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寄贈品:Memory's AfterStory (後編)

2009/06/26
おはようございます。

金曜日ですね!!!
明日はカミツレデートです。元気よく行けるように頑張らねば~。

一蓮托笑 安積 様より頂きました。ついに最終話です。

※一蓮托笑様は18歳未満閲覧禁止サイト様となっております。ご注意くださいませ~。

安積様!ありがとうございます!

一言置いていってくださいましたら、安積様に転送させていただきますので宜しければ、お願いいたします。

尚、当方で連載していたMemory'sを読まれていないようでしたらそちらを先に読んで頂いた方が
内容が解りやすいかと思います。(INDEX2からどうぞ★)



堂郁 R18指定 恋人設定 テーマ:Memory'sで郁が大阪から戻った夜です。


ごめんなさい18歳未満閲覧禁止です!





「……似合ってる」
「見てるだけでも十分奇麗でしたけど、ネックレスにしても奇麗ですよね。……そうだ。教官、知ってました? これって手作りなんだそうですよ。一つ一つ職人さんが作ったもので、同じものは一つとしてないんだそうです」
 今まで手の平の上で音を奏でていたガムランボールを郁は指でわざと揺らして鳴らせてみた。繊細で耳に優しく響く音色はいつ聴いても心地良い。すると堂上も手を伸ばしてきた。思わず強張ってしまった身体に堂上も気付いたのだろう、苦笑しつつ、真似するようにガムランボールを揺らした。
「いい音だな。俺のものより繊細な音がする」
「そうですか? 教官って耳も良いんですね」
「バカ、そうじゃない」
 何故か不満げに否定されてしまい、郁が不可思議な顔をすると、いきなり首筋に唇の感触がした。
「ひ、ひぇぇ──!?」
「お前が持ってるから、そういう音に聞こえたんだ」

 少しは深読みしろ──首筋に当たるように喋るのは、わざとだということぐらい郁も分かった。だが深読みしろというのは──必死に言葉を反芻し、まさか、いやでもやっぱり──などと押し問答繰り返した後にようやく出した答えに郁は頬を赤くした。

「……ええと、あたしはこんなに奇麗じゃないです……よ?」
 もし間違っていたらこのまま堂上を振り払って敵前逃亡コースだ。だがその問いに堂上は満足げに微笑んで、座っている郁ごと椅子を動かしたかと思えば、いきなり腿に腕を回し、一気に郁を抱き上げた。
 これはまさかという類のものではなく、この態勢は正にお姫様抱っこ──? 鏡に映る自分に郁は沸騰するかのように顔を真っ赤にした。
「ちょ、きょ、教官──!!」
「いいだろ。今夜ぐらいは大目に見ろ」
 いやそういう問題はなくて──郁がパニックになっている間に堂上は酷く楽しげに郁をベッドの上に寝転がせた。自分の身体がゆっくりと沈むのと同時に更に深くベッドが沈んだ。明るかった視界が堂上によって遮られると、もう抗議どころではなくなってしまった。

 待ち望んでいたように唇を塞がれ、額や頬に張り付いてしまった髪をそっと指で払われる。僅かに感じる堂上の身体の重みが懐かしく、郁は沸き起こる感情のままに堂上の背中に手をまわした。大きなその背中にぎゅっと浴衣を掴みと、キスは更に激しくなり、あの時以上に堂上が求めていることに気付いた。
 深く息を吸うように唇を離すと、僅かに堂上の表情が視線を捉えた。いつもとは違う少しだけ余裕のない堂上がそこにはいた。
「……すまん、性急すぎるな」
 それはきっと腿にあたる熱い塊を指しているのだろう。それに郁は首を横に振った。
「いいです。あたしも……同じだから……」
 手の平で堂上の頬を包み、触れるだけのキスをした。すると堂上は心底困った顔をして、
「昔言わなかったか? 直接触れられると変になるって」

 ああそういえばそんなこともあったっけ──さほど昔の話ではないのに、随分と昔のような気がする。
 いつも困らせるのは堂上ばかりで、つい困らせたくなってしまった。自分でも意地が悪いなと思いつつも、そんな堂上が見てみたい欲求に負けてしまう。
「変になりましたか?」
「もう変になってる。……分かりきってることを訊くな、バカ」
 照れを隠すように額にキスを落とす堂上の不器用さが愛しくて、
「だったら同じですね、あたし達」
 耳元でそう囁くと、バツが悪そうな声色で「アホウ」と返されてしまった。


 久しぶりに触れる堂上の手はあくまで優しく、だが容赦なかった。郁が弱い場所を的確に当て、追い詰めていく。
 手の平がなぞる軌跡を追うようにキスの雨が降る。ささやかな胸にも当然のように降り注がれると、苦しさと切なさで胸が張り裂けそうになった。

 ああ、これが堂上教官なんだ──好きな人に触れられると、こんなにも胸がいっぱいになってしまうことを郁は思い出した。
 それが嬉しくて、悲しくないのに感情の糸が途切れてしまったように、啜り泣くことを止められない。

「ご、ごめんなさい教官、あたし、」
「分かってる。分かってるから、謝るな。お前が謝ったら俺も謝らなくちゃならないだろうが。お前がどんなに泣いても──もう止めてられそうにない」
 泣く姿を見られたくないと両腕で顔を隠していたが、それを堂上は取り払った。濡れた目尻に唇を落とされ、あやすように額や頬にもキスをしてくれた。

 そして宣言したように、唇は首筋を滑り落ちていく。その感触にぞわぞわとしたものが身体を取り巻いた。だがそれが悪寒の類ではないことを郁の身体は知っている。
 脚の内側をそっと撫でられて、思わず身体が強張った。堂上がこれからどうするのか──、

 あっ、と気付いた時には、もう遅かった。ぴたりと閉じていた扉をこじ開けるように熱い塊が入ってきたのだ。
 その質量に息を飲む。こんなに苦しいものだったのだろうか──そのことすら忘れていた郁の身体はなかなか堂上を受け入れようとしてくれない。

 鈍い痛みと圧迫感と共にじわじわと競り上がってくるそれが、その場所で動きを止めた。どうやらそれが最奥らしいと、郁が深く息を吐くと、それを待っていたようにぐっと腹を押し上げられた。
「──っ、あぁっ!」
 もう奥などないと思ってた場所を押し上げられ、痛みと同時に痺れが全身を駆け巡る。
 それと同時にようやく思い出した。
 これが繋がるということなのだと。

 何もしていないのに、ただそこに堂上がいるだけだというのに、それだけでこんなにも感じてしまうのだということを──まるで欠けていた型にぴたりとはまる、その感覚を。

 僅かに息が整うと堂上がゆっくりと身体を動かし始めた。じれったいほどに時間をかけて郁の中を往復する。抜かれる度に甘い声を漏らし、押し付けらる度に息を呑み込んだ。
 それを何度繰り返したか分からない。もう身体中が自分の意思とはかけ離れたものになって、堂上の動きをひたすらに受け止めた。

 一際堂上が腰を打ち付けられると、全身を貫くような快感から無意識に背中を弓なりに反らしてしまった。ベッドと背中に空いた僅かな空間に手をまわされたかと思えば、身体を起こされててしまう。
 ふらつく身体をしっかりと抱きしめられた。その力強さにそっと視線を下ろすと、堂上は額に汗をかき一際険しい表情をしていた。

 それが快楽を理性で抑えつけているからだということは知っている。そうさせているのが他でもない自分だということが、郁は嬉しかった。いわゆる女の子、女性というものにコンプレックスがあるせいなのかもしれない。それも堂上と付き合う中で少しずつ薄れつつあることは郁自身も気づいている。
 最初は変わってしまうことへの不安もあったが、それでいいと堂上は教えてくれた。それが笠原郁という人間なのだと、ずっと見守ってくれていた。

 想いを伝えるように堂上の頭をぎゅっと抱きしめると、胸元に唇が当たる感触がした。吸いつくリップ音と共にこの場に似合わない涼やかな音が耳に響いた。
 何の音だろう──思いを巡らす前に下から激しく突かれてしまった。

「やっ、ん、んん──っ、」
 同時に奥を擦り付けるような動きをされると、もう頭の中は真っ白だ。甘く容赦のない疼きに涙は頬を伝い、汗か涙かすら分らないものが幾度となく堂上の身体に落ちていった。

 もうダメ、教官、あたし、もう──。

 声に出すことも出来ずに唇を噛みしめて、その瞬間を迎えた。

 互いの愛液でぐっしょりと濡れた茂みに隠れたそれを堂上は探り出し、指の腹でやんわりと撫でたのだ。郁の意思とは別に、身体の芯を焚きつける膨れ上がった塊を締め付ける。

 ゴム越しに熱いものを吐き出す堂上の表情を霞んだ視界に捉えつつ、今も聞える音色が胸元で揺れるガムランボールからするものだということに、郁はようやく気付いた。


                        * * * * * * * *


 堂上がシャワーから戻ってきても、郁は眠ったままだった。
 覚えたてのガキのように求めてしまったのだから、郁にはさぞかし堪えたに違いない。それでなくとも約半年ほどのブランクがあったのだ。郁の心は開かれていても身体は硬かった。それは郁が許した相手は自分以外にはいなかったという証のようなもので、そんなことだけで浮かれてしまいそうになる自分に堂上は苦笑するしかない。

 ベッドの淵に座ると、その沈みのせいなのか郁がごろりと寝がえりをうった。郁はまだ何も着ておらず、大胆に胸元を晒す格好になってしまった。
 恥じらいのないその勢いのよさに堂上は小さく笑う。この堂々ぷりが起きている時に少しでも発揮されれば──だがそう巧くいかないところが郁らしい気もする。いつまでも行為に必要以上の恥じらいを抱いてしまう郁をもどかしい思いつつも、そんな初心な態度に煽られてしまうのも事実だ。

 このままでは風邪をひいてしまうと肌蹴た毛布を胸元までかけてやろうとした時、はずみでネックレスが揺れた。火照った指先に触れるガムランボールはひんやりと冷たく心地良い。
 表面に細工された模様をなぞりつつ、このピンク色の石は何だろうかと思いを巡らせた。小牧などが見れば名前が分るかもしれない。堂上の持つ白い石を見た時もすらすらと石の名前を上げていて、その知識の深さに驚き同時に呆れてしまった。疎い堂上にはピンクの石の名前一つすら思い浮かない。
 シャラリ、シャラリ──

まるで楽器が奏でるような音は神聖そのもので、耳にとても心地良かった。郁が起きないことをいいことに、堂上はしばしの間その音色を楽しんだ。
 だが流石に続けていれば郁も起きてしまうだろう。疲れている身体を無理に起こすことは本意ではない。名残惜しそうに最後に胸元で光るガムランボールに唇を落とした。
 身に着けていると願い事が叶うのだということも──小牧は一緒に教えてくれた。

 この手のものを堂上は信じない。願いは叶えてもらうものではない、自分で叶えるものだと思っている。それでも、今だけは、
「どうか今度は郁の願いを──」


 続く堂上の言葉は優しい音色に溶けるように消えた。




fin.




堂上さん!郁ちゃんの願いはもう叶ってるよって叫びたいですよね?!
この堂上さんに修行は必要ないです。

堂上さん良かったねぇ。郁ちゃん良かったねぇとこっちがガムランボールシャラシャラ振り回して大興奮してしまいました!!

俺のより繊細な音!お前が持ってるからだなんて!!!!!
すごい殺し文句。
教官あたしを殺すつもりですか?!

アホウ、人聞きの悪いことを言うな

なんていつもの笑いを交えつつ、交わってしまうがいいよと。
素晴らしい二人の再会逢瀬を読むことができて感動ひとしおです。

安積様、ありがとうございました!!!!!堪能させていただきました。
07:00 寄贈品

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