってある。
「自信は…ないです」
悔しそうに俯く郁の頭を堂上はあやすようにポンポンと叩いた。
「分かったならそれに入れたまま、あの何でもかんでもぶち込む財布にでも突っ込んでおけ」
「財布に…ですか?」
それはちょっと…としぶる郁に堂上が問いかける。
「下手に部屋に置いといて柴崎に見つかったら、どうなると思う?」
郁はルームメイトの端正な顔を思い浮かべながら、想像をめぐらせてみた。

柴崎ならコレの本来の用途が吸殻入れであることは容易に見抜くだろう。
それどころか、蓋も開けずに中身がアレだということも言い当てそうだ。
そうなればいいようにからかわれることは想像に難くなくて…。

「財布に入れておきます」
神妙な面持ちで頷く郁を見ながら、堂上は底意地の悪そうな笑みを浮かべた。
「そうしてくれ。その方が俺も安心だしな」
「教官が?安心?」
意味が分からず首をかしげる郁に、堂上はニヤリと笑って見せる。
「俺の持ち合わせが無かったとしても、2回はできるってことだからな」
言われた言葉に郁の顔は一瞬で紅潮した。
「教官!」
怒鳴ってはみたものの、郁は二の句が継げずに口を開閉させることしか出来ない。

その様を堂上は楽しげに眺め、思い出したように付け加えた。
「あぁ、使った後はちゃんと補充してやるから、心配要らないぞ」

「そういうことを言ってるんじゃないです!」
顔を真っ赤にした郁は「教官のばか」と言い残し、シーツの中に頭まで潜り込んでしまった。

もぞもぞと動くシーツを見る堂上の瞳はこの上なく優しく、シーツに隠れてしまった恋人が可愛くて
堪らないと語っている。
堂上は郁の頭がある辺りをポンポンと軽く叩いた後、シーツごと郁を抱き締めた。
「ちゃんと財布に入れておけよ」
ささやくような確認に、ついさっき堂上が叩いた辺りがわずかに動いて「はい」とくぐもった返事が
返ってきた。

「いい子だな、郁」
郁が見ていたら「蕩けてる」と表現しそうな笑みを浮かべた堂上は、ご褒美のキスをする為に
郁を覆っているシーツを引き剥がしにかかった。



fin.





わー!わー!わー!!!!
あの後こんなやり取りが!
そのパッケージをくださいが物語になるとは(笑)
そりゃやっぱり使用後ケースはダメですよねぇ。この後柴崎に、お金おろすの忘れちゃった。
明日返すから1000円だけ貸して。

と言われて、んー財布から持ってってーちゃんと返してよね。
なんてウッカリ言っちゃったら、「あら、コレ何かしらぁ?」

なんて柴崎がニンマリと指先に挟んでつまみだしたのは・・・
ペアイルカ入りのビニールケース。

ギャーーーーーーーーーーーーヤメテ!!!

なんて取り返しにかかる郁ちゃんが頭に浮かびましたよ(笑)
「あんたにまで持たせるなんて、あの人どこで手ぇ出すつもりなんだか」

なんて言われて違うー。パッケージが!!なんて真っ赤になりながら言い訳するといいですよね。

素敵なお話を生みだしてくれたしっぽ様、まの亜様に感謝というなの絶叫を送ります。

キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー♪
07:00 寄贈品

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